10月10日(金)、ハトちゃんは駅ハイ 岩宿「初秋のひまわりとわたらせ渓谷ハイキング(約11km)」へ。
上野から宇都宮線に乗って、小山で乗り継ぎ、両毛線で約1時間で桐生の一つ先の岩宿駅に到着。
週明け、関東地方は台風の影響が心配されるので、駅ハイ参加者は遠方の割には、来ていました。
〔コース〕
スタート 岩宿駅→岡登緑道→岩宿遺跡→岩宿人の広場→岩宿博物館→ひまわりの花畑→大間々まちなか散策→大間々博物館→大間々博物館→はねたき道了尊・はねたき橋→高津戸峡遊歩道→ながめ公園・余興場→わたらせ渓谷鉄道 大間々駅→ゴール 赤城駅(東部鉄道・上毛電鉄)
駅前から県道344号線に出て、一つ目角を左折。以後、前のウォーカーに付いて、直進。
笠懸北小学校脇を先に進んで、幅広の道路に出ます。
左折すると、間もなく岡登緑道。確かに、車道と区別されている遊歩道ですが、途中、ベンチはある ものの、木々はまばらで緑道はお世辞にも整備されていません。
それでも、歩行者専用道なので、進んで行きます。
緑道の途中で左折して、稲荷山麓の道をマップに沿って歩いて行きます。
笠懸町第5区公民館が見えて、その先に史跡ボランティアさんが立っていました。
岩宿ドームと、道路を渡った向い側に岩宿遺跡〔1946(昭和21) 年、相沢忠洋によって、日本古代史上の大発見となった遺跡〕の発掘現場跡に石碑が立っています。簡単に岩宿遺跡の紹介やビデオ上映も行われていました。
岩宿の里に入ると、左手に鹿ノ川沼が広がっていて、釣り 人の姿が...。
広々としていて、公園全体が見渡せます。途中、岩宿人の広場には、世界と日本の旧石器時代の住居3棟の復原と、マンモスの骨で作られたイエなど、屋根がありません。屋根には、動物の皮でも置いたのでしょうか?また、古代料理(どんぐりのつめりっこ汁)の無料配布がありました。カタクリの群生地としても有名。
その先の岩宿博物館〔古代史の岩宿時代の資料に限って展示。人類の時代と環境→岩宿の発掘→岩宿時代の暮らし、岩宿時代文化の発見の4コ ーナーあり〕に入館。
また、ふれあい学習館では古代米・作物作りの栽培を復原、。各種資料などを置いてあり、約2千年前の古代ハスの花が咲くハス池があり、いずれも古代の発掘・文化・生活を体験学習できます。
遠方に、赤城山が見えます。古代の里公園の湿地では、枯れたハスの除去作業も見られました。
続いて、みどり市吹上地区のひまわりの花畑へ向かいます。「ひまわり花畑」の幟が道の両側に立っていて、観光客の姿も多くなって来ました。
手前にイベントコーナーがあって、地元物産などを販売。左手の鹿田山を望む畑全体に、黄色い絨毯を敷き詰めたような、太陽に向かって、一面に花が向いているひまわり12万本が所狭しと咲いていて、壮観。
通路内に入って、観賞したり、撮影したりの観光客や駅ハイウォーカー。ハトちゃんは、こんなに一面に咲いたひまわりを観たのは初めて。テンションが上がります。
その後は、マップに沿って、東武鉄道・上毛電鉄の赤城駅前まで1km。ゴールの赤城駅前踏切を横断して、右側が駅前。ここでショートカットするウォーカーも。真面目な小生は、県道122号線を直進。
道の両側には、大間々まちなか散策〔足尾銅山の銅を運ぶ宿 場町として栄えた街並み〕酒や醤油の醸造元があり、蔵やレンガの煙突、古商店・民家が点在〕を観ながら進みます。
途中、コノドント館〔大正10年に建築された「旧大間々銀行」(群馬で最初の私 立銀行)本館および土蔵を活用。大正期の洋風建築として貴重 な建物〕に入館。
みどり市で、赤城山東南麓の自然・歴史・民俗を総合的に展示している博物館です。館の由来は、この地で発掘された1ミリほどの魚の化石が「コノドント化石」と呼ばれたことによります。
大間々3丁目の交差点を右折して、わたらせ渓谷鉄道の線路を渡ると、 右側にはねたき道了尊へ。まちの人たちが数人出迎えてくれて、お茶のサービス。
『どこから来たんですか?』 『千葉からです』。『遠方から来てくれて、大変ですね、残りも頑張ってください』と言われ、峡谷遊歩道を教えてくれました。
はねたき橋から見下ろす 高津戸峡〔関東の耶馬渓と称される景勝地。紅葉の名所〕の眺望がすば らしい。
渡良瀬川・高津戸峡脇の遊歩道は、暗くて細く、足元に注意して、下って降ります。川岸から、渓谷美と急流の波しぶきを満喫。途中、ゴリラ の顔に似ているゴリラ岩も見ることができました。残念ながら、紅葉はまだでした。
前後に 歩いているウォーカーがいなかったので、ちょっと不安に...。
一つ先の赤い高津戸橋が右上方に見えて、遊歩道を上って、橋を渡ります。
橋の先に女性の案内人が立っていて、道案内。ながめ公園内では、職人さんが菊まつりの準備中。
幟の立っていたながめ余興場〔1937(昭和12)年に竣工。市指定重要文化財。廻り舞台や桟敷や、楽屋、座長室なども残っていて、見学できる〕へ 。太平洋戦争後、劇場建築が姿を消す中、県内では唯一、全国的にも数えるほどしか残っていないとのこと。
赤城駅までの戻りは、県道122号線の1本手前の道路を左折して直進。わたらせ渓谷鉄道の大間々駅へ。構内に入ると、ゴールまで行かずに帰る、駅ハイらしきウォーカーが10人ぐらいいました。
ハトちゃんは、ゴール後、群馬スタンプラリーのシールが欲しくて、桐生駅から帰ることにしていました。電車時刻が迫っていたので、大間々駅からは、ジョギング程度のスピードでゴールへ。
赤城駅ゴール受付で記念品の濡れティシュをもらって、下り電車で西桐生駅へ(11:57発)。途中駅で、自転車 が車内に乗って来たのは初め てで、地方電鉄ならではの光景。
10分ほどで、上毛電気鉄道の終点「西桐生」。 小生は10月3日(金)に桐生駅ハイに来て歩いたところなので、道も知っていました。
駅と反対の地蔵通りの突き当たりにある桐生織物記念館へ。2階の資料展示室には、先日、織物体験を紹介していた男性学芸員がいて、1階の店内で受付していると教えてもらい、織物店でシールをもらいました。
その後、桐生駅では、小山行にタッチの差で間に合わず、5分後の高崎まわりの両毛線→上越線(新前橋始発)で、上野へと向かうことに...。山手線、中央、総武線を乗り継いで幕張本郷まで。中央・総武線で眠ってしまい乗り越して、到着予定より30分多くかかってしまうミス。あわてて、夕食の準備にとりかかりました。
一面のひまわりの花々や高津戸峡の渓谷美、そして古代「岩宿」時代の 遺跡・生活・文化、大間々の宿場町の様子など、約11キロのウォークは、盛りだくさんで、また行ってみたくなりました。
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