10月6日(土)、JR駅ハイで、都内大崎駅から、「江戸情緒が残る目黒不動と、大都会の真ん中にある林試の森~下町商店街めぐり」に行って来ました。
JR大崎駅をスタート。都内のウォークは、多人数で混んでいます。大崎警察署前を左折すると、日蓮宗僧侶の教育機関として創立された立正大学の建物が...。その前の峰原坂は、ゆるやかな上りで道なりに進みます。
東急池上線の踏切を渡り、百反通りを横切り、 桐ヶ谷斎場横を通ります。途中、葬儀関係の店舗が目立ちます。真っ直ぐ進んで、西桐ヶ谷公園でトイレ休憩できます。公園を右折すると、見慣れた風景に出会います。静かな住宅街が続き、9月19日に、いとこの葬儀があった葬儀場の最寄り駅東急目黒線不動前駅への道でした。
駅前を横切り、不動前駅通商店街に入ると狭いながらも賑やかな感じ。商店街は短い。
左折して、かむろ坂通りを進み、左折すると、間もなく瀧泉寺目黒不動〔目黒区下目黒にある、天台宗の寺院。808(大同3)年、慈覚大師円仁が開山したといわれる。江戸五色不動の一つ。独鈷の滝(本堂へと登る石段下の左手に池があり、二体の龍の口から水が吐き出されている〕、ウォーカーも、不動明王に柄杓で水掛けをしたり...。また、甘藷まつりの最中で、青木昆陽の墓もありました。
不動尊から300mほどで、都立林試の森公園〔明治33年に「目黒試験田圃」と して開設。その後、林野庁の「林業試験場」となり、1989(平成元)年に都立公園として開園〕へ。園内に国内外の珍しい木々が植えられていて、都会の喧騒を忘れさせる場所で、不思議な感じ。園内には、林業試験場石碑や各種広場、遊具があり、せせらぎ橋を渡るともうすぐ出口。その後、小山台高校を過ぎると、武蔵小山駅へと。
駅横を通って、反対側に出ると、中原街道にかけての800mほどアーケードが続く、武蔵小山商店街へ。活気があって、人通りも多く、両脇の店舗を見ながら進みます。
途中で、中原街道を渡って右手に進み、延山小学校手前を左折 すると、東急池上線荏原中延駅までが昭和通り商店会(駅ハイ参加者に冷たいカルピスを一杯いただきました)、続いて踏切を渡って駅南口から東急大井町線中延駅までは、中延商店街が...。
高架をくぐって桜田通りを横断し、細い道を直進して、豊町交番前を左折すると、戸越公園駅前南口商店街(ここでも冷たいお茶のサービス)が続き、戸越公園駅横の踏切を渡ると北口にも(戸越公園中央商店街)が...。
ジグザグと大崎高校、戸越小学校脇を通って、戸越公園〔16 62(寛文2)年、肥後藩主・細川越中守 重利が幕府から拝領され、その後「戸越屋敷」といわれ、鷹狩りなどの折に利用された〕。園内には薬医門などが復元されたり、池、渓谷、滝、築山な どの庭園などが情緒を醸し出しています。
大崎駅に向かう前に、最後の戸越銀座商店街を抜けま す。上り坂の右手に貴船神社。その先に黒っぽくて見上げるほどの高層ビル2棟(ソニー、think park tower )が観えて来ます。間もなく大 崎駅西口の線路づたいに歩いて、当日の駅前(2階)で開催されていた地元販売の間を抜けて、改札口でゴールとなりました。
歩行距離は10.2kmでしたが、下町商店街を7箇所も回る、あまり経験の無いユニークなウォークとなりました。
帰りは、品川駅から横須賀線の快速にピッタリ乗れたので、早い時刻に帰ることができました。
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翌7日(日)は、同じく駅ハイでJR久留里線の馬来田(まくた)駅へ向かいました。 あいにく、朝から雨模様。午後から晴れて来るというので、1本遅い電車で駅へは9時45分に到着。単線の小さい駅でしたが、イベント開催で横断幕やsuica が利用できないため臨時改札も。ウォーカーは意外に多い。
車窓からは雨が強かったものの駅に降りると、傘をささなくても良い状態。本当にラッキーでした。
まず、駅前からすぐの富来田公民館からスタート。富来田の写真展が開かれていました。受付後、県道馬来田停車場線道路をずーと直進。地元の黄色いウインドブレーカーを着た方々が、要所要所で道案内してくれます。途中で右折して、里山風景の続く山間の道を景色を楽しみながら進みます。
途中、きみさらすのゴルフ場、ブルーベリー農園 があり、初めて、木に成っているブルーベリーの実を観ました。その先を、足早に進むと、筆供養塔前から急な上り坂。
坂を上りきって、左手に真如寺〔上総の国を支配した真理谷城主 武田信興が開基。大きな礎石や石段は昔のままで、かなり年代を感じます。ここで、ハーブティーのサービス。坂を上って来たので、喉にしみ渡り、疲れを癒やされます。
その後、車道脇の土の道を下ると、角に六地蔵があ りました。そこから、左折し黒田林道を進みます。少し暗い道で、竹林や里山が続き、道脇には赤い彼岸花も咲いていました。
途中から、武田川の傍を歩いて、大和橋を渡り、いったん先ほどの県道に出ます。
しばらくして、右に曲がり、直進して古刹の妙泉寺〔鎌倉時代の創建で曹洞宗の寺。甲斐武田氏の一族がこの地を治めるために真里谷城を築いたが、その武田一族の菩提寺であったといわれる〕
の山門が見えて来て、少し上りに...。ぎんなんの実が熟れて落ちていました。脇に万葉の歌碑、山上憶良の句があります。そのまま境内を真っ直ぐ進むと、本堂へ。残念ながら、梵鐘を吊るす所が修復中で鐘は見られず。
参拝後、参道脇の大きなキンセンカの臭いが漂い、山門先まで戻り、大橋を左 に進み、左手の武田川の流れを見ながら畑の畦道を進みます。
人一人が通れるほどの狭いところも...。
町原橋の手前で、分岐があり、案内人がいました。そこからは、道がぬかるんでいて、靴に水がしみこんで来るほど。途中で、引き返すウォーカーも数人。ハトちゃんは、帰りの電車時刻が13時5分だと解っていたので、思い切って先へと進みましたが、歩きづらいのと、思っていた以上に目的地が遠く、疲れました。
ハンノキ湿原には、ピンクの可愛い花ツリフネソウが咲き誇っています。その先に、いっせんぼく〔いくつもの湧水がボクボクと沸いたところから名づけられた〕で、きれいな湧水地がありました。手をかざすと、水は冷たくて気持ちが良かった。
もと来た道を戻ると、これから向かうウォーカーとすれ違い、「あと、どれくらいですか」などと言葉を交わします。
町原橋まで戻って武田川沿いを歩いて行くと、遠くから声が聞こえて来て、間もなくピンクや白など各種咲いた武田川コスモスロードへ。途中、フェスティバル会場では、地元の農産物や軽食・飲み物販売など多数。また、川では、ボート乗船も。町の人々が整備して、見事なコスモスの絨毯が続き、深まり行く秋を感じさせます。
十分に写真や風景を満喫したあと、最後に、小さな路の駅(カフェ・ガーデン) 前の花壇に色とりどりの花が咲いていました。
馬来田駅のゴールに着いたのが、12時5分で、歩行距離10km を 2時間20分ほどで歩きました。
公民館中で昼食をとって休憩1時間。
そこから、妻と義兄の待つ成田線小見川駅へと向かいました、畑仕事を手伝うために。
こんなにきれいなコスモススロードを観たのは久しぶり。千葉県下のウォークは、サービス・特典も多く、菜の花とコスモスの種をもらったので、来年は自宅でぜひ花を咲かせてみようと......。
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