コースは;熊谷駅 星川シンボルロード中央公園高城神社八木橋百貨店(旧中山道跡)片倉シルク記念館星渓園石上寺熊谷桜堤万平公園熊谷駅
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3/28(土)、ハトちゃんは前日に開花宣言が出た、初の熊谷(埼玉)の桜を観に駅ハイに勇んで出かけました。
年度末を締める熊谷のお花見駅ハイは、上野駅6番線ホーム出発(8:02発)。いつものつもりで、上野始発だと思っていたのに、来た電車は新しく開通した東京・上野ライン。車内には、1ドアに2~3席しか空いていない状況でとりあえず座れて良かったです。熊谷駅にちょうど9時に到着。
まず、受付をしてスタート(9:03)。冬晴れの中、駅前北口から直進。
筑波二丁目を左折すると、星川シンボルロード〔景観の美しい星川、約760mの散策を楽しめる。鎌 倉町~星川~筑波~銀座の6つの広場《いこいの広場・若者広場・太陽の広場・緑の広場・星川広場・ふれあい広場》があり、「水と緑と彫刻のプロムナード」として、アメニティ空間の整備や電柱地中化工事が行われている〕へ。
両側が車道になっていて、中央部に彫刻が立っていて、親水公園の横を歩けます。
お祭り広場の交差点を右折し、500mほど正面に、熊谷市役所の建物が。
右手に隣接して中央公園。園内には、「玉津留姫」「千代鶴姫」(熊谷直実の娘の名 が付けられている)祇園枝垂れ桜が8分咲きで咲いていました。また、十二代目市川團十郎が植樹した「駿河小町」桜も咲き始めていました。
次いで、熊谷郵便局の反対側の細い道から、高城神社〔神話の神・高皇産霊尊(たかむすびのみこと)を祀(まつ)っている。 1590(天正18)年の兵火で焼失したのを、忍城主・阿部正能が再建〕の境内へ。
境内に続く参道には、一の鳥居から三の鳥居があり、注連縄に房が3箇所ぶら下がっています。
参詣後、国道17号線(中山道)に出ると、道幅も広くなると同時に、車も多くなって来ます。
右折して、八木橋百貨店〔江戸時代に宿場町として栄えた熊谷。旧中山道の上に建てられている〕前にある「旧中山道跡」の石碑で確認。
さらに歩道橋を渡って、反対側を直進。本石(南)手前左側にイオンの大きな建物が目に飛び込んで来ます。
斜め左に入る手前の道を進んだせいで、片倉シルク記念館〔片倉工業熊谷工場の繭倉庫を利用した記念館で、製糸業の歴史や当時の機械を展示。片倉工業というと、富岡製糸場の官営から民営に払い下げた後、富岡を昨年、世界文化遺産まで保存・維持したことで有名〕の建物を確認できませんでした。富岡には、オジン隊でも行ったのに、トホホ。
イオンを過ぎて左折し、道なりに進むと左手に星渓園〔熊谷の発展に数々の偉業を成した竹井澹如翁によって慶応年間から明治初年にかけて、別邸として、「玉の池」を中心に竹木を植え、名石を集めて回遊式庭園を作られた。昭和初期、この地を訪れた前大徳牧宗禅師が、「星溪園」と命名。1954(昭和29)年に市の名勝として指定された。
平成2年から4年にかけて、老朽化の建物は数奇屋感覚を取り入れた上で復元。星溪寮、松風庵、積翠閣の3つの建物があり、お茶会などの日本的文化教養の場として、利用できる〕に立ち寄って、庭園や建物内部を見学しました。落ち着いた雰囲気のたたずまいでした。
続いて、その先を右折し間もなく左手に入って、石上寺〔真言宗;熊谷桜は、早咲きの彼岸桜よりも早く開花するので、一ノ谷合戦で熊谷次郎直 実がさきがけを争っ た故事にちなみ名付けられています(熊谷観光局ホームぺージより)〕へ。
早咲きの桜は咲いていましたが、こちらもマダマダ。
真っ直ぐ荒川の土手に向かって直進。土手に上がると左に曲がってすぐに、軽トラックが止まっていて、団子(みたらしとあんこ各1本)の袋をサービスしていただきました。
土手の上からは、広い河川敷・緑地が続き、野球やサッカー、ラグビーなどのグラウンドが立ち並んでいて、ボールを追っての練習風景。
土堤の上から、太くて大きい桜並木がずっと続いていますが、まだ蕾がピンク色で、数輪が咲いている程度。約2kmに「ソメイヨシノ」が500本も咲き誇って、お花見で賑わうのに残念。代わりに手前の菜の花の群生が黄色い絨毯で、サイクリングロードを歩く人々の目を楽しませてくれます。家族連れやアベックも楽しい雰囲気で、春の息吹を感じます。
残念ながら、桃色の提灯が飾られている 出店の通りは閑散としていて、人の行き交いもほとんど無し。交通整理案内人も手持ち無沙汰。
市民体育館までは土手を歩いていましたが、一段下の土の道に下りて、下から菜の花群生を眺めます。「熊谷桜堤」の石碑を偶然、見つけてラッキーでした。
最後は、土手を下りて、歩道橋を渡って、熊谷桜堤より歩いてすぐのところにある万平公園〔旧熊谷堤の一部が残された公園で、こちらにも多くの桜が残されている〕
公園中央付近の枝垂れ桜が先行して、満開に咲いていましたが、お山の上はまだまだ蕾状態でした。提灯つけられていて、夜のライトアップもあるそうです。
園内に観光ボランティアがいたので、いろいろとお話をうかがいました。
公園遊具の手前に、目を引く建造物があります。1961(昭和36)年、埼玉県蚕糸業協会が建立した蚕霊塔で、中央にあるのは、枝がかぶっていますが繭玉。左が「桑つみ」のレ リーフ。右は「繭かき」で、婦人像のレリーフ2点を配した供養塔は優雅であり、珍しい。これは日本美術院の同人、新海竹蔵がデザイン&制作したものだそうです。桑園開拓などに力を入れた竹井澹如の縁から、この公園に蚕霊塔を建設したそうです。
ちょうど、熊谷に来て思い出したのは、ハトちゃんが例年参加している「首都圏スタンプラリー」が3月から始まっていると思って、駅ハイ終了後に、「熊谷スポーツ文化公園」に行きたいと言うと、熊谷ドームが一昨年2月の大雪で壊れて修復中とのこと。
その話に、逆にどうなっているかを見たくなりました。
その後は、15分ほどで、熊谷駅南口へ(10:50)。駅前 広場には、馬にまたがった、熊谷次郎直実の勇ましい銅像が立っていました。また、ラグビーのまちとしても有名で、ラグビーボールの像も立っていたり、ラグビー高校選手権大会が開催されるなど、スポーツ振興にも力を入れています。
まだスタート受付をやっていたので、一応、挨拶をして、駅長さんにも御礼の挨拶。桜づくしの駅ハイにはならなかったものの、熊谷のお花見は、来年こそリベンジしたいと思いました。
その後、路線バスで「熊谷ドーム前」終点の路線バスで15分。 ドームのある熊谷スポーツ文化公園は、2年前に一度来ていましたが、約88haもある広域で、東西地区に、ラグビー専用グラウンド、 公認陸上競技場や国内最大級の彩の国熊谷ドームなど。さらにウォーキングコースやバッテリーカーや各種のスポーツができる施設や多目的広場などが充実していて、多くの人たちが利用していました。
まず、目に入って来たのは、ドームの屋根を張り替えていました。事務所を聞くと、陸上競技場の中と、ガードマンが教えてく れました。すると、『ドームの中ですよ』と言われ、ドームに行って見ると、出入口がありません。また汗ビッショリで、陸上競技場内の事務所に戻り、最後は電話で聞いてもらい、『今年はドームの修復工事中のため指定しない』 とのこと。
帰りのバスは、30分に1便だったので、公園内を右往左往で、約30分行ったり来たりで、約2.5kmは速歩。余分に歩かされて、疲れました。管理事務所の人も、休日のせいかどうか、よくわからなかったようです。
約1時間寄り道して、収穫はドームの天井の穴あき修復工事の外観のみ。
それでも、本番の熊谷駅ハイが6kmと短かったので、いつもの8km以上は歩いた計算に。
暖かくなって二日後の30日に熊谷の満開宣言には、「ついてないなぁ~」と一人つぶやきハトちゃんになってしまいました。ジャン・ジャン♪
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