コースは;
スタート:新町駅→①神流川合戦首塚八幡宮→②胴塚稲荷神社→③弁財天公園→④日本スリーデーマーチ発祥の地→⑤上武大学→⑥神流川古戦場跡碑→⑦ガトーフェスタ ハラ ダ→⑧諏訪神社〔五区〕→⑨浄泉寺の大銀杏→⑩明治天皇新町行在所→⑪於菊稲荷神社→⑫七夕まつり・もてなし広場(群馬銀行)→⑬駅前通り→ゴール:新町駅
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新町は、今年2月の駅ハイ「神保原の寺社めぐりと新町ひなまつり」以来4カ月半ぶり。昨年は7/6(日)に参加。今年は、梅雨がまだまだ明けそうにありません。そんな中、7/5(日)、ハトちゃんの63歳 誕生日に、駅ハイで高崎線「新町」(中山道の宿場町として栄えた)へ...。
出かけに小雨が降っていて、雨を覚悟して、合羽を着て完全防備で出かけましたが、新町駅に着いたときは雨が止んでいました。気温も低くて歩くには持って来い。結局、ウォーク中は一度も降られずに助かりました。
上野駅で乗れば良かったのを、赤羽まで各駅停車で行ったために、タッチの差で間に合わず、1本遅い(30分後)電車で。9時33分着になりました。駅前で缶バッチと マップをもらってスタート(9:37)。本日は、受付をはじめ、コースを企画した上武大学の学生さんがボラン ティア。雨予報のせいか、ウォーカーは少な目。
駅舎前には、七夕が飾られていて、彩りもきれいで華やか。
コースマップどおりに、南口から線路伝いを歩くと、途中すぐに岡崎醤油株式会社 の正門前を通過(9:41)。千葉の野田に匹敵する群馬の岡崎。1751(宝暦元)年創業 で、1923(大正12)年に新町に進出しました。
その後、藤岡大胡線に出て右折。信号二つ目のY 字路を左に入ると、歩道がカ ラーに整備された道路に...。。「しんまち」のデザインされた貯水タンクが立っています。
途中で右折して、最初のポイント 神流川合戦首塚八幡宮〔1582(天正10) 年、神流川合戦で討ち死にした武士の首を実検し、一箇所に 首塚として埋葬したところから霊を慰めた〕に立ち寄ります(10:01)。住宅街の間にある狭い敷地でウォーカーですぐに埋まります。青いTシャツの上武大学の学生さんが立っていて案内してくれます。その後のポイントでも、親切に道案内をしてくれました。
次に、関越自動車道手前の道を左折し、右に少し入ったところの胴塚稲荷神社 へ(10:06)。古墳の墳丘に「稲荷」が 祀られていました。ここは、藤岡市という表示になっていました。首塚と同じく、〔敗戦した 滝川一益軍の戦死者の胴を埋葬〕参拝した後、新町駅方面にひたすら北上。
七曲踏切では、ちょうど高崎線の電車の通過待ち。開いた後、車の往来が激しい国道17号線にぶつかって、さらに直進。
やっと、右手に赤く塗られた社殿が見えて来ました。ここが八幡神社〔中山道 の宿場の守護神をを御神体にし ている〕で、その先左手角に弁財天公園があり、休憩しているウォーカーもいました。小生はトイレ休憩。
土手に上がって、左手に温井川を眺めながら、土手の道を歩き始めたのですが、うっかり土手の手前の「日本スリーデーマーチ」の碑〔1978(昭和53)年1 1月、この地で「全日本スリーデーマーチ」が開催され、3回まで行われていた。現在は埼玉県東松山市に移され、小生は一昨年、1日20kmを完歩〕を見落として、いったん引き返し(10:30)。もう一度、土手へ上がって川辺の景色を眺めながら岩倉橋方面へ。心地よい風が吹いていて、 前を歩いていた若い女性ウォーカー4人組を抜く際、『おじさんが、抜きまぁ~す』 と言うと、笑っていました。
間もなく、右手に上武大学の建物が見えて来て、石段を下りてキャンパス内へ(10:40)。
とてもきれいな大学で、1階の展示場「絵手紙ギャラリー&ミュージアム」 に案内され、手作りの絵 手紙作品群を鑑賞しまし た。また、別の場所では、絵手紙の体験コーナーも設けられていて、3人の女性が指導を受けていました。
その後コースは、岩倉橋のたもとの諏訪神社前からになっていましたが、小生は産業道路の下をくぐらずに手前を右折して産業道路に出ました。
しばらく産業道路の幅広い道を進むと、左手に陸上自衛隊新町駐屯地の広い敷地が鉄柵越しに見 えます。駐屯地正門前には、警備の自衛官がいて、敷地内には、多数のモスグリーンの輸送車や装甲車が駐車中。
県道中島新町線を南下し、国道17号線を左折して、間もなく神流川古戦場跡碑〔1582(天正10)年に、織田信長の重臣・滝川一益が本能寺の変で仇をとろうと 上京する際、北条氏と激戦した〕前に到着(11:00)。
神流川沿いにはサイクリングロードが続いています。
手押し信号の横断歩道を渡ると、洋風の建物「ガトーフェスタ ハラ ダ」(群馬だ けでなく、全国的に有名な洋菓子店)があり、建物内で、冷たい飲 み物とラ スク2個入りをいただきました(11:04)。お菓子の製造過程のビデオ上映もされていて休憩もできました。
隣りの建物では洋菓子を販売しており、観光バスも、数台停まっていました。建物や会社の意匠は、フランスの国旗の赤・青・白を基調にしたデザインで、立派な建物内では、3カ月に1回、クラシックのコンサートも開催されています。
国道の途中に、「新町検問所 」(昔はスピードオーバー、積載量のチェックなどを行っていた)と大き な文字で書かれた塔が目を惹きます。奥に新町交番。
その後、右折。産業道路に出て北上し、県道中島新町線の信号を渡って左折して細い路地を入って行くと、諏訪神社(五区)〔1708 (宝 永5)年に現在地に移築され、石鳥居「明神鳥居」や神社の北裏に江戸時代前期の石製鳥居が半分埋められた状態で保存されている〕へ。現在では参道に新しい鳥居が建て替えられています。(11:14)。
その先の浄泉寺には、樹齢400年ともいわれる、高さ約25m、周囲5.2mの 大銀杏(高崎市 天然記念物に指定)が境内に立っていて、見上げると葉も隆盛に生い茂っていました。 再び、県道中島新町線に出て、真っ直ぐ進みます。
十字路を左折し、じょうごを逆さにしたような 形をした東屋がある行在所公園を右折すると石畳が続きます(11:20)。明治天皇新町行在所 〔1878(明治11) 年、明治天皇が巡幸の折に、御宿泊 のために新設〕の外観を左手に観て直進。
右手に赤い鳥居群と幟が立ち並ぶ於菊稲荷神社〔1751 ~64(宝暦年間)に、落合新宿 大黒屋の遊女お菊のうえに奇跡的な霊験が起きて、新町の名所となる〕へ(11:23)。鳥居が50本ぐらいあって、大きいものから徐々に小さくなっていく絵画の遠近法のようになっていて、道路を隔てた奥に本殿があります。参拝。
その後、石畳を戻って、同県道を右折すると 、駅前通りとの十字路横に群馬銀行があり、もてなし広場と駅前通りで地元商店会の七夕まつりが開かれていて、イベントやグルメフェア、新町バザールなどで賑わっていました(11:30)。
もてなし広場では駅ハイ参加者にカキ氷(ハトちゃんはイチゴ)のサービス。汗も一瞬に引きましたが、フラッペが小さくてわずかしか取れない ので、なかなかなくならず、しばらくベンチに座って小休止。上武大学看護学部の救護所あり。また、くじ引き抽選が行われていて、時折、「当たり」の鐘の音が...。
駅前通りを南下して、商店前の色とりどりの七夕飾りを観賞しながら満喫。新町駅のゴールは11時 50分で、約8kmを2時間半で歩いたことに...。
帰りは、高崎線普通電 車(11:59発熱海行)に座れて、今度は上野まで。山手線で秋葉原に出て、中央・総武線に乗換えて幕張本郷駅まで。
駅に着くと、千葉は雨が降っていて、あとで家族に聞くと、小雨が続いていたそうです。思い切って群馬まで出かけて良かったです。こうして、7月唯一のイベントコースは、無事に終わりました。
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