ハトちゃんは、7日(日)駅ハイ 「歴史探訪旅人気分で歩く東海道戸塚宿(約9km)」へ参加。
戸塚は、江戸時代、東海道の日本橋から6番目の宿場町 初めてこの地を訪れました。
当日は、9時半のスタートでしたが、いつもの習慣で、9時だと思い込む勘違い。9時にスタート受付に並びました。早くも20人くらいが来ていて、少々待っていると後ろに続々と並んでロータリーの奥まで5列の縦長の列。
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〔コース〕
スタート 戸塚駅→妙秀寺→江戸見附→吉田大橋→清源院→高松寺→海蔵院→八坂神社→富塚八幡宮→上方見附→親縁寺→南谷戸の大わらじ→柏尾川→ゴール とつおか結び広場(戸塚区総合庁舎)
今回は、係員が駅前の長蛇の列と寒さを気にしてくれて、15分早くスタート。グループなどで来ているウォーカーはゆっくりなので、早くも女性ウォーカーの後で、7番目くらいに...。
まず、駅の反対側東口へと進んで、前のウォーカーに続いて、柏 尾川に架かる青い鉄製の元吉倉橋を渡ります。川沿いの道(桜並木がある)を進み、日立製作所を右手に見ながら歩くと、正面に妙秀寺〔日蓮宗;桓武平氏の血をひく豊島修理太夫の母の創 建。境内に歌川広重の浮世絵『大橋』にも描かれた道標がある。戸塚宿七福神の弁財天〕へ。法事があり、外観のみ。
旧東海道の元町の交差点を右折して間もなく、反対側の松ノ木の前にある江戸方見附の石碑〔東海道 戸塚宿の江戸側の入口にあったもの〕へ。
コースは遠回りになるので、道を引き返して、吉田大橋〔歌川広重の東海道五 十三次之内戸塚」に描かれた橋があった場所〕へ。橋の欄干の下に、数枚の該当する浮世絵が描かれていました。
ショートカットしたので先頭へ。後続が見えません。先頭を自分のペースで、一人気持ちよく歩きながら、そこからは、国道1号線旧東海道をひ たすら南下。道路のマンホールは、正月恒例の東京―箱根間大学駅伝のデザイン。
その後、戸塚駅傍の戸塚大踏切デッキ(道幅が広くて、途中で信号が変わらないか が心配で、急いで渡りました)を通って、清源院〔浄土宗;徳川家康の側室お万の方が尼となり創建。七福神毘沙門 天〕へ。本堂窓ガラスに大きな葵の紋が描かれていました。
続いて、バスセンター前を右折し、300m左手に高松寺(臨済宗;開山は1354 (文和3)年龍甫公禅師による。寺の山頂にある高松塚に開祖の墓がある。七福神大黒天〕へ。境内に撫でて供養する「撫で仏」がありました。参拝後、元来た道を引き返すと、後続のウォーカーとやっと出会いました。
東海道に出ると、左折してさらに南下。
途中、戸塚消防署前の右側に、海蔵院〔臨済宗;創建は1363(貞治2)年黄梅院2世による。澤辺本陣初代当主の澤辺信友により中興される。鎌倉円覚寺の末寺。七福神布袋尊〕へ。山門 に左甚五郎作といわれる見事な竜の彫刻がありました。梵鐘も江戸時代から時の鐘として人々に親しまれたが、昭和40年代から撞かれることはなくなったそうです。
その後、東海道と鎌倉道の辻に鎮座する八坂神社で、落葉の清掃をしていたおばさ んに『今日は、何かのイベント?』と聞かれたので、『JRの駅からハイキングで歩いています』と答えると、『頑張ってね』と励まされました。
戸塚町の信号を過ぎて、大坂下の信号手前右側の富塚八幡宮〔八幡宮のある丘は古墳になっていて、これを富塚といったことから名づけられた。また、戸塚の地名はこの富塚にちなんだものといわれて いる〕に立ち寄った後、信号を渡って、上方見附〔戸塚宿の京側の入口にあったもの〕へ。見附の切石に、当時の大名行列の絵が刻まれています。
またも、元来た道を戻って、戸塚町の信号を今度は右に入ります。入って200m先の右側に、親縁寺〔時宗;1320(元応2)年、呑海が布教の折、戸塚を訪れ、その際真言宗から時宗に改宗された。七福神 福禄寿〕があります。山門下の庚申塔や境内には、哲善地蔵や熊野権現社、地蔵堂、鐘楼 堂などがありました。
このあたりまで、ずっとトップで歩いていましたが、白っぽい服の男性(ハトちゃんよりも高齢な感じ)に、追いつかれて一気に抜かれることに...。歩くペースが違い過ぎるので、追わずに小生は自分のペースで歩きました。それでも、見える距離ぐらいの間隔で付いて行きました。
柏尾川に出て川沿いの道を左に進むと、豊田堰橋の前で交通案内の係員が立っていて、道を教えてくれました。橋を渡って、市立栄第二水再生センター脇の細い道を直進。東海道線の下にある、高さが低くて狭いトンネルをくぐって、豊田小学校脇を通って、県道203号線に出て下倉田交番前を渡ると、左前方に南谷戸の象徴、大わらじ・道祖神がぶら下がっていました。
先頭のウォーカーは、ちょっと見ただけで足を止めずに、すぐ柏尾川方面へ引き返しました。何ともったいないことです。ハトちゃんが近くに行くと、係員がちょうどチラシを配るところだったので、その大きさを目測し、チラシを読んで、「わらじ」を飾った意味を理解しました。
道祖神は、道路の辻に石碑を建てて人々が信仰し、何時しか、誰するとなく、わらじを小枝に奉納するようになりました。また、縁結びの神ともいわれ、昔は良縁、愛縁の願いを信仰したとも伝えられています。
現在の大わらじは、道中祈願のため、大正初期から作られはじめ、戦後は3年ごとに作り替えているそうです。大きさは、全長3.5m、幅1.5m、重さ200㎏。
本日のポイントの目玉であるだけに、深く参詣して、引き返すことに...。
柏尾川に出ると、前方が見通せる川沿いの道です が、前のウォーカーは確認できず。川は、横浜市内では、鶴見川に次いで、2番目に流域面積が大きく、全長約11kmの二級河川。昔は、暴れ川でしたが、現在は治水整備がされて、川沿いは桜の名所となっています。
2kmを越える川沿いの道(歩行者専用道路)を直進。旗を持ったガイドに連れられたグループやジョギング、散歩する人たちを多く見かけました。
また、川の一定の箇所に川原の道に降りられるところがあり、川の流れを近くで見ることもできます。
桜橋を過ぎて間もなく、高いビルが。 ゴールの「とつかお結び広場」が開催されている戸塚区総合 庁舎(3階)へ。歩行距離9kmを早いペースで、2時間弱でゴール(11:04)。
会場では、企業、NPO法人、ボランティア活動、JR戸塚駅、各種団体・学校などによる「戸塚を知り共感し活動を広げたり、仲間づくりを勧めよう」ということで、各ブースでいろいろな活動を紹介。ギャラリーや体験コーナー、ミニステージでのイベント(歌や演奏、踊り、マジックなど)もあって、多くの人たちで賑わっていました。ひととおり、会場を見て、戸塚駅へと向かいました。
また駅へつながっている駅西口広場では、けん玉の指導も行われていて、家族連れがチャレンジしていました。
構内では、新たな新幹線のモデル前で、「子どもさんが駅長さんの服を着て写真を撮 ろう!」というコーナーもあり、かわいい駅長さんの誕生が見られ、微笑ましい光景。
改札口を入り、ホームから西口を見ると、右側に 「トツカーナ」、左側に戸塚区総合庁舎のビルが並んで見えました。
戸塚駅からは、総武快速・横須 賀線に乗って、一つ手前の津田沼駅で乗り換えて、幕張本郷駅へと。
乗換えが少なくて、本数も多いので、幕張本郷から戸塚駅まで74kmの割に、時間も片道1時間20分で、近場に感じたウォークでした。
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