秋晴れで、絶好のウォーキング日和に恵まれた11月20日(土)に、台風14号で延期された「新京成沿線 健康ハイキング(第30回)」に参加するため、京成大久保駅から電車に乗って、松戸駅に向かいました。
松戸駅には9時15分前に到着。そこで、新京成電鉄広報課の小川さんに会い、にっこり挨拶され、声援を受けて出発しました。7月末にも、松戸駅から、猛暑の中、新京成電鉄のマップで、2日間歩いたコースが、今回のコースと途中まで同じで、江戸川堤を葛飾橋に向かって、江戸川を眼下に見ながら、土手沿いを進みます。道路の右側を歩いて、サイクリングや、ジョギング者を避けます。はるか前方に、先頭の姿が見えて縦に長い参加者の列が続きます。さわやかな秋風に当たりながら、眺めの良い道を歩きながら、少しずつペースアップ。
今日は、腰の調子が今一なので、最初は手探り状態で歩いて行きました。二本目の葛飾大橋を渡ると、川の反対側は都立水元公園方面に向かうのですが、今回は橋を渡らずにしばらく土手沿いを直進し、左折して、階段を降りた後、日本密蜂保護地区(松戸テニスクラブ)を横切って、細い道を2回ほど曲がって、常磐線に沿って進みました。歩きながら、走っている電車も見られてラッキーでした。
ガードをくぐって、水戸街道を横切ると坂川沿いに、ほぼ一直線にのどかな光景が続き、行く秋の自然を楽しみました。川幅も狭くて、田舎に来たような錯覚に陥るほど、情緒溢れる風景です。
この頃には、足の調子も思っていたほど良く動いて、快調に足を進めることができました。気温も上がり、ペースが上がった分、汗をかいて、それが目に入り、塩分のせいで、痛くなることもありました。汗をタオルでぬぐって何とか頑張りました。
5kmを過ぎて、矢切橋を渡ると、珍しく石畳の道に。ここは「野菊のこみち」と呼ばれ、前方にいた人に続いて、写真をパチリ。後ろにいた人とだいぶ間隔が開いてしまいました。
西蓮寺(ここは階段を登って、お寺に着くとすぐ階段で降りるようになっていて)迂回できればよかったのにと思いました。それというのも、ウォーキングでの途中での階段は、きついことと、足の筋肉の使い方が変わるので、とくに下りでのケガが怖いからです。小生は階段が苦手です。
ほとんど、休憩もせずに、ぐんぐん進み、松戸街道を横切り、まもなく愛宕神社境内へ続く右側の、その大きさと見事な黄色く色づいた「大銀杏」を見上げました。両脇が狭くて、細く長く続く神社の境内を過ぎて、小塚山公園へと入って行きました。
矢印を見落としたか、進む方向を間違ったか、ここで道に迷ってしまい、四苦八苦。工事中の黄色い看板にぶつかり、道が途切れてしまって、仕方なく、入口目指して戻るはめに。
幸い、戻る途中で、少し前に抜いて記憶のあった、しっかりウォーキングしていて鈴をつけて歩いていた女性に遭遇。そこで、道を教えてもらい、同行することに。すぐ先の、堀之内貝塚内も、道がわかりにくくて、本当に助かりました。
ちょうど、小生も少々疲れてきたのと、同じようなペースでウォーキングされていたので、同行して話をしながら歩いて行きました。一人で歩くと、どうしてもペースが速くなってしまうのですが、ちょうど心地よいペースで歩くことができました。何と言っても、二人の方が、道案内の目印を間違えることがほとんど無く、安心です。
あっという間に、10kmを過ぎて、時計を見ると、かなり速いペースで、まだ1時間半あまり。トンネルをくぐって、浅間神社を過ぎて、路線橋を渡った後に、夏に来て、情緒があってカモと遭遇し感激した坂川が目の前に。
眼鏡橋には、確か達筆の看板があったはずなのに、今回、見落としました。写真で見ると、フェンスの陰に写っています。二人で、レンガ造りの橋を観て、川沿いの散策道を進むと、七五三のお祝いで賑わう「松戸神社」に無事到着。かなり速い到着で、ちょうど時計の針が11時を指していて、ゴール受付時間とピッタリ。
そこで主催者側から、飲み物と参加賞をいただき、ドリンクを飲み達成感に浸りました。
同行していただいたTさん。何でも、京成電鉄のウォーキング(酒々井→佐倉)のウォーキングにも参加したそうで、話の中で、その時の情景を共有できたのは、本当に良かったと思います。
名残惜しかったのですが、またどこかでお会いできる日を楽しみにお別れしました。
駅に向かう途中、伊勢丹前の広場で、「福祉バザー 第17回ふれあいフェスバル」が開催されていて、車イスの方やボランティア、関係者の方々が一生懸命、展示即売していたので、足を止めて、コーヒーを飲みながら、話をうかがいました。市内の福祉施設で、障害者が通い、自立に向けて丁寧な作品を作り続けている様子をお聞きすることができました。30分ほどその場で語らいでいると、続々と今日のウォーキングを終えた人が、立ち寄る光景も目に付きました。
最後に、駅に着いて、帰ろうとすると、何気なく二人の男性の姿が。「アート」という文字が目に付いて足が止まり、聞いてみると、「松戸アートライン プロジェクト 2010」 http://malp2010.com/?page_id=37 (1ヵ月間)の本日が初日とのこと。市職員の方々が休みなのに案内をしていました。
古い街道や歴史的建造物や緑豊かな町並みに、31組の新鋭アーティストが、まちを舞台に作品創作や展示、シンポジウムなどを通じて、地元の伝統工芸との接点をさぐって、松戸の魅力再発見のプロジェクトを展開するそうです。
同時に、無料で、土・日曜には、ガイド付きの作品鑑賞まち歩きツアー(3コース)も開催(定員10名)されるそうです。ハトちゃんも、美術館めぐりや、新進作家の作品に関心があるので、ぜひもう一度は松戸のまちで、アートを鑑賞する時間を作りたいと思います。
そんなこんなで、1時間ほどの寄り道になって、「秋色に染まった自然を満喫した、松戸でのウォーキング」を終了しました。