冬晴れの下、御茶ノ水駅に降りて、1月25日(日)期間限定コースの最終日、ハトちゃんは「御茶ノ水駅開業110周年記念 幸を求めて新春の神社めぐり」に行って来ました。
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〔コース〕
スタート 東京都水道歴史館→小石川後楽園→印刷博物館→筑土八幡神社→毘沙門天 善國寺→東京大神宮→築土神社→昭和館→東京国立近代美術館工芸館→気象科学館→京都便利堂→栄寿稲荷神社(五十稲荷神社)→幸徳稲荷神社→太田姫稲荷神社→神田明神→御茶ノ水駅
順天堂大学病院の前を横切って、スタート地点の「東京都水道歴史館」へ。9時30分スタートで10分前に到着。最終日ということもあり、二十数人が並びました。JRの駅員さんが来て、入館後、「東京水」ペットボトル1本もらいスタート。
3回目の来訪ですが、見学者とともに館内を見学。入館は無料。館内には、江戸、東京の生活に欠かせない水道の歴史のパネル、模型、貴重な資料が展示・紹 介されていて、近代水道に至る水道の歴史を学べます。
本日はゴールがないのに、駅ハイビンゴのスタンプが、JR御茶ノ水橋口にあるとのこと。途中で地下鉄で帰る予定の小生は、元来た道を引き返します。後から来た駅ハイ参加者と出会います。ゴールがない場合は、スタート場所にスタンプを置くべきだと思いますが...。
コースは、水道歴史館から外堀通りを水道橋方面ですが、またスタート地点に行くのは嫌だったので、電車の反対側の坂道を進みます。御茶ノ水駅傍で、交番横にひっ そりと残っている「お茶の水」 の石碑を見学。
1596~1615年(慶長年間)に、神田山の麓の高林寺の庭に湧き水があり、2代将軍徳川秀忠に献上すると、「大変良い水」と褒められたとのこと。以来、この水を献上し続けて、「お茶の水」と呼ばれるようになったといわれています。
その後、水道橋駅で、コースの外堀 通りに戻ります。信号待ちで、甲府から来られた女性ハイカー二人連れと立ち話。同行して歩くことに。東京ドームシティーと後楽橋前を通過。 平日というのに、行き交う人が多数。
その後、飯田橋駅方面へと向かいます。右手角に、ハトちゃんが仕事でよく来ていた「ハローワーク飯田橋」があり、「小石川後楽園」の案内表示があり、右折。
小石川後楽園の出入 口へ〔1629年水戸徳川家の祖である頼房が中屋敷として造ったもので、光 圀の代に完成。回遊式築山泉水庭になっていて、中国趣味豊かな庭園で、国の特別史跡・名勝に指定されている〕。修復中の箇所がありましたが、入園して、正面にビッグエッグをバックにした泉水、庭を眺めます。ここで、二人連れと挨拶して別れ、次のポイント印刷博物館へ向かうことに。
白鳥橋など、少しわかりづらい場所はありましたが、首都高速5号線の下の目白通りに出ると、神田川が高速道路の高架下を流れています。
高さ95.8m(地下3階、地上21階、塔屋1階)の凸版印刷(大日本印刷と並ぶ印 刷最大手の会社)のトッパン小石川ビルがひときわ高く聳え立っています。
地下1階に、創立100周年を記念して、印刷に関する日本初の本格的な博物館を2000(平成12)年に開館して、印刷の様々な姿を歴史に沿って、過去、現在、未来への発展を解説する貴重な展示があり、カレンダーを自分の手で刷って作り上げる体験コーナーもありました。また、活字を使った印刷工房でも申込み制で体験できます。1階にはクラシックコンサートホール&ギャラリー、2階は総合展示場とレストラン&カフェがあってくつろげます。
前回入館したので今回はパス。館内は広くて、木目調のフロアに弱めの間接照明で、展示物を引き立たせる工夫が施されています。入場料は一般大人は300円ですが、65歳以上は無料です。
その後、中之橋を渡って、直進。通りの近隣には、中小の印刷工場や出版社が多くあって、小生が若い頃、出張校正や打ち合わせに通っていて、地蔵通りで、一杯飲んで帰ったことを思い出しました。
交差点右方に筑土八幡神社〔1200年の歴史があり、江戸藩主の城郭があったとこ ろで、筑紫宇佐八幡宮の土を取り寄せたことから名づけられた〕へ。
石段を上ると、境内には小学校唱歌で「金太郎」などの作曲家、田村虎蔵の五線譜と歌詞の書かれた顕彰碑を見学。
大久保通りを早稲田方向に進むと、神楽坂上へ。
飯田橋駅方向まで、神楽坂を下ります。神楽坂のメイン通りには、駐車してい る車が多く、車は片側が通れるスペース。広い歩道を、道行く人が行き交います。
飲食店が多く、たまに和服店、小物店など、昔の風情の残る店が、わずかですが残っています。
昔は、東京では芸者というと神楽坂が有名になりましたが、石畳の残る横丁や裏道に入ると、高級な飲食店や黒い塀、竹塀の料理屋も点在しています。
坂の途中にある善国寺・毘沙門天〔日蓮宗の寺院で毘沙門天像を本尊とし ていて、出世稲荷が境 内にあり、縁日に夜店が開かれた発祥地〕に立ち寄ります。観光バスツアーの団体客や七福神めぐりの参拝客もいました。
飯田橋駅西口前は、外堀公園沿いに新しい高層ビル 「ステージ ビル」と「プラウドタワー千代田富士見」が建っていて、学生街らしく学生の姿が多く目につきます。小生の勤めた大学も近くにあり、懐かしい感じ。
細い路地を抜けると、左手に東京大神宮〔1880(明治13)年に東京における伊勢神 宮の遥拝殿として創建された。神前結婚式創始の神社で、、「東京のお伊勢さま」と称され親しまれている〕へ。出入口が一方通行になっていて、御祈祷やおみくじなどで、並んでいるほどに大盛況。
参拝後、コースに沿った細い道を進むと、目白通りの歩道橋へ。目白通りに入ると、「旧跡」通りと言って良いほど、「国学院大学 開校の地」「日本赤十字社跡」などの碑が立ち並んでいます。
途中の、和洋九段女子中の坂を上ると、間もなくビルの谷間 の奥に築土神 社〔平将門の首を祀ったのが始まりとされる〕。狛犬と本殿の形が特徴的。
目白通りに戻って、靖国通りにぶつかるところが、「九段下」の交差点。横断して、千鳥が淵沿いに間もなく 「昭和館」〔昭和10~30年頃の戦中、戦後の 国民生活についての歴史的資料や生活用品などを展示、後世の世代に情報発信している国立の施設〕。昭和世代のハトちゃんには懐かしさが込み上げて来ます。
東京メトロ「九段下」駅前の「昭和館」前を通って、田安門をくぐり、北の丸公園へと進むと、左手に日本武道館。「リスアニ !LIVE5」の横断幕。
北の丸公園〔旧近衛師団の駐屯地を1969(昭和44)年に森林公園として公開〕内を散策。公園内の散策道脇に、名前の付いた樹木が多数並んでいて、目 を楽しませてくれます。池のまわりの芝生には、敷物を敷いてくつろぐ姿も...。園内には吉田茂の立像 、左側に「科学技術館」、右側に「東京国立近代美術館工芸館」〔建 物は明治洋風レンガ造りで、旧 近衛師団司令部庁舎で国の重要文化財〕があります。
その後、工芸館前の首都高への横断歩道を渡ると、目の前にカラフルなユニ フォーム姿のランナーが多数。和気藹々と話したり、真剣に 走ったり様々...。
その横を通りながら、竹橋方面へと内堀通りを進みます。トイレや女性の彫像前で休憩するランナーも。
清水濠前を通って、竹橋に。竹橋交差点を過ぎると、自動車をストップして、交通整理員がいて、自転車が 内掘通りを自由に走っているサイクリング光景を初めて観ました。
平川門を過ぎ、気象庁前の大きな像「和気清麻呂像」が...。
最後は、気象科学館(気象庁)へ。入館無料で、「気象」をテーマにした展示体験施設を見学。気象庁の内容 や観測・監視・予測・提供する情報などが、 観るだけでなく、シミュレーターできて、あらためて気象庁の仕事 の大変さがわかりました。東日本大震災や津波、台風、噴火活動、地球環境の温暖化問題などの緻密なデータ・監視から予測と迅速な判断、身近な情報提供で国民を守るように、今後も頑張ってもらいたいと願っています。展示スペースが狭いのがちょっと寂しい。
ここで、ゴールまであと4kmでしたが、京都便利堂は見たことがあるのと、本日は休みだったので、残りの栄寿稲荷神社、幸徳稲荷神社、太田姫稲荷神社と神田明神(ここは、何度も参拝)はカットして(結局、歩行距離は8km)、気象庁前の東京メトロ東西線「竹橋」駅から西船橋経由で、帰りました。
体調不良で行けないと思っていた駅ハイでしたが、最終日に間に合って、比較的風がなく、冬では暖かい方だったので、マップの道を探すのに緊張した点を除くと、知っていた道や建物が多かったのでゆったりと歩けたウォークになりました。
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