コースは;二宮駅 二宮町観光協会 吾妻山公園ふたみ記念館二宮せせらぎ公園二宮高校鶴巻田横穴墓群・ヴェルジ苑旧東大果樹園跡二宮果樹公園徳富蘇峰記念館 二宮町観光協会 二宮駅
5月21日(木)、オジン隊は「JR 駅からハイキング」で「湘南の絶景と史跡と芸術の町めぐり(in 二宮)約10km」に参加。
小生は、東京駅から東海道本線熱海行に乗って、1時間10分。二宮駅には9時32分到着。先輩たちより早く着いて、改札口で待ちます。
10時前に元気な顔で、4人全員が集合。再会を喜びました。
スタート・ゴールの観光協会が北口だったので、二宮3回目になるハトちゃんから朝のプレゼント。
南口にまわって、駅前ロータリーの一角にあるガラスのうさぎ像〔二宮駅周辺は、太平洋戦争終結直前の爆撃により尊い多くの生命が犠牲になった。戦争体験記「ガラスの うさぎ」(高木敏子著)が国民に深い感動を呼び、二度と戦争があってはならない、恒久平和への思いを込めて建造〕を紹介しました。
ガラスのうさぎ像の前で、
『安倍首相の「戦争法案」を推し進める姿勢は、かつての戦争の二の前(二宮?)になってしまうのでダメだ』と、兼子隊長が言うと、全員一致。
〔二宮 は大化の改新後、相模国となりましたが、旧相武国の一の宮であった寒川神社と、旧師長(しなが)国の一の宮であった川勾(かわわ)神社〔二宮にある〕が争い、川勾神社のある地域が二の宮となったことに由来します。二宮尊徳の出生は小田原で、とくに関係はないといわれています〕
北口駅前に、おそらく吾妻山に校外学習に来た小学校低学年の生徒たちが...。正面の横断歩道を 渡った建物(奥が町立体育館)1階の二宮町観光協会で、スタート受付(10:00)。天候は5月なのに初夏の陽気で晴れ。その後、マップを見ながらのスタート。和気藹々と話をしながら歩き出しました。
最初のポイント、 吾妻山をめざします。
協会の裏手にまわり左折すると、ゆるい上り坂。二宮町役場が前方に見えると、左手に吾妻山公園 の案内。役場横の入口から急階段を登ります。100段登った所に標示があり、「あと200段続く」とのこと。上を見ずに足元だけを見てゆっくりと登ります。 『最初からの急登はきつい!』
散策路は、途中、木目調でロッジ風の公園管理事務所と左手にトイレ。長~いローラすべり台〔全長約102m、傾斜10度)を過ぎると、東海道本線の電車の通る音が聞こえます。
最短コースの頂上への道を知っていて、マップを見ないで歩いていた小生に、他のメンバーからマップに沿って歩く指示。
兼子隊長の日頃のモットー『主催者の勧めるコ ースマップに沿って歩く』 を実践することに。途中に、吾妻神社(東屋下に鎮座し、日本武尊と妻の弟橘姫命伝説に因み、縁結びの神として親しまれている)を参拝。
その後、神社横の山道から、頂上展望台へ。
展望台は、芝生広場や東屋、ベンチもあって、小田原市街、相模湾をはじめ湘 南の海、房総半島や三浦半島まで、そして丹沢などの山並みも観えます。富士山も雲がかかっていましたが観えました(10:20)。
神社を経由したために、先ほどの小学生たちが先に着いていて、ワイワイガヤガヤと。『きっと、この後、すべり台などの遊具施設へ行くんだろう』 と...。
標高は136.2mと低山ですが、見事な 景観が広がります。薄曇りでしたが、眺望できて一同感動。広々とした天上からの眺めは、来て本当に良かったと...。
隊長から、小田原の海岸を舞台にした青春映画 「君たちがいて、僕がいた」のマドンナ役の本間千代子が可愛かったという話題に。せせらぎ公園からの帰り道では、日活3人娘の吉永小百合(青春映画のイメージが強い)、和泉雅子(北極探検以降の変貌ぶり)、松原智恵子(美人で美白)などの過去と現在の話題まで及びました。
マップを見て、釜野口方面の道を下ります。遊歩道周辺には、ツツジが続く斜面があります。花が終わってしまいました。
吾妻山の新緑豊かな森林浴を楽しみながら、階段とだらだらと長い山道を降りて行きます。雨が降るとすべりやすい道。道がわかりづらかったのですが、メンバーで確認しながら、やっと舗装道へ辿り着きました。
右手に釜野トンネルがありましたが、コースは左折。その後、交差点「釜野橋」まで道なりに右側を歩行。
コンビニ「ファミリーマート」手前を右折して、右手に用水路が流れるゆるい上り坂を400m。
チェックポイント(2.7km地点)のふたみ記念館(博物館) 前へ(11 :01)。冷房が利いていてホット一息してトイレ休憩。二見利節画伯の絵画など〔二宮出身の異才の洋画家で、生前4千点もの作品を残す〕を展示。
記念館を後にして、その先の下り、上り坂。隊長のペースがいつもより速い。さすがに元ワンゲル部の部長。東海道新幹線が下を通ります。反対側の上り切った所は、まさしく峠公園。
直進すると、左手に小田原厚木道路の二宮ICが見えます。手前を右折して、目印のコープの建物を 探すも見当たらず。生協も経営が大変という話題に。途中、花名;ブラシ(まさしくブラ シの形)の真っ赤な花が見事。左折すると間もなく右側に狭い「さくら遊園地」。名前には程遠く、草がぼうぼうになっていました。
隊長から 『遊園地とは言えん(ゆ~えん)?』 という苦しいダジャレ。
小田原厚木道路の高架下を通って右折し、道路に沿ってバス停前を左折します。わくわく広場は、地元の新鮮な野菜などを売っている農産物スーパー。
葛川に架かる清水橋の手前を左折し、川沿いの桜並木の遊歩道を進むと、対岸にスーパー「マックスバリュ」の大きな建物。
マップでは500mほど歩くと、左手に階段があるはずですが、階段が見つからず「怪談?」地味て、狐につままれたように...。
公園の案内板を左に曲がると間もなく、せせらぎ公園(11:35)。
園内に入って、チェックポイントスタンプを押印。その後、ホタルが生息する小川や菖蒲田などを散策。さくら遊園地の後だっただけに、名前倒れになら ないか心配しましたが、自然あふれる公園で、『せせらぎ笑う』ことにはならなくて良かったです。
アヤメ、花ショウブがわずかに咲いていて、6月になれば、見事だっただろうと。観に来る時期が早過ぎて(本駅ハイは6月21日まで開催)、菖蒲園だけに、勝負に負けた感が。
せせらぎ公園までが5kmでしたが、思っていた以上に歩行時間がかかりました。『ゴールまでの残り半分歩くとすると、コース距離は10km以上あるのでは』 いう意見で全員一致。
県道71号(秦野二宮)線を二宮駅方面に南下。今回のコースをプロデュースした二宮高校は高い石 垣の上にあり、高校を見上げます(11:51)。
中里橋を渡って右に曲がり、小田原厚木道路を渡って、ほとんど真っ直ぐに進んで行くので、『目標タイムの13時ゴールに間に合うかも?』 と...。元気が出て来て、ピッチが上がります。
そのせいか、ポイントの鶴巻田横穴墓群・ヴェルジ苑〔ワイン熟成の貯蔵庫〕に立ち寄るのを忘れてしまいました。
旧東大果樹園跡は外観のみ、ちら見。大学で日本一敷地面積が広くて、さすが 国立で一番という話に。
八向の信号で、交通量が多い県道71号(秦野二宮)線に出て、直進。二宮果 樹公園はパス。生涯学習センター(県園芸試験場跡の碑あり)前を通ると、間もなく角に八幡神社(12:17)。ポイントにはなっていませんが、石段を上って参拝。
駅方向に進んで、ななめ左折し細い路地にある、最後のポイント徳富蘇峰記念館へ(12:29)。
左手に記念館がありましたが、入館はインターホンで、ドアも開いていなかったので、その前にある梅林の外観のみ。梅の実がたわわになっている木もありました。梅沢という地名があるだ けに立派な梅林。
ゴールは、予定タイムに間に合って、『歩行距離の約10kmは合っているようで、せせらぎ公園から駅までの距離が違っているんじゃないか?』という結論に。
観光協会でゴールの手続き(12:40)。
昼食時間を過ぎていたので、駅前の和食の店へ。
ビールで乾杯後、来月の日時決定。その後、野球論議。注文したにもかかわらず、前に団体が入っている理由で、何とランチが出て来るまで45分。板前一人と、注文受付一人では無理もありません。
遅く来たランチは、それでも新鮮で値段の割にはおいしかった。隊長曰く『こういうのも旅の味(アジを注文)だ』 とか。
少々、暑かったのですが、アップダウンもあり、ポイントの目玉である吾妻山の眺望はすばらしく、せせらぎ公園など都会では味わえない自然の中を歩いた散策で、有意義な湘南駅ハイ(in 二宮)となりました。
〔付記〕
このブログを書いていた30日午後8時24分ごろ、自宅(千葉・習志野)で、グラグラと3分近く大きな横揺れを感じました。小笠原諸島(東京都)西方を震源とする震度5強の地震があり、その際、主な各地の震度が出て、
震度5強=小笠原村母島、二宮町 となって、テレビで町の様子が映し出され、歩いた記憶が再び甦りました。
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