風薫るゴールデンウィークの4月29日(火・祝)曇り空の中、「JR 駅からハイキング」で「レンゲ&菜の花畑と寺社めぐり(in 下総神崎)約11km」に参加。
コースは;下総神崎駅おかべ観音わくわく西の城神宮寺レンゲ・菜の花畑こうざき天の川公園利根川(神崎大橋)神崎神社・神崎の森鍋店(なべだな)酒蔵 下総神崎駅で 昨年と同コース
京成線で京成大久保駅jから出発。車内で、下総松崎駅をスタート駅と思い違いしていたことを、マップで発見。したがって、電車の乗り継ぎも違っていたので、JR成田駅で40分待つことに...。気がつかなければ大恥になるところ。
下総神崎駅には9時32分に到着し、大勢の参加者とともにスタート。地元のゆるキ ャラ「なんじゃもん」がお出迎え。
まず駅前から横断橋を渡って、反対側へ。花壇のきれいなロータリーを通り、水が いっぱいに張ってある水田を越えて真っ直ぐに進み、突き当りを右折。
少し歩くと、左手にNTTの建物があり、右折して、四季の丘方面に向かって県道郡停車場大須賀線を南下。案内人は見当たりませんが、ウォーカーが多いので前の人が見えるので付いて行きます。
しばらく歩いたところで、いったん右に曲がり直進すると 、右手に最初の ポイントおかべ観音(9:45)。ここで、混ぜご飯と煮物、白あえの3点を無料配布。地元 の方々が朝炊いた混ぜご飯をはじめ、 どれも美味しくいただきました。小休止した後、鹿島神社を過ぎて、その後、ゆるやかな下り坂へ。
坂を下ると、前方に成田線の踏切が見えて来ますが、渡らずに左折し、線路際の道を進むと、「関東 ふれあいの道」の標識があります。ちょうど、電車が通り過ぎました。電波塔を過ぎて、少しして右折。三四郎踏切を横断。
角に道標があり、左折し、すぐ右折。手前に「わくわく西の城」の看板が立っています。坂を上りきると、金網の柵が前にあり、横に西の塚貝塚が(10:13)。わくわく西 の城には今回も寄らずじまい。
雑木林を抜けて舗装道に出ると、間もなく神宮寺の仁王門前 へ(10:18)。ここもマップでは、混ぜご飯・豆乳ののサービスとありましたが、並んでいる光景が無く、本殿など境内を参拝したのみ。観音堂への階段は上らずじまい。
寺を回り込むように歩いて行くと、山の斜面に防空壕らしきものがありますが、荒れていました。続いて、遊歩道の案内板が。そこから、山道・雑木林の中を散策。うっすらと汗が染みて来ます。新緑の中を森林浴をしながら、と きどき色鮮やかなツツジが咲いていると ころも―。
雑木林中に中ノ城古墳があり、小高くなっていま す。 右手に、少し眺望の良い場所がありましたが、まわりの木々でいまいち。黄色い菜の花畑、田園地帯と利根川が観えます。
雑木林の神崎ふれあい自然遊歩道とも別れて、今度は一転、里山の景色(10:37)。
田んぼや畑が延々と続きます。青面金剛道祖神の角を左折し、菜の花畑の横を通り、畑の真ん中を 直進。水田には水が張られてカエルの鳴き声。高空にはヒバリのさえずり。畑の数箇所に菜の花畑の黄色い絨毯。「なたね収穫 のため立入禁止」の看板。
一面、黄色の絨毯の畦道を歩くのは、ちょっと風は強かったものの、ちょうど良い気候で広々としていて気持ちまでさわやかになりました。
前方左に、こうざき天の川公園〔水辺の自然が楽しめる親水公園で、鮒の釣り場としても知られる〕ここでトイレ休憩(10:48)。左手に、手打ちそばや飲食物の販売コーナー がありました。
東西に細長い公園で、ツツジを眺めながら、今度は、利根川土手に向かって歩きます。左手の畑は、震災 の液状化の影響で砂地が多く、麦を栽培して、だいぶ稲穂が垂れ始めていました。
墓地を過ぎると、前方に国道356号線バイパスにぶつかり、一段高い利根川 〔江戸時代から川沿いに河岸舟着場や舟運送が活発に行われた〕土手のサイクリングロードがあります。
舗装道から上がって土手を歩きながら、。利根川と河川敷、菜の花の先に観える赤い神崎大橋に向かって歩いて行きます。
手前の神埼大橋の先に 、神東ふれあい橋〔神崎町と茨城県稲敷 市 を結ぶ〕は、矢印のある引き返し地点まで行って、橋の上からの眺めは昨年眺めたので省略(11:03)。
バイパスを進んで、間もなく右折して河岸通りに入り、右手に曲がると、こんも りした森の中に神崎神社〔673(天武2)年、開創の古社。樹齢約2千年とといわれている国指定天然記念物 「なんじゃ もんじゃ」の木がある〕(11:11)。ここで、酒の試飲と、手焼きせんべいの試食。「冷やし甘酒」のサービス。もういっぱいおかわり。
都内のウォークと違って、いろいろなサービスがあるのも、地方ならではで、うれしい限りです。
本殿右手にある御神木の「なんじゃもんじゃ(樟)」は、雷で親木は上部が焼失したそうですが、脇から数本枝木が出て、ひこばえが取り巻き、樹勢豊かに生い茂っています。
境内の裏手が神崎の森となっていて、約7千坪もあるそうです。
参道から急階段(99段)を降りて、国道356号に出ました。
コースは、神崎ふれあいプラザ方面に、右折するのですが、パルテノン神殿風の文化ホール、ふれあいプラザは知っていたので、その先の鍋店神崎酒造蔵へ。
途中の沿道、30年前の役場庁舎前で、日本で唯一の発酵茶「碁石茶」サ-ビスもありました(11:18)。
白壁に大きく「仁勇」の文字。300年以上も続く鍋 店〔酒蔵見学も可〕で「発酵の里こうざき」といわれるように、良質で豊富な水を使った酒蔵(11:21)。仕込み 水のサービスと酒の試飲ができました。また、酒の販売もあり、お酒を買っていくウォーカーが並んでいました。
国道を進むと、歌碑と道祖神が左手に見 えます(11:23)。矢印は左で田園地帯方面になっていましたが、ここも真っ直ぐ、国道を進んでショートカット。前を歩いて行くと、5、6人やはり同じ考えのウォーカーがいました。そのおかげで、10分で駅へ着いて、マップ裏に載っていた電車に間に合いました。
下総神崎は、江戸時代の利根川の要衝、沿川の穀倉地帯で、神崎森の周辺で酒造りに適した豊かな水に恵まれたことによります。「関東灘」と呼ばれる酒どころへと発展。今でも町のあちらこちらに酒蔵があります。
昨年に続いて2回目でしたが、利根川と里山の自然の中で、地元の方々の人情や多くのサービスが印象に残った駅ハイでした。
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