残暑が続く9月13日(火)、「ゆうほ(友歩・遊歩)21」の定例歩行で、埼玉県朝霞市の「膝折宿の寺社と湧水池」をウォーキングしました。
「京成船橋」駅に集まった、神田先生を含む15名は、京成線で「日暮里」→JRで「池袋」→東武東上線を乗り継いで「朝霞」駅に到着。結構、時間がかかり、スタートは11時。
まずは駅前広場にある「本田美奈子」(元アイドル歌手・ミュージカルスターで白血病で早死)の慰霊碑 を観ました。笑顔の写真碑の前には、多くの花束や千羽鶴などが置いてありました。
次に湧水を水源とした溜池の広沢池(11:10)前へ。灌漑用水として利用されてきたそうですが、水はちょっと澱んでいました。
朝霞の市営球場横(11:20)を右折。このあたりは元朝霞米軍基地のあったところで、今では小・中学校が建っていますが、空き地が残っています。一乗院(11:38)は、韓流ド ラマでもお馴染みの1300年前三国時代(百済、新羅、高句麗)の高句麗からの移民祖先によって開かれた寺院で、本堂内に十一面観音、不動明王が...。
一乗院から広い道路(朝霞蕨線)に出ると、じりじりした暑さで汗ビッショリ。女性陣は日傘のオンパレード。右手に旧川越街道・膝折宿〔小栗判官という武士が敗走しているときに愛馬「 鬼鹿毛」の脚が折れ、息絶えた地を 「膝折」と呼ぶようになったといわれている〕(11:48)へ。膝折宿は中山道板橋宿平尾追分から4番目の宿場で、江戸時代、本陣・脇本陣・旅籠などがあった。現在は「村田屋」の建物(黒光りしていて風情がある)だけが面影を残していました。
出発が遅かったのと、暑さのために、コースでは黒目川沿いの土手を歩くコースを行かずに、近道。周りにはニンジン畑が。地元習志野はニンジンが有 名ですが、朝霞もニンジンの生産が多いそうです。途中、醤油醸造の老舗(12:06)に寄りましたが、販売はお休み。先を急ぐので見学もしませんでした。
正午を少し回ったところで、滝の根公園へ。ここで待望の昼食タイム。ベンチに分散して 思い思いの食事。誰が見つけたか、公園前に100円の自販機。ペットボトルも100円なのには驚き。2本買ったメンバーもいました。やぶ蚊が多くて、ハトちゃんの半ズボンは大失敗。メンバーにビックリされるほど、刺された箇所ができました。公園内には湧水や滝、木々をくぐり抜けると、吊り橋(12: 54)が。これが、結構揺れてスリリング。前の方でわざと揺らしていたのでは?
先生から、都内で気温35度だという話があり、城山公園をショートカット。こまめな水分補給と、朝霞市博物館で、ゆっくりする提案があり、一同大賛成。
東圓寺(13:22)の山門前にある二体の石造の仁王像が、 右手には青々とした竹林の道が...。寺は平安時代中期に建てられ、本堂は石造つくり。名刹。裏道に回り、金網越しに不動の滝を見 学。弘法大師が杖を突いて水を湧き出させたといわれています。
洋風の建物で頭が丸く、団扇のように見えた朝霞市博物館(13:32)へ。 館内は無料で、朝霞市の考古・歴史・民俗・美術工芸の展示やビデオの他、一面ガラス越しに庭には、水車、水面には錦鯉がゆったり泳いでいました。また、東屋、遊歩道があり、自然散策もできましたが、暑いので冷房の館内でくつろいでいました。最後に、学芸員の方が、朝霞の御輿のビデオを見せてくれました。
あまり、休憩し過ぎると歩きたくなくなるので、先生の号令で出発。外に出るやいなや、むっとした熱気が。それでも頑張って、東洋大学朝霞キャンパス横を通ると、学生はまだ夏季休暇中のようで、人影もまばら。
それでも、黒目川(浜崎黒目橋)(14:13)では、釣り人が一人。声をかけると、鮎をねらっている と。「なかなか釣れない」とこぼしていました。橋下には、確かに魚影が見えました。
橋を渡ると、直進して東武東上線「朝霞台」駅と、JR武蔵野線「北朝霞」駅へ(14:22)。歩行距離は7kmの予定でしたが、ショートカットした分を差し引くと、6kmと、ふだんよりも歩かないことになりました。
先生が用事のため東上線で帰った以外は、メンバー全員、乗換えが少ない武蔵野線を選択。乗車して全員が座席に座れて、四方山話で大盛り上がり。そのまま西船橋方面まで同行。
Nさんは、最初、体調が今一と言っていたのに、帰りの電車で、今日は物足りないので、一駅歩くとのこと。本当に頑張っていました。
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