東京都の西方にあり、都内の近郊で雄大な自然と深い歴史の街「武蔵五日市」。清流 秋川渓谷沿いに秋の風を感じながら駅からハイキング。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オジン隊は先週当駅ハイに参加予定でしたが、台風16号崩れの悪天候で延期。9月27日(月)、山根副長が所用で参加できなかったものの、兼子隊長、遠藤副長とハトちゃんの3人でコースを歩きました。
8月が暑さのために休止したので、河口湖駅ハイ以来2ヵ月ぶり。
今回は あるきたくなる街 あきる野 「駅ハイ(in 武蔵五日市)」約8kmにチャレンジ。
〔コース〕
スタート 武蔵五日市駅→五日市観光案内所→五日市の市神様→五日市郷土館→阿伎留神社→あゆみ橋→秋川橋河川公園→大悲願寺→正一位岩走神社→天神社→近藤醸造→ゴール 武蔵引田駅
駅到着(9:30)後、観光案内所へ行って、コースマップをもらいスタート受付。
檜原街道をいったん戸倉方面へバス通りを進んで行きます。ちょうど、阿伎留神社の例大祭(28・29・30日)が昨日から開催されていた関係で、歩道狭しと屋台の準備が行われていました。何気なく 足を止めた広場の片隅に、市神様〔注連縄をした石が祀られています。立て札には「市神様」とあります。昔の市というのは、山の人と里の人とが物を交換する場所であったそうで、ここ武蔵五日市もまさしくそういった場所だったそうです〕がありました。
花飾りもきれいに飾られていて、つい3人は話し込んでしまったのと、屋台 等に目を奪われて、五日市高校前を見落としてしまいました。先のバス停4つ目あたりで、おかしいことに気がつき、通りすがりの人に尋ねると、「行き過ぎ」。
あわてて引き返し、1kmほど余分に歩く破目に。
今度は慎重に周囲に目を配って行くと「五日市警察署前」というバス停を発見。 横に「五日市郷土館」の表示があり、細い道を入ると、茅葺き屋根の建物「旧市倉家住宅」(改修中)と、まちの暮らしや化石の展示に加え、「五日市憲法草案」資料や日本のナイチンゲールといわれた「萩原タケ女史」の展示も行われていましたが、小生たちは外観のみ。
警察署も改修中で、高校も前の寺の建物で通りからは見えず、これでは間違えるのも当然と、みんなで納得。
隊長は、骨董品店前に釘付け。昭和レトロの懐かしい雰 囲気ガ漂う円筒形の赤いポストを何個か見かけました。
横断して、先ほどの連なる屋台を過ぎて、やっと右手にそば屋が見える道〔右折〕に進みます。
高木が茂る阿伎留神社〔創建起源は不詳。平安時代の書物に 記されている古刹〕へ。白い法被を着た例大祭の 関係者が、せっせと受付や準備をしていました。
坂を下って、細い道を抜けると、少し開けた場所へ。砂利道の遊歩道を秋川沿いに歩いて行きます。
オジン隊が道案内役になっているのでしょうか? コスモスが道の両側に咲いていて、秋を感じながら広々とした開放感の中、都内とは思えない自然と、抜けるような青い空。
案内の矢印は東京都内ではほとんど取り付けないので、マップとにらめっこして、目標物を探します。
秋川にかかるあゆみ(鮎観?歩み?)橋を渡って左折すると、秋川橋河川公園〔駅か ら徒歩5分で行ける秋川橋下の川遊び、バーベキュー施設。夏場は多くの人たちが訪れて賑わいを見せる〕で、広い駐車場があります。トイレに寄って、ちょっと小休止。広い河川敷と浅瀬の流れを出入口から眺めました。
ここで女性グループがわれわれを追い抜いて行きました。今度は女性グループが案内役? 急な石 段を登ると、広い秋川橋に出ます。橋の上から先ほどの河川公園を見下ろします。遠方の山並みも一望できます。11月中旬過ぎの紅葉時期には、都心からのアクセスも良く、渓谷の清流の青と鮮やかな紅葉のコントラストがすばらしいので、ぜひ訪れたい地です。
その後、駅前に出て、今度は五日市街道を東に(拝島方面)進みます。歩道 のマンホールは、秋川の鮎のデザイン。
この道は、ハトちゃんが2012年11月23日(祝)に七福神めぐりと紅葉渓谷の 駅ハイで通った道。五日市橋の手前の信号を左折して、結構、し んどい五輪坂を上がって、五日市線の狭い単線踏切を渡ると間もなく今回のポイントである大悲願寺〔1191(建久2)年、創建されたといわれる。国 の重要文化財「木造伝阿弥陀如来三尊像」を所蔵。。「白萩」の名所としても有名。七福神の大黒天〕があります。とくに、通りに建っている山門が立派で風情があります。
参拝後、階段を降りて行くと、正面から保育園の保母さんと園児 たちが近づいて来ました。
続いて悲願寺第二踏切を渡って、石段を見つけて一気に下ります。
間もなく左手に石の鳥居が立派な正一位岩走神社 〔平安時代悪鬼に信州の伊那郡の住民が移り棲んで開いたものだとされている。「岩走」は秋川の激しく流れ落ちる様子からとったといわれる。「重松ばやし」は市の無形文化財〕を確認し、道なりに進むと新秋川橋で五日市街道の広い道路にぶつかります。
横断して、五日市街道を進むと、途中に伊奈の市神様がありました。
四方山話で盛り上がっていると、目印の「新宿 会館」はどこ?ということになり、マップの右手に入る商店を探していると、偶然にもすぐ目の前に「商店」の看板。
3人で『きっと、ここだよ』 ということになり、思い切って右に入って、次の畑を探すと、狭い畑がありました。子どもが何かを発見したようにはしゃいで先へ...。こういったわかりづらい道は、遠藤副長の出番。マップを正確に読んで教えてくれます。
橋桁がかなり高くて剃り上がって観える山田大橋手前でも、マップには「側道に入る」とあって、トイレ を探して3人で問答を続けながらコースどおりの道を進み、次のポイント山田堰を眺めることができました。
その後も秋川に沿って川原を見ながら歩きます。川向こうに東京サマーランドの観覧車が観えました。やっと「釣掘」を見つけて、つづれ折れの坂を上れて一安心。と思いきや、マップ拡大図にある歯医者は見つからず。
民家の間を抜けて、その先の細い道を不安になりながら歩いて行くと、左手ちょっと上がった ところに、鳥居があり小さな神社らしきものが...。
とにかく近づいてみると、天神社(山田の天神さま)。コースマップどおりには歩けませんでしたが、結果はオーライ。
五日市街道に戻って、信号を渡って、間もなくキッコーゴの近藤醸造〔手造り の都内でも希少な醤油醸造所。店では、醤油をはじめ関連商品を販売しています。兼子隊長は 、1,000円以上の買い物をして、中サイズの醤油を1本プレゼントされました。店の裏側に醸造施設がありました。
店の前で、店員さんに頼んで記念撮影。
正午を過ぎていたので、街道沿いを探していると、「山田うどん」の看板。武蔵引田駅は無人駅なので駅近くでのお店は期待できないため、ここに入店。昼食とビールで乾杯。来月の駅ハイを決めることに。ここで新しいパンフを二人の分も合わせて持ってきてくれた隊長。さすがです。協議の上、一足早い忘年会を兼ねて勝沼駅ハイでワインを堪能しようということになりました。
お腹もいっぱいになって店を出て、だいぶゆっくりして、ほろ酔い気分でマップも見ずに歩いて行くと、ゴールの武蔵引田駅までの道がわからなくなって、通行中のおばさんに駅ま での道を聞いて駅に向かいました。なぜか、着いた駅はモダンな橋上駅だったのが、とんだ事件に発展するのです?
とくに、五日市街道の「商店」の道を入る場所は、兼子隊長いわく『焦点(商店)が合わずに、見づらかった』 そうです (笑)。女性グループは大丈夫だったでしょうか?
隊長と副長は、恒例の帰りの日帰り温泉へ。あらかじめ隊長が調べてあった一つ拝島駅寄りの「秋川」駅で下車するというので、3人で上りの五日市線に乗り込みました。
電車に乗って、隊長と話し込んでいた小生が、「秋川駅が出て来ない?」のに気づいて、あわてて『秋川駅は過ぎたようですよ』 と言うと、『えっ、本当か』 とビックリ。結局、一緒に拝島駅まで同乗して入浴場所を変更。帰宅後のメールで『他で入浴できて良かった』 との報告がありました。
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腑に落ちないハトちゃんは、自宅で地図上の五日市街道をたどって、やっと「じっちゃんの名にかけて、謎が解けました」
【隊長と小生が電車の中で話し込んで、「武蔵引田」駅の隣り駅の「秋川」駅をうっかり乗り過ごし、仕方なく3人で「拝島」駅まで同乗することになったのは、
「山田うどん」で食事して、Y字路で、近くのオバちゃんに、小生が「駅はどこですか?』とたずねて、教えてもらったのは、「武蔵引田」駅ではなくて、温泉のある「秋川」駅だったのです。うどん店の次の角を左折すると、真っ直ぐ「武蔵引田」駅でした。しかし、教わった通りに歩いて行ったのは、1km先で、以外に近かった「秋川」駅でした。
駅の宿舎も新しくて目だっていて、駅前にバスロータリーもあって、五日市線では駅前が開かれている方です。よく考えれば、橋上駅が立派で乗降客も多かったのはおかしいはずです。
結局、当初の日帰り温泉場所は電車に乗らずに、駅前から歩けば、入浴できたんですね。
小生は、トイレに行ったこともあって、遅れて駅に到着。自分が先に帰ることしか頭に無くて、駅名を見忘れました。笑っちゃいますね!
ということで、話に夢中で降り損ねたわけではありませんでした】
とにかく、
今回のコースは、道に迷いやすく、間違いなくコースどおりに歩くのは至難の業でした。
3人でも最後にハプニングが起こった駅ハイでした。やはり、一人欠けたのが痛かったのかも?次回はフルメンバーで、勝沼ワインを飲みながら楽しく歩きましょう!
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