10月9日(木)、曇り空ながら湿度が低く、中秋の一日、JR 駅ハイで、「横浜えきまつりへ行こう! 鉄道発祥の地 横浜をハイキング(約10km)」を歩いて来ました。横浜は、一昨年11月の駅ハイ以来、ほぼ2年ぶり。
〔コース〕
スタート 関内駅 → 横浜三塔ビュースポット(県庁、税関、開港記念館) → 山下臨港プロムナード → 旧横浜駅プラットホーム → 汽車道 → 鉄道創業の地 記念碑 → 野毛山公園 → 伊勢山皇大神宮 → 掃部山(かもんやま)公園 → 原鉄道模型博物館 → ゴール 横浜駅
本日は、横浜駅で京浜東北・根岸線乗り換えて、最初に駅ハイスタートの隣り駅の石川町駅へ。というのも、「首都圏公園スタンプラリー」の公園があるため。
駅のホームからトンネル上に山手イタリア公園の洋館が観えます。南口へ出て、駅員さんに教えて もらい、急な大丸谷坂を上ります。
5分くらいで、庭園の出入口へ。山手イタリア山庭園(ブラフ18番館、外交官の家)に入ると、洋館の前の庭園は手入れが行き届いて、花壇がきれいで、保育園の園児たちが保父さんたちと鬼ごっこ。
外交官の家で「首都圏公園ス タンプラリー」の9個目を押印。惜しいのは、スタンプがすり減っていて、デザインがはっきり見えません。
一応、来たついでに、ささっと外交官の家〔ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などをつとめた明治政府の外交官 内田定槌氏の邸宅として、東京渋谷の南平台に1910(明治43)年に建てられました。 設計者はアメリカ人で建築家のJ.M.ガーディナー。建物は木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残している〕を見学。当時の外交官の暮らしぶりの一端を垣間見ることができました。
30分ほどして、一つ駅を戻って、駅ハイのスタートは「関内」駅南口。
コースマップをもらい、早速、馴染みのある横浜公園前へ。右側は、独身時代、プロ野球大洋ホエ ルーズの大ファンで、職場の同僚と毎年10回ぐらい応援に来ていた横浜スタジアム。Y字形の照明塔とセンターボードが懐かしい。大噴水で、ハトが水の出ている場所で、水を飲んだり、水浴びをしている光景に...。
その後、みなと大通りを直進すると、両脇のイチョウ並木下は銀杏(ぎんなん)が潰れて白くなっていました。清掃した後でしたが異臭を放っていました。銀杏が端の方に集められていました。
十字路先に、開港記念会館〔ジャック〕、神奈川県庁〔キング〕、横浜 税関〔クイーン〕の建物が順次観えて来ます。横浜三塔は、横浜港のシンボルになっていて、船からの目印にもなっています。塔の愛称は、外国人の船員たちがトランプのカードに例えて名づけたそうです。
山下公園通りを右手に進み、大さん橋交差点を直進。大さん橋に向かう手前の歩道橋を上がると、山下臨海プロム ナード〔山下公園から新港地区にかけて残されていた国鉄山下臨海線跡を利用した港湾遊歩道〕で、横浜港や横浜マリンタワー、横浜コスモワールドなどを、一段高いところから眺められて、歩行者専用なのでゆっくりと歩けます。「大さん橋埠頭」では、大型船が停泊し、観光船が港湾を走っていました。
間もなく象の鼻パーク。入口にかわいい象の置物があり、歓迎してくれます。突堤が「象の鼻」に似ていることから名づけられました。
続いて、前方に「赤レンガ倉庫〔楽しいイベントやおしゃれなカフェ・レストランが愉しめるスポットがある〕」 1号館、2号館が大きく見えて来ます。
新港埠頭からの眺めもすばらしい。手前の港岸 に沿って、港を眺めながら歩いて、公衆トイレの後ろに旧横浜港駅プラットホームがありました。
サークルウォーク、万国橋の先から、歩道には、レールの跡が続いていて、「みなとみらい」方面に向かう、港湾の中に設けられた汽車道〔1987〔昭和62)年 に廃止された横浜臨港線の駅間の線路を整備〕の遊歩道を歩きます。ナビオス横浜ホテルの大きな門をくぐると、多くの人たちが行き交い、両脇に横浜の風景が一望できて、散歩するには持って来いの場所。爽風が頬を伝います。
右手にコスモワールドの大観覧車、ワールドポーターズ〔映画館や商業施設など〕とともにランドマークタワーも観えます。街路樹の木々も紅葉し始め、秋らしい風景に...。観光客が行き交います。
終点の右手で人だかりが...。港の水を浄化させる ためのアマモの植え込み作業を行っていました。やはり、地元の水質保全事業などが重要 なんですネ。
終点まで行ってから、ついでに、日本丸(帆船)が停泊しているメモリアルパークに寄って、ビュースポットから船の全貌を撮影。
その後、大通りを横断して、「桜木町」駅前に到着。
マップに沿って、郵便局を右折して、線路高架下をくぐると、ひっそりとした薄暗い場所に「鉄道発祥の地」の記念碑。レールと蒸気機関車のホイッスルをモチーフに、横浜駅創業 時、1872(明治5)年の運賃表や発車時刻が刻まれていました。
コースマップでは、イセザキ・モール方面に向かうルートでしたが、明日の群馬・岩宿の駅ハイ(約11km)がひかえていたので、ここで駅方面に戻って、野毛山動物園などをショートカット。
桜木町駅から、目の前に高く聳える横浜ランドマークタワー(高さ273m、地上69階)へ向かって、 エスカレーター(上り)・歩く歩道を進みます。右手に、日本丸の船体とマストが...。
エスカレーターの終点から、大通りに下りて、みなとみらい大通りを直進。 横浜駅までは 2kmほど。
次の信号・バス停を目標に、ペースを上げて進みます。
日産自動車本社に向かって、歩き続けて、手前を左折して、隣りのビルの横浜三井ビルディング2階の原 鉄道模型鉄道博物館〔2012(平成24)年に開館。原新太郎が製作・所 蔵している膨大な鉄道模型と鉄道関係コレクションを展示〕前へ。今回は、入館せずにチラシだけもらいました。
三井ビル内は、ちょうど昼食時間帯ということもあって、多くのサラリーマンの姿が...。外に出て駅への道を探していると、前から会社の偉い人らしい二人の紳士に尋ねると親切に教えてくれました。
そのとおりに、「SKY」、「そごう」の地下街を通って、JRの 東西通路から、駅中央改札口へ。横浜駅への近道。ゴールは無かったのですが、途中大幅にショートカットしたので、本日の歩行距離は約6km。
帰りは、総武・横須賀線の君津行(12:24)で、乗換えなしで最寄りの幕張本郷駅一つ手前の津田沼駅まで1本で。帰りの電車は、疲れていたのか、途中、うとうとして、錦糸町駅で急に目が覚めて、あやうく降りそうになる場面も...。
今回は、「横浜の街を散歩」し、また、鉄道の歴史の一端をたどることができました。いろいろな楽しみ方ができる街、横浜。 いつ訪れても魅力満載の街です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それにしても、横浜は観光する場所が多いので、半日ではとても回り切れません。古いと言われるでしょうが、「ブルーライト 横浜♪」、いやいや「横浜たそがれ♪」で、誰かさん?とゆっくり回りましょうか?
コメントする