鋸南では、石橋山の戦いに敗れ逃れた源頼朝が、安房の竜島海岸に上陸し、再起を図ったという史実にちなみ、「河津桜」に『頼朝桜』の愛称をつけ、日本一の桜の名所とすべく、植栽に取り組んでいます。町内各所に14,000本を植栽。その中で、保田川沿いに600本。「桜まつり」は本日まで。
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昨年2/24(日)に新規に実施された駅ハイ 「鋸南・頼朝桜ハイキング(約7.8km)」は、桜(河津桜)がほとんど咲かなかったので、今年は約3週間遅らせて3/9(日)に実施されました。ハトちゃんは、千葉駅7時45分発館山行の内房線に乗り、今年も参加。所要時間は約1時間半。
「保田」駅には、今年「江月水仙ロード」に続き2回目。駅の傍にも車窓から満開の桜が見えて、今年 は期待できそうです。
天気予報では晴れですが、朝方は少々曇っていて、房総にしては気温が低く感じます。それでも雨の心配が無くウォー ク日和。 今回は、保田川沿いの3.5kmに植えられた『頼朝桜』を観ながらのウォーク。
駅前受付で、いすみ市役所からJRに出向している川崎さんが笑顔で挨拶。この3月で、役所に戻るそうです。 『2年間、楽しい駅ハイを裏方から支えていただき、ありがとうございました』 。
まず、先月の水仙ロードで終点近くにあった、保田神社へ。境内が公園広場 風で鳥居と本殿だけで、神社としての風格はありません。その先を右折し、保田川へと向かいます。
保田川にかかる権現橋を渡ります。川岸の両側に『頼朝桜まつり』の幟が立って います。
川辺には、菜の花の黄色とピンクに彩られた桜 (河津桜)が空の青さとの見事なコントラストで観えて、春の息吹きに浸れます。途中に、駅のホームから見える、山の中腹に建っている「足立区自然の家」 がありました。
ハトちゃんは、立ち止まっては、写真を撮りながらのウォーク。 昨夜は、権現橋周辺で手作りの竹灯篭で桜を照らすイベントが行われて、竹や灯篭を片付けていました。 また、竹細工で作った剣玉などを見せていただきました。
天王橋まで進んで、橋を渡って、鋸南町保健福祉センター前を右折し、田 園風景を見ながら、富津館山道路(高速道)の鋸南保田IC 手前を右折し 、高速道路に平行して歩き、いったん高架下をくぐります。
今度は、高速道路の手前を左に沿いながら進みます。
すると、右手眼下にビニールハウスが立ち並び、カーネーションを栽培しているカーネ ーション団地 を見ながら、長狭街道に出ます。右折して、団地の間を抜ける道を...。ビニールハウスは、くもっていて、中が見えづらいんですが、カーネーションでいっぱい。ハウスの手前に、菜の花が黄色い絨毯になっているところも...。
八幡橋手前の鶴ヶ浜八幡神社を過ぎて、再び保田川沿いの散策道を歩きます。このあたりの桜の 木は、まだ植えて間もないのか、高さが低く、小ぶりですがきれいに咲いています。木と木との間隔が少し開いていますが、2、30年後ぐらいには、立派な桜並木になり、花見の名所になるでしょう。
中橋を渡り、コースは先までありますが、同じような景色が続くの で、ここで観桜コースを折り返すことに。だいぶ早いペース。というのも、11時33分発の千葉行にできれば乗りたいと思っていたので。
帰りは中橋付近で、長狭街道をひたすら直進。道路の反対側を折り返しに向かうウォーカーの姿をだいぶ見かけました。
カーネーション団地付近で、往路と合流。後続のウォーカーから『早いですね』と声をかけられます。高速道を横切り、「旅の駅直売所 ファミリーファーム」店前に、観光客が並んでいたので、聞いてみると 「苺狩り」希望だそうです。
保田小学校横を右折し、狭い道を進むと 「チースの里(花摘み園)」前にも桜が咲いていました。 ハ ウスを覗くと、金魚草やストックを栽培していて、今が最盛期。
ここで、ハプニング。突然、道路の前に、「ゆうほ21」ウォーキングサークルの中村さんと 遭遇。女性メンバー3人と車で急遽、駅ハイ に参加したそうです。まったく来ることを聞いていなかったことと、むこうも小生が来ていることを知らせないのに遇うとは...。世間は狭いものです。
ということで、ここからは道中5人連れ。晴れて来て、少し暑くなって来ました。
のどかな丘陵地帯に桜や菜の花、水仙(終わりに近い)が咲く、元名花街道へ 。小さな水車があります。いかにも温暖な南房総という感じ。
花街道の看板を左折し、川に沿って歩き、土木遺産となっている 汐止橋〔近くを流れる「元名川」に架かる石積み 上路アーチ橋〕を見学。昨 年は無かった橋手前は、階段や手すりを付けて、観賞できる場所を整備。
ガード手前の道は、前方に見える鋸山の登山道に通ずる道になっています。遠方、青い空にくっきりと、鋸山ロープウェーの山頂駅舎が観えます。
帰りの電車には、十分に間に合うタイムでゴール(11:00)。
駅ハイ特典(ビオラ一鉢と、暖かい「かじめ汁(地元金谷の海でとれるねばりの強 い海藻)」を一杯ごちそうになり、地方ならではのサービス。地元千葉のウォークは、コレだからまた出かけてしまうんです。
中村さんの愛車が止めてある市民体育館まで歩いて、車に一緒に乗せて もらい、昼食は駅近くの磯料理「山田屋」へ。体育館前でカラフルな市の観光マイクロバスが停まっていました。
車で、一緒に帰ろうとも思いましたが、4人組はこの後、東京大観音などにも寄るということなので、夕食の準備がある小生は断念。
駅まで、中村さんが送ってくれました。12時29分発に5分前で間に合い、満腹だったことと電車の心地よい揺れで、乗車すると間もなく途中までぐっすり。14時半には自宅に到着。
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今年は、観桜ができて、またウォークの仲間とも途中で出会えて、楽しいウォークになり南房総の早い春の訪れを感じた一日でした。
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