鋸南では、石橋山の戦いに敗れ逃れた源頼朝が、当地の竜島海岸に上陸し、再起を図ったという史実にちなみ、「河津桜」に『頼朝桜』の愛称をつけ、日本一の桜の名所とすべく、植栽に取り組んでいます。町内各所に14,000本を植栽。その中で、保田川沿いに600本。「頼朝桜まつり」は、2月21日~3月15日。
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今年で3回目となる駅ハイ 「鋸南・頼朝桜ハイキング(約8km)」は、桜(河津桜)が昨年3月9日に行って満開だったことと、昨日の最高気温が18℃を超える4月の陽気になったので、本日(3/5)、思い切って出かけました。ハトちゃんは、千葉駅7時45分発館山行の内房 線に乗り、所要時間は約1時間半。途中の上総湊からは、車窓に東京湾の穏やかな、広々とした風景が観れました。
今年は「江月水仙ロード」の駅ハイがなくなったので、保田には初。車窓から駅傍の満開の桜が見えて、早くも期待大の様相。
少し風はあるものの、南房総特有のあったかい感じで、雨の心配が無くウォーク日和。
今回は、保田川沿いの3.5kmに植えられた『頼朝桜』を観ながらのウォークがほとんど。
〔コース〕
スタート 保田駅前観光案内所→権現橋→頼朝桜(保田川)→カーネーション団地→鶴ヶ浜八幡神社→中橋→貴船神社→ファミリーファーム保田→チースの里(チェックポイント)→元名花街道→汐止橋→ゴール 保田駅前観光案内所
同じ電車を降りたハイカーは、150人以上。スタートの保田駅前観光案内所で、早くも並ぶことに。当初は、参加者名簿が1枚でしたが、2枚に増やして2列で対応しましたが、狭い案内所は、あふれてしまいました。14、5番目に受付を済ませたハトちゃんは、コースマップの国道127号線に出ないで、駅前広場横の細い道を進んで、踏切へ。
前年の水仙ロードで終点近くにあった、保田神社へと。境内が公園広場風で鳥居と本殿だけで、神社としての風格はありません。神社の境内を覗いた後は、細い道を入って、 鋸南病院横へと抜けました。その先を左折し、保田川へと向かいます。
踏切を渡って、保田川にかかる権現橋を渡ります。川岸の両側に『頼朝桜まつり』の幟が立って いて、桜並木が続きます。
川辺には、菜の花の黄色とピンクに彩られた桜 (河津桜)が空の青さとの見事なコントラストに映え て、一気に春の息吹きに浸れます。丘の途中に、駅のホームからも見える、「足立区自然の家」 が建っていました。
小生は、何度も立ち止まっては、写真を撮りながらのウォーク。 7、8人が絶景スポットで、写真や眺望を楽しんでいました。小生も展望所の上から、しばし観賞。
天王橋まで進んで、橋を渡って、前が広場と駐車スペースがある鋸南町保健福祉センター前を右折。
田園風景の中に、ベンチと「生命なる大地」に関する石碑が急に現われま す。畑の中を通って行くと、左前方に富津館山道路(高速道)のインターチェンジと、高速 道路が前方に見えて来ます。鋸南保田IC 手前を右折し 、高速道路に平行して歩き、いったん高架下をくぐります。
今度は、高速道路の手前を左に沿いながら進みます。この 時点で、同じ電車で降りた駅ハイ参加者の姿は後方に...。道の右手には、桜並木が、ちょうど青空と重なり、ピンクがとてもきれいです。
間もなく、右手眼下にビニールハウスが立ち並び、カーネーションを栽培して いるカーネ ーション団地 を見ながら、長狭街道に出ます。一つ目を右折して、団地の間 を抜ける道を...。ビニールハウスは、くもっていて、中が見えづらいんですが、カーネーションを栽培しているようです。カーネーションが捨てられていたのを見つけました。空きのハウスもありました。ハウスの手前に、菜の花が黄色い絨毯になっているところも...。
八幡橋手前の鶴ヶ浜八幡神社を過ぎて、再び保田川沿いの散策道を歩きます。この あたりの桜の木は、まだ植えて間もないのか、高さが低く、小ぶりですがきれいに咲いています。木と木との間隔が少し開いていますが、2、30年後ぐらいには、立派な桜並木になり、花見の名所になることでしょう。
中橋を渡り、その先の貴船神社へ向かいましたが、不注意で通り過ぎてしまい、結局は見れずじまいに。当初は川の両岸に桜並木が続き、ここまで足を のば して正解でした。ここも観桜コースですが、先に行くと、だいぶ小ぶりな幹・枝でした。景色は抜群です。矢印にしたがい、折り返すことに。帰りは、車道と歩道が広い長狭街道をひたすら直進。
だいぶ早いペース。というのも、歩行時間を8キロを2時間として、11時33分発の千葉行にできれば乗りたいと思っていたので。
途中、中橋に向かって歩いているウォーカーの姿を、桜咲く川越しに見かけます。
カーネーション団地付近で、往路と合流。後から来たウォーカーを尻目に、高速道を横切り、「旅の駅直売所 ファミリーファーム」店 前へ。観光客の車が止まっていたのは、 「苺狩り」が30分1,500円でできるからだそうです。
保田小学校横を右折し、狭い道を進むと 「チースの里(花摘み園)」前にも桜が咲いていました。 ハ ウスを覗くと、金魚草やストックを栽培していて、今が最盛 期。
ここで、昨年のハプニングを思い出しました。小生の所属するウォーキングサークルの メンバー4人と偶然、遭遇し、その後、ゴールまで一緒に歩いたことです。
だいぶ日ざしが強くなって来て 、少し暑くなって来ました。
のどかな丘陵地帯に桜や菜の花、水仙が咲く、元名花街道へ 。小さな水車があります。いかにも温 暖な南房総という感じ。
花街道の看板を左折し、川に沿って歩き、土木遺産となっている 汐止橋〔近くを流れる「元名川」に架かる石積み 上路アーチ橋〕を見学。昨年から川と 橋手前に階段や手すりを付けて、じっくり観賞できる場所を整備。
ガード手前の道は、前方に見える鋸山の登山道に通ずる道になっています。女 性二人連れのハイカーが向かって行きました。遠方、青い空にくっきりと、鋸山ロープウェーの山頂駅舎が観えます。
帰りの電車には、十分に間に合うタイムで観光案内所一番でゴール(11:07)。
ゴールすると、特典として、カラーの観光ポストカードのプレゼント。
公園広場で、トイレと下着を着がえて、11時33分発の千葉行で帰りました。いつもガラガラの車内なのに、4両に学生の団体客が演奏ケースや旅行トランクを持って座って、しゃべっていました。空いている席に座って、水分補給と軽食を頬張りながら、珍しく眠らずに~。14時前に自宅へ。
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今年も観桜ができて、南房総の一足早い春の訪れを感じたウォークとなりました。できれば、今月末の佐久間ダム周辺のしだれ桜も足を運びたいと考えています。
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