コースは;東京モノレール・天王洲アイル駅 京浜運河緑道公園大井ふ頭中央海浜公園夕やけなぎさ東京港野鳥公園東京モノレール・流通センター駅
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習志野「ゆうほ(友歩・遊歩)21」のウォークは、当日の夜、台風6号崩れの温帯低気圧で被害が心配される5月12日(火)曇り空の下、9時30分に、「京成船橋」駅構内で待ち合わせたメンバーは、神田先生をはじめ17人。
本日のコースは、「京浜運河公園から東京港野鳥公園を歩く」(約7km)。
浜松町まで京成線と東京メトロ浅草線を経由して、東京モノレール「天王洲アイル」駅に10時15分に到着。
まずは、駅でトイレを済ませた後、スタート。
はじめに天王洲アイルの名前の由来を先生から聞きます。『天王州は品川裏の 海中に土砂が堆積してできた州(す)であり、室町時代に霊夢により海面に神々しい光を放つ牛頭天王(須佐男之神)の神面がこの辺りの海中から見つかり、名前のなかったこの州が天王州と呼ばれるようになった。この神面は南品川の天王祭で神輿の屋根につける面となっている。アイルは英語の詩語(詩で用いる言葉)で「島」を意味する「Isle(アイル)」が由来』 とのこと。
高速1号線の高架下で、海岸通りは、大型車の交通量も多く騒音も響きます。品川ふ頭橋を渡って、 右折後は、東海道貨物線をしばらく騒音の中、歩道を歩きます。
運河に囲まれた「天王洲アイル」。若瀬橋を渡って、信号を過ぎてしばらく進むと、京浜運河緑道公園内へ。こちらは舗装されていない道で、左手に広い京浜運河とその先に、東京モノレールが7、8分おきに通るのが一望できます。松も生えていたり、運河内では、たまった石を掘削して運ぶクレー ン船が作業中。別の場所に捨てています。
運河の水は意外ときれいで、岸から河底が透けている場所や小魚やエイの姿を発見したメンバーは、立ち止まることが多くなってしまいました。
ウォーキングには安全とは言っても、単調な風景が続きます。風が強く、帽子を抑えて歩く場所も。時折、モニュメントがあって、モニュメントの内側から覗くと絶景が広がる場所も...。
大井ふ頭橋、八潮橋を過ぎて、形のきれいな人道橋かもめ橋へ。公園内の水辺でリール釣りを楽しんでいる釣人が数人。
やっと、東京モノレールの「大井競馬場」駅が見えて来ました。ここまで一直線で約2km。
勝島橋のたもとを上がると、しおじ公園横を通って大井ふ頭中央公園内へ。中央公園内は広くて、今回は京浜運河沿いを進みます。鳥に捕まって女性が飛んでいるモニュメ ント「南の空へ」前は通りません。
園内には、自然観察園がありましたが、悪天候で通行止めに。彫刻広場がありくるみの花が咲いていました。管理事務所の先に は、運動施設が連なり、今回寄らなかったスポーツの森があり、ス ポーツセンター、陸上競技場、さくら広場、テニス場、サッカー場、体育館、大田スタジアム(野球場)などがあります。
なぎさの森の雑木林を抜けると、河岸が砂浜になっていて、干潟保全地区になっている場所(夕やけ なぎさ)も...。潮の香りが漂います。また、道にス ジ状に連なるアリの大群(軍隊アリのよう)にはビックリ。
新平和橋の手前にあった東屋とトイレがある場所で、昼食。運河を観ながら和気藹々に話しながら。
昼食後は、環七道路に出て、環七大井ふ頭を横断して東京湾方面へと。国道357号線(東京湾岸道路)の長い高架下を通ると、300m先の右手に、東京港野鳥公園〔東京湾の埋立地によみがえっ た自然を 活かして造園。大田市場(東京都中央卸売市場)に隣接し、24.9haの広さがある。かつては遠浅の海、1960年代後半から埋め立てが始まり、埋め立て後、地面に雨水がたまって池や原っぱができ、いつしか野鳥が集まるようになった。1989(平成元)年10月に開園。その後、「シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」の参加湿地となり、国際的に認められた〕の出入口。
入園すると、山形六中の生徒たちが見学と体験学習に来ていました。先生の案内で、入園後、まず いそしぎ橋を渡ると、右側に広い東京都中央卸売市場大田市場〔1964(平成元)年 に3市場を統合、翌年に花部 門を加えて、3部門の総合市場になった。見学可能時間で見学できる〕が見えました。橋の手前で、アオスジアゲハを発見。
雑木林の中や淡水池にもいろいろな鳥がいて、上空にはひ ばりの鳴き声も聞こえました。また前方には羽田国際空港へ飛来する飛行機も観ることができました。
また、カメラを持ったり、バードウォッチャーなどの観光客も来ていました。
潮入りの池の前にあるネイチャーセンターに立ち寄りました。館内は冷房が効いていて、望遠鏡を 利用しての野鳥観察では、メンバーが童心に返って、かなり興奮気味に。観察員が鳥の名前や生き物の生態などを簡単にガイドしてくれました。地元習志野の谷津干潟と比較すると、水が循環している分水面と水質がきれいで、うらやましく思えました。
やっと、先生に促がされて、ガイドさんに御礼を言って外へ。
受付まで戻って、借りた双眼鏡を返して、隣りの自然生態園へ。野鳥 公園の料金で入園できます。こちらは田んぼがあったり、池、小川、雑木林があって、ほとんど自然のまま残して小さな生き物が生息しています。
隣りの自然生態園には、係員や観光客もいなかったので、 正直、無料で入園してもわからないと思いました。
自然生態園を出る頃に、雨がポツポツと落ちて来て、傘をさして、帰りを急ぎました。環状7号線をゴールの東京モノレール「流通センター」駅へと。
運河の向こう岸には、倉庫群が連なっていて、荷物を運搬する大型車が停まっていました。
モノレールに乗って、右側の運河の向こう岸を見ると、歩いて来たところの景色が反対側から見えて、結構、長く歩いたんですネ。メンバーの中には、指をさして教えてくれる女性もいました。
終点「浜松町」駅からは、行きと違って、JR 京浜東北線と総武快速・横須賀線に乗り換えて、船橋駅、京成船橋駅から京成津田沼方面へと帰りました。行きと同じく、東京メトロ銀座線「浜松町」からの乗換えだと、京成線に直通だったので、不満をこぼす人も...。
先生が台風の影響や、乗換えを意識的に変更したかったのではという憶測。おかげで、最寄り駅には早めに到着して、雨にも降られず幸いでした。
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