「JR ウォーク」で 桐生絹遺産めぐり

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コースは;桐生駅右 観光物産館「わたらせ」 スタート右絹撚記念館右旧堀祐織物(アッシュ)右織物参考館"紫"、森秀織物右金屋レース工業(ベーカリーカフェレンガ)右無鄰館右旧曽我織物工場右有鄰館右金善ビル右桐生織物記念館右 観光物産館「わたらせ」 ゴール右桐生駅  

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桐生は、昨年5月、10月に続き、ハトちゃん3回目になりますが、テーマとコースは毎回違います。今回は6/29(月)、「桐生絹遺産めぐり(約8km)」に 150629 (1).JPG、行って来ました。

上野から宇都宮線に乗って、小山で乗り継ぎ、両毛線で約1時間で桐生駅に到着(9:26)。

本日はいつでもコースの最終日の前日。同電車の駅ハイ参加者はもう一人のみ。

 

150629 (2).JPGスタートは駅構内の「桐生観光物産館わたらせ」で10時前でしたが、待たずに受付。

桐生天候は晴れて、少々蒸し暑かったのですが、途中から雲が多くなって来ました。

 

南口前からロータリーを抜けてすぐ左折。途中に「絹撚記念館」〔大正6年に建 150629 (3).JPG築された撚糸工場事務所棟で県内最古の洋風石造建造物。現在は市の郷土 資料を展示〕があります。

桐生」といえば絶対に外せないのが「織物」の町。まちなかには絹遺産群とし 150629 (7).JPGての繭と絹織物のスポットがいっぱい。

 

いったん、両毛線の高架下に出て右折。間もなく、右手に入ったところに、窓が枠の旧堀祐織物(アッシュ)〔緯糸に人造絹糸、経糸に絹を使用し独特のリボ 150629 (4).JPGン織の開発に成功。現存する石造の鋸屋根工場は、外壁を大谷石、内部を漆喰塗で仕上げられていて、現在は、美容室として利用されている〕の前へ。

ちょうど、従業員が開店前の準備中で、ガラス越しに見えました。

 

その後、路地を入って、新川公園に向かうコース。前回と同じ錦町十字路からまた本町通りに戻って来るようになっていたので、ショートカットして本町6丁目の十字路に出て、左折して本町通りを直進。

両毛線高架下をくぐって東口方面へ。前回は矢印がコース上だけでなく、別のコース(短縮コース)の矢印もあって、非常にわかりづらかったのですが、今回は終了まで矢印は1個も無しで極端。

本町5丁目交差点を右折して、末広通りへ。

 

中通りの途中、ジョイタウン広場前を右折して、東小学校を過ぎて左 150629 (6).JPG折。次の信号を右折すると、「織物参考館 紫」、森秀織物〔森秀織物の旧釜場、旧整経場、旧鋸屋根工場を利用して、館内で染色や手織の体験ができる体験型博物館〕の看板と建物が見えて来ます。

森秀織物は木造鉄板葺きの鋸屋根工場で、現在でも稼働中。桐生織物の伝統的技術の復元と継承に努めているとのこと。

 

中通りに戻って、右折して桐生天満宮方面へしばらく直進。

次のポイントに出る道がわからずに、先に桐生天満宮〔菅原道真公を祭神とし「天神さま」として親し 150629 (9).JPGまれている、関東五大天神の一社。社殿は1793(寛政5)年に建立。当時の建築装 150629 (8).JPG 150629 (11).JPG飾技術の粋を集めた建造物で、県の重要文化財。社殿は権現造で、本殿と幣殿の外壁に極彩色の装飾が施されている。桐生新町創設にあたり、現在地に遷座されたと伝えられる〕に立ち寄って、社殿などを参拝。

 

社殿前には、牛が寝そべっている像があります。

境内・参道を抜けて、天満宮前の信号を左折して間もなく、駐車場が見えて来ます。

 

その前が、金屋レース工業〔明治時代初期に創業された織物工場で、当 150629 (10).JPG初は6連の鋸屋根で、外壁は4日前に歩いた深谷の日本煉瓦工場のもの〕の赤レンガが立っています。現在では、ベーカリーカフェとして活用されています。

 

本町通りを桐生駅方面へ直進。

 

道の両側が桐生新町重要伝統的建造物群保存地区になっていて、1591(天正19)年 、徳川家康の命を受け、大官大久保長安の手代 大野八右衛門により新たに町立てされた在郷街として発展し、絹織物業を中心に発展してきた桐生を象徴する家並み群(主屋や土蔵、ノコギリ屋根など)が並んでいます。また、いろいろなオブジェが間隔をあけて立っています。

 

途中、無鄰館〔旧北川織物工場で、鋸屋根工場が現存されていて、現在は建築設計事務所のほか 150629 (12).JPG創作工房として利用されている〕の外観と、買場通りの先を150629 (13).JPG右側に入って、旧曽我織物工場〔1922(大正11)年に建築された大谷石造り5 連の鋸屋根工場で、1970(昭和45)年、操業を停止〕現在に至っています。

 

 

本町2丁目の左手に、土蔵やレンガ造りの建物が目を惹きます。市指定重要文化財の有鄰館矢野本店店舗及び店蔵〔二代目矢野久左衛門が1749(寛延2)年に店舗を構えて以来、商業の発展に寄与してきた土蔵群。酒類、醤油、味噌などの醸造を行ってきたところで、江戸から大正期にかけて建築された〕へ。

有鄰館〔かつては酒・味噌・醤油を醸造し、保管するために使用されていた江戸時代から昭和時代 150629 (16).JPG 150629 (19).JPG 150629 (17).JPGにかけての11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用されている。まちなみ保存の拠点〕へ。敷地内に入って、展示場横の事務所前(チェックポイント)でスタンプを押印。

女性係員に、桐生で7月~9月も駅ハイいつでもコースがあることを話すと、『初耳で、良い情報をありがとうございます』 と...。

 ※「有鄰」とは、孔子の「徳孤ならず必ず鄰あり」という故事から引用した言葉。

 

本町4丁目の右側の足利銀行の次にあったのが、金善ビル〔織物工場 150629 (21).JPGを操業していた金善株式会社のビルで、地上4階、地下1階建て。群馬県内の初期の鉄筋コンクリート造りの建物で、桐生新町のシンボルだった〕は外観のみ。

 

その後、本町4丁目の交差点まで戻って、地蔵通りへと。上毛電鉄「西桐生」方面へ直進。 

 

四つ角に、桐生織物記念館〔1934(昭和9)年、桐生織物協同組合の事務所として建築され、「織都」の別称を持つ桐生の隆盛を今に伝え、国の登録有形文化財に指定されている〕。1階 は、織物製品(和装織物・桐生帯や着物など、洋装繊維製品・生地)を産地価格で販売2階織物資料展示室〕があります。

 

館内は無料で、古風な階段を2階に上がって、資料展示室内を見学。桐生織の歴史と伝統、七つの技法を用いて 150629 (22).JPG織られた和装織物の豪華絢爛さ、織機の種類など、過去から現在までの移り 150629 (27).JPG 150629 (26).JPG変わりを紹介していて、ガイド さんもいて何でも説明していただけます。

手織りコーナーでは、ガイドさんの指導のもと、織機による手織りも体験できます。

「ウォーキングクイズラリー」の用紙をいただき、次回のウォークまでの宿題に。

 

ゆっくり見学した後、最後のポイント 「西桐生」駅へ。 駅名の看板は、右からの文字で駅舎とともにレトロな雰囲気。そういえば、前回、車両の中に自転車を乗せていた 150629 (30).JPG乗客のことを思い出しました(サイクルトレイン)。

 

西桐生駅から直進3分で桐生駅東口のロータリー前へ。駅前広場には、織物の町、桐生を象徴するカラフルな糸をデザインした塔が立っていました。

150629 (31).JPG観光物産館わたらせゴール受付。来月再来することを伝えて、両毛線桐生駅へ。

 

帰りは、予定より1本早い11時20分発の小山行に間に合って、15時前に自宅に到着。

 

今回は、桐生の織物の歴史・文化に触れた駅ハイで、遠出した甲斐がありました。

 

 

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このページは、hatochanが2015年7月 2日 17:24に書いたブログ記事です。

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