10月13日(日)、JR駅ハイ「泉福寺 国指定重要文化財特別公開と六阿弥陀めぐり(in 桶川)」15kmに行って来ました。
千葉・習志野から、埼玉の桶川まで、普通列車で1時間35分ほど。上野から高崎線に乗り桶川着が8時42分。市長が挨拶後、桶川駅からスタート(8:50)。当日は、秋晴れで、絶好の ウォーキング日和。
コースは、昨秋の逆。駅西口前の道路を直進。ハトちゃんは先頭グループ。マップ下欄に、六阿弥陀スタンプめぐりがあり、順番にスタンプを押していく楽しみが...。歩道の途中に、べに花の郷を描いたマンホールが...。
いよいよ寺社めぐりがスタート。本日のゴール 「さいたま文学館」前を右折。ゴール受付は準備中。女性係員から「頑張ってください」と声をかけられました。
それにしても、最初のポイントまでの4.5kmはしんどい。出だしは早いペースでいつの間にか先頭に。なぜか、高齢の男性が、走って抜いて行くのを見て、以前見た人で「ウォークイベントなのに?」と首をかしげます。
途中、交差点 にJA農産物直営所があり、べに花のかわいい看板が目につく...。自分より、歩幅が広い長身者に途中で抜かれて、その後は付いて行くことに。
その後、矢印のとおりに裏手に回ります。国道17号の広い道路に出たまでは良かったのですが、城山公園が前方に見えたので、一時方向音痴に。左折したのに、後続が来ない。横断してから左折が正解。こちらに向かってくる後続者の姿を確認してから、小生も動きだしました。信号待ちの間に、二人が前へ。
歩道橋を渡り終えて右折。JA川田谷支店が傍にあり給水所。歩道橋のすぐ横なので、見落とす人 たちもいます。小生は、昨年、JAを通り過ぎて失敗したので今回は立ち寄り、ぬるい麦茶のサービス。
すぐ先を左手に入ると、狐塚堂 坂 地蔵堂へ。道の裏手が本堂の正面になり、回りこむように して覗き、六地蔵の第二番を確認。
道路の反対側に当たる右側を進見ます。樹木や広場、色とりどり の花が咲いている花壇が観える城山公園を横目に、県道川越栗橋線をひたすら進みます。途中で、町内会でしょうか? お祭りの行列に出会います。荒川にかかる橋の手前まで、 直進。
ガード下に桶川飛行学校の看板。右手に入り、細い道を進みます 。速いウォーカーとすれ違い。
前方に旧陸軍桶川飛行学校〔現在の航空自衛隊熊谷基地の分教場として、1937(昭和12)年に桶川市 の太郎右衛門橋のたもとの川田谷に開校。特攻隊の訓練基地としても使用されました。初めて飛行機に乗る人向けの教育を行った〕がだんだん近づいて来ます。
現在も営庭、宿舎本部兵舎、車庫、守衛所、守衛所前の弾薬庫などが残っていて、当時の雰囲 気を今に伝えています(10:07)。
当日は、薄暗い建物内部を公開していて、写真や資料を展示。DVD放映などがありました。「旧陸軍桶川飛行学校を語り継ぐ会」の会員さんが丁寧に 解説をしてくれました。また、特攻隊で戦死された方の次女で、語り継ぐ会の会長さんと、歴史や保存の苦労など、貴重な話をうかがうことができました。
昨年は、土手によじ上がり、荒川の広い河川敷周辺の眺望 を観ましたが、今回は省略。
土手づたいに真っ直ぐに歩いて行くと、正面にこんもりとした森がだんだん大きくなって来ます。
泉福寺と書かれた出入口を入って、山門の前に、ボランティアの方々がいて押印。今回のメイン泉福寺〔東叡山勅願院円頓房泉福寺と号し、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗の別格寺院。東叡山とは「関東の比叡山」という意味で、天皇の勅願所であると共に、学僧の養成道場としての学山。829(天長6)年、慈覚大師円仁が開山したとされ、広大な寺城であったと言わ れるが源平の乱において戦火を被り全てを焼失。その後、鎌倉時代に復興〕へ(10:35)。
緑に囲まれた広い境内には、山門や本堂をはじめとした江戸時代以来の建物があり、阿弥陀如来坐像は、 高さ89.3cm、鎌倉時代の1262(弘長2)年に製作されて、安置されています。国指定文化財の金色の坐像が特別公開されていて、、他にも仁王門に珍しい石の仁王像、雨乞いの龍など重要な文化 財、第五番の六地蔵を観ることができました。
立派なお寺を観た後、何やら飛行機のエンジン音が...。秋晴れだったので、荒川沿いの広大な敷地で、セスナ機のフライト 〔ホンダエアポートの滑走路〕を観られ、後方に富士山、 右手に秩父連峰の両神山などが良く観えました。
間もなく、一段高い荒川の土手に上がって、眺望を楽しみながら、涼風の中、二人のピッチが上がります。
次の松原八幡神社へは、600mほど。ここで、冷たいお茶のサービ スがあり、 ホッと一息して、休憩。赤飯や饅頭の販売もあり。小生のみ、会館のトイレを借用。中川さんから饅頭をいただきました。
さらに、松原双龍堂へ。六地蔵の第六番あり。前のウォーカーが見えるので、迷 うことはありません。
約1km歩いて、薬師堂東光寺へ。六地蔵の第一番あり。高 校への途中の道端に、色とりどりのコスモス畑を発見。
次に回ったのが桶川西高校(11:25)。桶川ウォークの異色 ポイント。学校の外壁に大きな横断幕〔文部科学大臣賞受賞など〕が掲げられ、全国 高等学校 の中で2校しかない、貴重な水族館のあるハートフル桶西水族館へ。構内に入って、水族館のある校舎2階へと...。
入口には、先生や制服で出迎えてくれる科学部の生徒たち。教室には、たくさんの水槽が並び、アマゾン川生息のピラニアやアロワナをはじめ、世界の淡水魚、熱帯魚の飼育展示、写真や文集発行などを公開。順路にしたがって進み、高校生が解説してくれます。年間約3500人の来館者があり、今回も魚の折り紙をいただいて、かわいいお土産になりました。
高校水族館を見終わった後、700mほど歩くと、砂ヶ谷戸(いさげーと) 観 音堂で、最後の六地蔵第三番を確認して六つ全部のお姿を拝見。ずーっと、地元のガイド観光ボランティアの方が、暖かく出迎えてくれて、観音堂の沿革等について聞けたのは良かったと思います。
県道川越栗橋線手前の滝の宮交差点を右に入ります。ゆるい上り坂を過ぎると藤波交差点へ。そこからは、ほぼ一直線道路。ゴール前のさいたま文学館まで約3.6km。先は見 えていても、なかなか近づけず遠く感じます。
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