コースは約10km;指扇駅 指扇氷川神社秋葉神社秋葉の森総合公園法光寺阿弥陀寺清河寺清河寺大ケヤキさいたま清河寺温泉大宮アルディージャクラブハウス西大宮駅
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オジン隊は、6月16日(木)、埼京線の指扇(さしおうぎ)駅へ。今回は「さいたま西区の花アジサイ鑑賞と文化財巡り(約10km)」に。ハトちゃんは2年ぶりで3回目。前回はスタート駅が西大宮駅でした。
「指扇」の読みは、18日に行われたAKB48選抜総選挙で2連覇した、指原(さしはら)莉乃さんから読むことができました。
指扇の地名の由来は、江戸時代の初めに旗本山内豊前守一唯が賜った指扇領三千石の地域が扇の形をしていたからと言われていますが、地形から付けられたのが正しいようです。サシは日向地・傾斜地の意味があり、オギは湿地の意味がありますので、湿地に続く日向地・傾斜地の意味であるサシオギから来ていると考えられます。
今回は山根副長が所用のため、兼子隊長、遠藤副長と小生の3人。9 時30分の集合でしたが、小生は9時前に到着。他のウォーカーと共に並んでスタート受付だけ早めに済ませました。
二人は集合時間ギリギリで間に合いましたが、「待ちくたびれた、遅いよ~」と冷やかしましたが、「時間どおりだよ」と(笑い)。
山根さんの不参加は昨日のメールでしたが、二人は知りませんでした。直後、小雨が降って来て、リュックカバーと傘をさしてのウォーク。梅雨時なので仕方ありません。我孫子駅ハイの大雨を思い出します。
3人で和気藹々と雑談しながらの駅北口スタート。コースには矢印が付いています。ところが、踏切で前を行く二人の女性ウォーカーに付いて行って、踏切を渡って駅南口へ。その先まで歩いて、道がおかしいことに気がつきました。前途多難のスタートになってしまいました。
隊長から「スタート地点まで戻ろう」ということになり、女性ウォーカーも我々の後に続きました。階段を上り下ってスタート地点へ。すると、なぜか雨は止みました。「晴れ男?のハトちゃんのせい?」と言うと二人がニヤニヤ。
係員に道を聞いての再スタート。早くも1kmぐらい余分の歩行。先ほどの踏切まで行くと横に矢印があって、やっとコースがわかりましたが、案内矢印が正面に無いと間違えやすい。
線路沿いを歩いて、間もなく踏切を渡って右折して直進後、こんもりとした森が見えて来て、指扇氷 川神社〔350年頃創建されたと伝わり、指扇村の鎮守で、境内には第六天社・稲荷・天神合社・天王社・石宮社の末社があったそうです〕へ。
鳥居手前から、アジサイが咲いています。境内に入って、両脇にアジサイが咲いていましたがまだほんの少し。本殿裏手にまわると「鎮守アジサイ園」が あ り、まさに「六月の花&西区の花 アジサイ」約150品種色鮮やかに一面に咲いていて、「アジサイまつり」を開催中。
駅ハイの幟が立っています。甘茶をいただきなが ら、地元のガイドさんから「アジサイを乾燥させて甘茶を作る」ことや、「西洋アジサイを日本が輸出して、様々な品種ができて、逆輸入している。特許料でも取れば外貨獲得できたのに」という貴重な話を聞きました。
神社に参拝後、秋葉神社までは、ほぼ直線の長いコース。川越線の踏切を越えて、指 扇小学校横を通って、交通量の多い国道16号線へ。左手に、野球グラウンドがある滝沼川第2遊水地〔お花見の名所〕も見えました。ここで、首都圏の水がめ、利根川水系の ダム渇水の話題になりました。また高い電波塔(NTTドコモ)を見上げたり、大形白色の総包片が4枚あり花弁のように見えるヤマボウシの木を見つけました。
信号を横断して、さらに直進し、保育園先を左折。しばらく舗装道を道なりに進み、曲がると田園地帯だったはずでしたが造成地になっていました。その先の秋葉神社へ。
秋葉神社〔駿河の飽波神社から勧請され、1200年、天平年間に創建されたとのこと。本殿は三手先つくりで、その四面は豪壮、優美な彫刻で埋め尽く されている〕までは、距離が2.5kmありました。広い境内は高い樹木で囲まれていて、千葉市幕張にも同名の神社があり、火災・災難避けの神が祀られています。
神社を抜けると、何やら「田舎の香水」の臭い。牧場があり、白い大袋がたくさん転がっていて、中に牛のエサがぎっしり入っているようです。
次のポイント、深い雑木林に覆われていて、総合運動施設がある秋葉の森総合公園〔2004(平成16)年5月にオープンし、 運動施設の他、2009年には「自然観察ゾーン」がオープン。「谷戸」地形を生かして自然の森林や湿地帯をそのまま活かした、さいたま市西区のネイチャースポーツパーク〕出入口へ。矢印が無いので、このあたりも迷いやすい。
道すがら、遠藤副長の「法光寺だけに方向が間違えやすい」というジョークに、大笑い。また「アメリカ大統領選がトランプ候補とクリントン候補との一騎打ち」の話題になると、「トランプ氏がもし大統領になったらめちゃくちゃになりそうで、日本もどうなるか?」というハトちゃんの不安に、隊長は「大統領になったら国際政治が混乱するかもしれないが、日本のアメリカ追随を見直す良い機会になるんでは?」と。
今回は、公園内を歩かずにショートカット。そのまま指扇北小学校前の道路に出て、次に、法光寺〔日蓮宗;山内家の家臣により元主君を開基にして創建〕へ参拝。山門の扉には、蓮の花。境内横に「シイノキ(スダジイ)」の大木が聳え立っていました。市の天然記念物に登録されています。
そこから5分ほどで、高木阿弥陀寺へ。森林が無く、平地に建物が散在しているせいか、風格がありません。墓地に眠る山内一豊の甥夫婦の 連名で一緒の 墓碑がありますが、本堂も普通の家のようで、欄間には釈迦三尊像などの彫刻がありますが、今回は 覗かず。境内を出そうになると、矢印が中を通るコースになっていて、人家の間を通って次のポイントへ。
その後は、物流センター横を通って、県道216号線を横断。清河寺(せいがんじ)〔臨済宗円覚寺の末寺;14世紀中頃に円覚寺住職佛恵禅師傑翁是 英大和尚を招いて開創された。本堂は平成19年に完成、本尊・釈迦如来像を安置〕をめざして歩きました。
参拝後、地元の方に聞き、大ケヤキへの竹林横(ロープづたいにすぐ)を進みます。すると目の前に、巨木の大ケヤキ〔清河寺に隣接する神明社の御神木で、 樹齢約650年と推定され、高さ32m、幹周り8.5mの巨木。県の天然記念物〕の木肌に瘤が何箇所もあり、威風堂々の風格で圧倒されました。上を見上げると、青々とした若葉がいっぱいで生育隆盛。これだけでも、一見の価値があり、来た甲斐がありました。屋久島で見た縄文杉を髣髴させるものでした。
その先へは、道ではなく駐車場を横切って、天然温泉「清河寺温泉」へ。砂利道を降りるので、雨が降 らなくて良かったです。温泉に行くための近道という感じ。約3分ほどで清河寺温泉前へ〔駅ハイ参加者には割引の600円で入浴できます〕。
ここで、先輩たちは恒例の温泉入浴。本日はコース上にあったので、昼食と思い清河寺温泉に寄って聞いてみると、食事も入館料がいるとのこと。仕方なく、受付ロビーで来月の駅ハイ(案)日時を決定。
先輩たちに挨拶後、県道216号線に出て右折。道路整備中でコーンが連なっています。交差点(左折すると駅前大通り)を渡って、さらに直進。
分譲地を抜けると、建設工事中のフェンスの先に、サッカーJ1大宮アルディージャのクラブハウスとグラウンドが見えて来ます。
オレンジのチームカラーで、6/18現在、Jリーグで5位と奮闘中。戻ってアルディロード(6月18日全面開通の標識)を歩いて行くと、途中に「西区は大宮アルディージャを応援します」の横断幕がありました。
植えたばかりの並木道を通って行くと、国道16号線の歩道橋前に、運動が盛んで有名な埼玉栄中学・高等学校が右手にあり、剣道の竹刀の音や掛 け声 が聞こえて来ました。
歩道橋を渡らず、信号を横断して直進すると間もなく、ゴールの西大宮駅へ。
次の上りまで15分あったので、国道まで戻ってコンビニでおにぎりを買って戻る途中、スタート付近で迷って一緒だった女性ウォーカーとバッタリ。
小生一人だったのでビックリしたようで、「先輩たちは温泉に寄っています」と話して納得。「だいぶ道に迷って、何とかたどり着けてホッとしました」と。
何とか天候がもって新緑と花のまち、寺社めぐりができたウォークに。意外な道を歩いたり、矢印はだいぶあったのですが、肝心の場所に見当たらないなど、一人ではコースどおりに歩けない難コース。
やはり、一人欠けると間違えやすくなりますネ!来月の山根副長の復調が待たれます。
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