11月4日(日)、JR駅ハイ「武蔵武士 畠山重忠のふるさとを歩く(in 深谷)約10km」に行って来ました。
千葉・幕張本郷駅から、埼玉の深谷駅まで、普通列車で2時間半。上野から高 崎線に乗って8時53分着。今回、初のスタート地点まで無料送迎バス。55人乗りで何とか1番車に乗れました。駅から10分ほど揺られて荒川土手沿いセブン・イレブン駐車場からスタート。当日は、秋晴れで、絶好の ウォーキング日和。
係員にもらったコースマップを片手に、まず、荒川沿いの眺望が眼に入りま す。それから滝不動へ(9:20)。階段を降りて、崖下に、 不動明王の滝、湧水が...。正直、大したことがない。堰の手前に水鳥がいっぱい。
続いて、重忠橋と名づけられた六堰頭首工〔江戸時代から荒川に六つの堰があったが、2006(平成18)年に新たに整 備、現在に至る〕の鉄筋コンクリート橋を渡ります(9:25)。広い荒川の河川敷や、遠くの山並みまでが展望できます。
渡り終えて、左折して、川岸沿いの道を進みます。すると、 川の流れの瀬があり、「重忠が荒川を渡れない時に、鶯が鳴き声で浅瀬を教えてくれた」ことから、鶯の瀬と呼ばれています(9:32)。ここで、本日のスタンプラリー最初のスタンプを押します。うっそうとした森の中から出て、次に井椋(いぐら)神社へ(9:34)。
コースにしたがって、案内人が立っています。
満福寺観音堂〔平安時代の開基で、重忠が再興した菩提寺としたと伝わる〕で、堂内の重忠等身大 の千手観音と、境内の廟の石碑、板碑など〕を見学(9:38)。
その後、広い道路に出ると左折して直進。途中に畠山重忠公史跡公園があり、昨日と本日は顕彰事業で、重忠まつりが開催されていました(9:50)。
公園入口に、馬をかつぐ銅像〔一の谷の合戦で愛馬をかついで、ひよどり越えをしたとされる勇姿〕、奥に重忠の墓(169cmの大型五輪塔)と、5つの五輪塔を祀る廟、公園手前に石婆塔、重忠産湯の井 戸があります。
10時から、重忠太鼓保存会のメンバーによる和太鼓披露や出店がありました。
ここからは、直線でひたすら真っ直ぐに進みます。道路の歩道の段差部分に重忠の絵や桜の絵が描かれています。県道81号線に出て横断して、案内どおりに細い道に入ります。里山風景をゆったり観ながら、少しずつ前へ。
コースに沿って歩くのですが、道が単調な点と、観るポイントが無いため、思っ て いた以上にくたびれます。だいぶ歩いて、左手に本田城跡〔重忠の郎党本田近常一族の館跡で、道から奥まっていて、看板のみ見てパス〕(10:25)。ここで、朝方、寒かったので、一枚余分に着ていたセーターを、脱ぎます。
しばらく歩くと、県道69号深谷嵐山線にぶつかり、右折。急に、車の交通量が増えます。10分ほどで、右手に、埼玉県農林公園があり、3・4日に行われている「彩の国 食と農林業ドリームフェスタ、米まつり同時開催」があり、野外ステージのパフォーマンスやら模擬店、農産物販売所、各種団体による宣伝や催し物、また右手奥では深谷博覧会、太鼓祭りや子供向けの番組、遊具などがあり、ごった返すほどの混雑(10:40)。臨時駐車場でも順番を待つ車が並びます。
スタンプ設置場所の案内が無くて、やっと係員に聞いて、グリーンの洋風の建物前 の受付を発見。園内を遠回りした分、フェスタ&まつりを覗き見ることができました。
秩父鉄道武川駅方面に向かい、先ほど来た県道69号線を途中まで引き返すことに。きれいなコスモスの畑が...。歩道が片側しかないため、これから農林公園に向かうウォーカーとすれ違います。
後ろを見ると、フェスタを楽しんでいるのか、全くウォーカーの姿が見えません。もう少し、ゆっくり観ても良かったと思いました。分岐点を直進します。
前に一人の男性ウォーカーが、だいぶ先を歩いているのを目撃し、少しペースを 上げました。意識たのか、うっかり双体道祖神を過ぎてしまい、本畠駐在所の交差点へ。白鳥飛来地の看板があります(11:05)。横断して聞くと、先ほどの角だと...。
調べてあった電車の時刻から、戻ると間に合わなくなると判断して、植松橋の かかる荒川へ。橋を渡って、手前を右折して、川沿いの道を5分ほど。やっと、 最終ポイントの川本出土文化財管理センターへ。アンケートに答え、一覧した後、あわてて駅へと向かいました(11:30)。秩父往還道を横断して線路際に出て、左折し武川駅へ。
駅に着くと、スタンプラリーの記念品(特製缶バッジ)の受け取りが、センターの横の川本公民館だったことを後から着いたウォーカーに聞き、チョッピリがっかり(11:45)。缶バッジは引き出しいっぱいに貯まっていて使わないので、まぁ、いいか...。
電車を待っていると、線路の上に切符を落とした女性ウォーカー。 たまたま、落ちた瞬間を、ハトちゃんが見ていたので、教えて上げて事なきを得ました。よく見ると、朝、隣席でよくしゃべっていたおばさん。だいぶ、おっちょこちょいな感じ。11時48分発で熊谷へ。高崎線湘南新宿ライナーで赤羽→上野→秋葉原→幕張本郷へと帰って来ました。それにしても、遠くて少々疲れました。
今回のウォークは、畠山重忠公の歴史と重忠公を愛する地元の人々に触れられ、心温まる史跡めぐりとイベントでした。
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