秋を満喫ファミリーウォーク〔検見川~稲毛〕

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11月13日(土)、久しぶりの暖かい陽射しに恵まれ、深まる秋を楽しむには、持って来いのウォーキング日和。私は、今回が2回目のさわやかファミリーウォーク(主催:健康友の会)となりました。

10月初旬まで、千葉健生病院に胆石の開腹手術で1ヵ月ほど入院した後なので、体調がどうなるかと心配しましたが、入院中にチラシをいただき、術後の健康のためにもと思い、参加することにしました。

出発前に、挨拶、ストレッチをして、コース紹介後、いざ16人で出発。途中、一人が合流し、計17名の参加となりました。

健生病院駐車場(友の会事務所前)を9時30分前にスタートして、ゆっくりしたペースで、各自、和気あいあいと話をしながら、釣り人のいる花見川を横切って、国道14号線を検見川方面に進み、約30分ほどで、まだ建築中の家もある新興住宅(同じ門柱の建売住宅)地に入りました。

DSC01277.JPGこの新しい建物の並びと好対照な「検見川送信所跡」に。大きくて、長方形をした古びたコンクリートの建造物の前で、事務局の方から、歴史と保存運動の話があり、立入禁止の柵越えに眺めました。

歩くうちに気温が上がってきて、上着を脱ぐ参加者も。たまに、足を止め、通りすがりの庭に咲いた菊などを鑑賞し目の保養にしました。

また、国道14号線に戻って、しばらく歩くと、稲毛の浅間神社が見えて来て、七五三で来たであろう晴れ着に身を包んだ姿の家族連れに出会って、皆さんが笑顔と目を細める場面も。神社の駐車場への道は車の大渋滞。そんな雑踏を横目に見ながら、旧神谷伝兵衛 稲毛別荘=千葉市民ギャラリーに到着。

この別荘は、千葉市で最古の鉄筋コンクリート建造物で、現在、国登録有形文化財になっており、広い芝生と庭園があり、池には錦鯉の泳ぐ姿も。別荘の中は入場無料で、日本のワイン王の異名を持つだけに洋館の贅沢な建造物やインテリア。2階の和室も古風さの中に、欄間の木彫などかなり凝っています。東京・不忍池にある「岩崎邸」には及ばないものの、明治期の実業家の成功を裏付けるに充分なものです。

DSC01286.JPGまた、隣の千葉市民ギャラリーでは、「ことぶき大学究美会油彩展」が開かれていて、展示室に力作が飾られていました。前には国道が走っているのに、木々に囲まれているのと、洋風な建物のせいで、意外と閑静な雰囲気に浸れました。

昼食休憩は、当初の予定では稲毛浅間神社境内の予定でしたが、七五三の混雑を考えて、浅間神社裏の黒松林の中で、ゆっくり各自の持参したお弁当に舌鼓を打ちました。昼食後、浅間神社に寄って、家族連れの華やかで、微笑ましい光景が観られたのも、運が良かったと思います。

また、帰りのコースでは、浅間神社から歩いて間もなく、「千葉市ゆかりの家・いなげ―愛新覚羅 溥傑仮偶 」へ入館して、中国清朝のラストエンペラー 溥儀の実弟である溥傑夫妻の半年ほど住んでいた、風情ある建物や当時の資料・写真、庭などを堪能。

DSC01291.JPG途中に、紅葉した桜並木のトンネルの下を、ウォーキング。赤く色づいた葉を記念に拾う人も。1989年、日本勧業銀行本店として作られた旧千葉市役所庁舎は、現在は東京トヨペット本社〔国の登録有形文化財〕になっていましたが、和風建築で、お寺のようで目立ちました。高速道路下の沿道を進みながら、花見川に出て、予定時刻どおりにゴール地点に到着。

ケガもせずに、無事に戻ってくることができました。ストレッチ(本日3回目)の後、鈴木委員長から、参加者各人に、8キロ完歩賞の完歩証が手渡され、名残惜しい、秋の一日を満喫した楽しいウォーキングになりました。

今回、千葉市にもまだまだ知らない、風情のある場所を再発見できたことで、また次のウォーキングが楽しみになって来ました。お子様の参加が、今回、無かったのは残念でしたが......。 

皆さん、お疲れ様でした。           

 

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