コースは;千倉駅 千倉観光案内所 高家神社圓蔵院徳蔵院青龍山能蔵院屏風岩平磯地区花畑道の駅ちくら潮風王国七浦小学校前バス停千倉観光案内所 千倉駅
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2月23日(火)、前から約束していた、千葉健生病院友の会元事務局長で親友の隆ちゃんと「南房総 ちくら 早春のお花畑めぐり(約10km)」を一緒に歩くことに。
6時起床で、早朝の電車。千葉駅6時58分発の内房線経由で目的地へ。館山乗り換えから二つ目の千倉駅へ。天候は曇りでしたが、車窓から晴れ間が見えてウォーク中は快晴になり風も穏やかなウォーク日和。どちらが晴れ男何でしょう?
千倉駅に着くと、昨年10月から千倉に住んでいる隆ちゃんが出迎えてくれて元気に再会。構内の観光案内所で名簿に記入しスタート(9:23)。
千倉は南房総で気温も温暖で、この時期、ほぼ毎年訪れています。
今年のコースは、途中、千倉漁港には向かわずに徳蔵院と能蔵院のポイントが追加された以外は、例年と同じコース。
コースに沿って矢印が付いていて、歩きやすくなっています。
隆ちゃんとは久しぶりなので話も弾み、談笑しながらゆっくりと歩を進めます。小生は2年ぶりの千倉なので最初の道順を躊躇しましたが、地元民の隆ちゃんがカバー。
駅前の道を直進。途中の畑では、早速、農業に従事している話も飛び出して参考になりました。
広い校庭の千倉中学校とお地蔵さんを2つほど見て、その先に、八幡神社。右折して進むと、最初のポイント高家神社〔日本で唯一料理の神様を祀る。「包丁式」という儀式が行われる〕。石段を上って、本殿を参拝(9:46)。
道を戻り、近道して「円乗院」の赤い屋根の先に、円蔵院〔真言宗智山派の寺。安房三巨刹の一つ。本堂 の欄間等は、名工 後藤義光の作品。梵鐘は1723(享保8)年の銘、市の指定文化財。紫陽花寺としても有名〕へ。南無大師遍照金剛石像が緑黄色の屋根の本堂前にあり、境内には苔も生えていて閑静なたたずまい(9:56)。手前の円乗院と間違えやすい。
寺の横から道に出ると、海岸へと続く道。川上石材で、ピノキオ像が目を 惹きました。オレンジ色が 鮮やかな千倉子ども園を過ぎて商店の右側を進み七浦稲荷神社を過ぎると、国道410号線へ。千葉銀行横へと出ます。従来は「たてしん(館山信用金庫)」先を左折し、千倉漁港へと出ましたが、今回は電気屋を右に山側へ。
しかし、手前の電気屋を曲がったため 、地元の人に道を聞き、田畑の間の舗装道を進むと、かえる岩と案内板。何となく蛙に見えるかな?
その後、矢印を見つけて、徳蔵院〔真言宗智山派〕へ(10:30)。門をくぐると正面にある大きな本堂、境内がとても静かで雰囲気のあるたたずまいが印象的なお寺 で、本日の駅ハイ参加のご夫婦に会いました。山門や建物の彫刻は、安房の三名工の一人後藤義光率いる後藤一門の作品だそうです。
マップの記載より、だいぶ距離が長いことが判明。すぐ裏手にあたる青龍山能蔵院〔真言宗智山派の寺院で本尊は飯縄権現〕も参拝。花のお寺としても有名で、石段左手前の河津桜が見事。敷地内の庭園と本堂裏からつづく「ごりやく坂」の上からの展望が絶景と、マップに書いてあったのを見落として、絶景は拝めずじまい。
その後、左折して国道を渡って、海に沿っての海岸通りへ。 潮の香りが漂って来て、漁船や漁港が目の前に。波しぶきと遠くには、太平洋が一望できます。
忽戸漁港を過ぎて、長尾川にかかる 新川間橋を渡って、間もなく屏風岩(10:55)。ちょうど引き潮で した。波で浸食されて岩が断層模様になっています。観光案内標識が無く、注意して見ないと見過ごしてしまいます。さらに、町道海岸線を歩いて行くと、道路のガードコンクリート壁には、海の魚などの絵が描かれていて、ロマンチック。2kmほど、海岸線を写真を撮りながら海岸風景を楽しんで歩きます。水辺に魚の群れや釣り人の姿も...。 いかにも、漁師町という感じで、地元の海産物を取り扱う商店もあちこちに点在。
川口漁港前で国道を右折すると、右手に川口地区、左に平磯地区のお花畑が続きます(11:03)。花が農家の畑に一面に咲いていて、花摘みや花観賞をしながらのウォーク。今年は暖冬だったのでどうかと思いましたが満開に咲いていました。
緑色の駅ハイの幟のある花畑へ。毎年、必ず立寄る場所で、懐かしいオジちゃんの顔。オバちゃんは昨年6月に亡くなったそうで寂しそうでした。花の状態は暖冬でピー クは過ぎてしまったそうで、平日ということもあり、我々のみ。積雪は一度も無かったとのこと。色とりどりのストック、キンセンカなどの花摘みができます。本日は、オバちゃんの話をうかがい、オジちゃんに花を摘んでもらいました。普通は10本で500円のところを、何と8本300円に。さらに2本とキンセンカ2本をサービスしてもらいました。3年前千倉へ家族旅行に立ち寄った際、オバちゃんに娘がキンセンカの無料花摘みをさせてもらったことを思い出しました。
「ご冥福をお祈りいたします!」
また海岸の道に戻り、平磯漁港から花摘み園を過ぎて、大きい七浦漁港前の漁船を眺めると間もなく、「道の駅 ちくら潮風王国」のこげ茶色の建物が見えて来ました(11:47)。観光バスや自家用車が いっぱい停まっています。建物内では鮮魚(館内中央に大きな水槽もある)や農産物、土産 品、それにお花を販売している店舗も充実。情報コーナーで、チェックポイントのスタンプを押印。
その後、二人で蕎麦屋に入って、昼食をとりしばし休憩。その後、バスの時刻前まで、敷地内の広い芝生公園広場と、 海岸に下りて岸辺を散策。また船内が覗ける船が傍にあって、「潮風王国」のシンボルになっています。
帰りのバスは、七浦小学校バス停で、徳蔵院で会ったご夫婦と一緒。東京の府中から来たそうで、13時19分発でしたが 、3分ほど遅れて到着。約20分ほどで駅に到着。観光案内所 でゴール。再会を約すと、隆ちゃんは自宅までの3kmを徒歩で余力十分。小生は13時45分発の館山行き経由で内房線で上り、千葉行に乗車。
隆ちゃんは短期間にすっかり地元に慣れ親しんでいて、おいしい空気と新鮮な野菜や魚を食べて、第二の人生を満喫していました。 今度は泊まりでゆっくりと、別の良い場所を案内 してもらいたいと思います。
早春の南房総は暖かく、花いっぱいでしたが、習志野へ戻ると、冷たい北風が吹いていて、千倉がうらやましく感じました。
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