ハトちゃんは、今年度自治(町内)会の防災担当であるため、連休の合い間10月12日(日)に、習志野市連合町会の防災訓練に参加。
午前8時30分に自治会館に集まって、支給されたヘルメットをかぶって、会場の天津神社〔境内に連合町会会館あり〕へ。
昨年は雨天で中止になり、2年ぶり。各自治会からも多数参加者が集まり、当初165名が参加とのこと。
9時から開会式が行われて、いよいよ ①情報班 ②救護班 ③救助班 ④消火班 ⑤物資班 などに分かれて、順次、担当者の説明、指導の下、機械、用具、実技・練習などに入りました。
待望の消防自動車が到着(9:15)。
まず、救助班訓練。電気が無い場合の発電機の使い方。続いて、災害時の大木などが倒れた際の チェーンソーの使い方。当初、発動するまで少々手間取りましたが、無事に代表者が機械を使いこなせるようになりました(9:40~9:53)。一般の参加者も、周囲で、利用方法を見学。
それと、ブルーシートがひかれた上では、毛布1枚 と竹棒2本を使って、負傷者を簡易タンカで運搬する実技。頑丈なタンカになり、4組がおこない、大人も簡単に運搬できました。頭側は持ち手の人から短く、足側を長くして、ぶらんとなっても良い位置や、運搬時は頭側を少し高く、足側を低くすると、負傷者も安心するなどの細かい指導も...。
続いて、救護班による負傷した際の三角巾の作り方や部位別あて方訓練(9:55~10:10)。
女性陣の指導で、三角巾を渡されて、一つずつ順番に折っていきます。飲み込みが早い人もいましたが、なかなかできないお年寄りも...。時間の関係で、代表的な身体部位を中心に丁寧な説明。それでも、頭部や腕・肘、最後に足首の巻き方は、形もきれいで、ちゃんと固定・止血することができる便利な方法でした。
見学者から 『大いに役に立つ。初めて巻いてみて、ズレずにしっかりしてて、 感動した』 という声が...。
また、震災時にとても役立つ、新聞紙を使ってのスリッパも大好評でした。
3番目は、習志野市藤崎出張所消防官による、「AED装置」「マネキン」を使っての心肺蘇生法(10:10~10:53)。
とくに「胸骨圧迫」が大事だとのこと。「速く、強く、絶え間なく」を原則に、適切な救命措置を行う必要があるとの話があり、周囲の人に指令を出して、胸部圧迫、人工呼吸を行ったことが、その後の生死を分けたり、後遺症につながる結果になったりするので、非常に重要な学習でした。
なお、習志野市は、毎月、9のつく9・19・29日に普通救命士の資格が取得できる講習を実施中。ちなみに、普通救命士の資格を持っている人数は、習志野市は日本一だそうです。
4番目は、同じく消防官による万能消火器に水を入れて、消火器の使用法と消火訓練(10:53~11:05)。なお、消火器は15秒間出たら空になるまで止まらないとのこと 。ノズルの先を正しく持たないと、消火の際、あたりに散らばって、あまり役に立たないこともあるという話。
ほとんどの人が消火器を自宅・アパート・マンション等に所有しているので、身近に感じているせいか、実際に手に触れて、次々と試技をこころみました。
次いで、消防署員による本日の講評と住民の皆様へのお願い。アンケートも提出しました(11:10~11:14)。
物資班による、災害時のアルファ米〔熱湯や冷水を注入することで、ご飯へ復元し可食の状態となる。山などで利用されることが多い〕の説明と利用法。
最後の訓練は、消火班による、防火水そうの放水弁と可搬ポンプの使い方(11:18~11:31)。最初の3人組では、ポンプの発動とホース延ばし、放水 まで に手間取って、失笑が出る場面も...。訓練なので許されますが、一刻を争う本番では、す早くできるようにしなくてはと思いました。
4組が実技訓練して、多少不安でしたが、何とかクリア。
ひととおり終了して、閉会式(11:33)。町内から出身の、宮本(習志野)市長が、多忙の中、挨拶に来てくれました。『本日は、関係者も含め最大200名弱の市民が集まって、有意義な消防訓練ができて良かった。訓練を通じて、災害時の対応、意識を強く持つ必要性を強く感じた。また習志野市は、来年の県消防署大会で優勝をめざしている』 という話があって、拍手。
終了後、手作りのカレーと冷たい麦茶が出て、境内で飲食して、本日は流れ解 散。
皆さん、大変お疲れ様でした。
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