2/21(土)、ハトちゃんは初の鴻巣(埼玉)ひなまつりに参加。
鴻巣花まつりは、昨年の5月24日(土)で過去2回駅ハイで行きましたが、今回は"ひなまつり"へ。上野駅では、地下の14番線ホーム出発で、ギリギリセーフ(8:02発)。冬晴れの中、期待して上野駅から、高崎線に乗って鴻巣駅に到着(8:50)。
〔コース〕
スタート 鴻巣駅→旧町名復活の碑→鴻神社→法要寺→鴻巣宿本陣跡→勝願寺→産業観光館「ひなの里」→広田屋人形店→マル武人形店→生出塚埴輪窯跡→鴻巣びっくりひな祭り〔市役所〕→クレアこうのす→エルミこうのすショッピングモール→ゴール 鴻巣駅
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まず、受付をしてスタート。駅前のバスロータリーには「ひな人形と花のまち こう のす」のシンボル表示が目を惹きます。
駅東口から前のウォーカーに続いて、エルミパーク前へ。その後、階段を下りて進むと旧町名復活の碑へ。道路際に観光ガイドのおじさんが立っていて説明してくれました。明治時代の旧町名が復活したとのことでした。
他のウォーカーは、あまり関心を示さず、通り過ぎるのみ。
そこから、約200mで鴻神社〔1873(明治6)年にこ の地ならびに近くにあった3ヵ所の神社を合祀したもので、もとは鴻三社といわれ、1910(明治40)年に鴻神社へ改名〕に行きました。
ここには、「こうのとり」伝説があります。その伝説は、災いをなす大蛇をこうのとりが飛んできて撃退、人々の平和な生活を戻してくれたというお話。こうした伝説があることから、諸々の災難除け・厄除け・家内安全・子授け(子宝)・安産・交通安全にご利益がある社として崇拝されているそうです。中でも赤ちゃんを運んで来てくれるといわれる「こうのとり」が、神様の使いとして祀られていることから、子授けを願う参詣が多いそうです。
社殿前に、御神木の夫婦銀杏が左右にあります。
その後、すぐ近くにある法要寺〔1457(長禄元)年の開基で、北本市 にある深井寿命院の末寺。寺紋が、加賀百万石前田家に宿所を提供したことにより「梅鉢紋」が許可された〕へ。珍しい3色のツバキがあり、落花も味わいがありました。
県道164号線(旧中山道)を進み、路地に入ると、中山道鴻巣宿本陣跡〔鴻巣宿は、元々、本宿村(現在の北本市)にあった宿駅を1602(慶長7)年に現在 地へ移して鴻巣宿と改称。旅籠は58軒あったといわれている〕へ。
道路脇に「鴻巣宿本陣跡」の記念碑が建っています。
続いて、訪れたのが勝願寺〔現在地に勝願寺が建立されたのは、1573~92年(天 正年間)の頃で、清厳上人が再興。寺紋は関東十八壇林(僧の学問所)の一つで、家康から「葵の紋」を許可された〕へ。境内左手奥に、仁王門、その先に本殿があり、建造物は風格が漂います。
境内では、地元町内会による甘酒サービスが行われていて、小生も1杯いただき、温まりました。
そこからは、前にも駅ハイでコースになっている、見慣れた街並み。旧中山道を進むと、両脇に人形店とひなまつりの幟が立っています。
間もなく、産業観光館「ひなの里」〔観光情報発信基地 として、雛人形の展示や鴻巣の歴史・産業が わかる写真や展示品を紹介。また土産品も販売〕へ。
ここでは、館内に飾られた、きらびやかなおひな様と、人形、鴻巣宿のグッ ズの他、外の広場にも、小さくて華麗なおひな様が飾られていて、ゆっくり観賞。
館内でトイレ休憩。
続いて、その先の広田屋人形店へ。
店内に入ると、店員さんから、ひな人形や五月人形で使う、きれいな生地の切れ端セットのプレゼント。
人形店らしく、多数のおひな様と、五月人形が整然と飾られていて、しばし観賞。17、8年前に浅草橋で買った、娘のおひな様を、今年はまだ飾っていないことを思い出しました。
また、店の前にある太鼓橋(長寿橋)は、一方向から上って下ると1年長生きを するということになっていて、小生は恥ずかしげも無く、2回上り下りしました。もう少しと思いましたが、後続のウォーカーが来たので2回にとどめて先を急ぎました。
その後、道の反対側を歩いて、観光館の先、「マル武人形店」を右折して 県道38号 線を横断して右折。鴻巣東小学校などの学校、公園を過ぎて、国道17号(中山道)にかかる歩道橋〔橋が金網になっていて上部まであるのは安全のため?〕を昇降すると、住宅街へ。
住宅群を抜けて、 道を迂回すると、小さな公園の前にガイドさんが立っていて、生出塚埴輪窯跡へ。『ここで、埴輪が作られた窯 が出て来たところで、クレアこうのす(せせらぎ公園内)に出土品が展示されている』とのこと。
その後、間もなく
左前方に高い鴻巣市役所の建物が...(10:08)。市役所前の玄関には、小さ いおひな様がいっぱい。また、1階ロビーには、日本一の高さを誇るピラミッドひな壇が。31段約7mもあって、吹き抜け天井すれすれまで続いています。
市役所の裏手は、市民のオアシ スになっている公園になっています。花まつり時には、大勢の人と、ガーデニングで賑わっていましたが、冬場は閑静な雰囲気。
公園中央にある、クレアこうのすへ。大ホール側のウインドーガラス前に は、おひな様が並べられていて、その先の階段を下りた小ホール前の展示室では、先ほどの窯跡で出土された、大小、形の違った埴輪が展示されていました。
埴輪を鑑賞後は、公園内を散策して、公園前のバス停出入口へ。
公園のシンボルでもある大噴水も止まっていました。
せせらぎ公園前を左折して、あとは駅までけやき通りを1km直進。この道はとくに飾り立てもなく、市街地を歩くのみ。
旧中山道の角に、鴻巣宿の碑と案内板があって、 自動販売機がカラフルなおひな様のデザインはご当地ならでは。
駅前のエルミこうのすショピングモールが見えました。
2階の連絡通路から、鴻巣駅でゴール。歩行距離約8kmを2時間弱で...。駅に着いて、切符をみどりの窓口で購入。改札口を入る時に、上野行の2番線を、あわてて下りの1番線で籠原行(10:42発;上りも同時刻)に乗ってしまい、一つ先の北鴻巣から引き返して来ました。
しかし、何が幸いするかわかりません。北鴻巣で乗った上り電車は混雑していましたが、偶然、前に座っていた乗客が鴻巣で降りて、座れてラッキー。
鴻巣駅から乗って来た駅ハイ参加者は立ち見。
浦和まで座って来れて大正解。帰りも座って帰りたかったので、南浦和から武蔵野線経由で家路に向かいました。
このひなまつりコース(約8km)は、待ち遠しい春を感じつつ、たくさんのおひな様を観賞(特に日本一の高さを誇るひな壇は圧巻)し、鴻巣宿の歴史・寺社にも触れられて大満足できたウォークとなりました。明日も、高崎線でこの先の神保原~新町のひなまつりに参加します。
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