6月12日(水)、駅ハイ 「潮来あやめまつりと水郷路ハイキング(13km)」に大学の先輩2人と参加。毎年6月に開催されているコースは、案内標識がきちんとされています。
成田線は1時間に1本。成田駅で、@品川の兼子局長に声をかけます。反対ホ ームから接続ピッタリの@我孫子の遠藤副長が到着。千葉寄り1番前の車両にいたのを局長が見つけ、携帯で連絡。我々が乗っている1番前の車両で合流。携帯電話の便利さを痛感。再会を喜び、「今月も生存確認?」して、おもしろ談義。
車窓から田園風景を眺めます。天候は、小雨が降って今一。ハトちゃんは、妻の実家が小見川なので見慣れた景色でしたが、先輩たちは初めてで、まさしく田舎の風景。とくに、シティーボーイの@風来坊さんには、似合わない感じ。
さて、鹿島線潮来駅には、予定どおり到着(9:58)。観光地なのに、Suica が使えないのは不便。観光案内所に聞くと、お目当ての「嫁入り舟」が悪天候のため中止になり、誠に残念。せっかく、白無垢姿の花嫁さんを祝福しようと思ったのに...。小生は、昨年、「潮来花嫁さん」を観れたので、先輩たちにも是非観せたいと思っていました【左の写真は、昨年のもの】。
駅のトイレを借用後、10時過ぎにスタート。天候は台風13号くずれの熱帯低気圧の影響で小雨。
まず、「あやめまつり」で賑わう市営前川あやめ園へ直行。 約500種、 百万株といわれる 色とりどりのあやめを観賞しようと、観光客が...。口々に、運行が中止になったのを残念がる声、声、声。イベントがあれば鈴なりになる太鼓橋の人影もまばら。とりあえず、舟の発着所前へ。
橋幸夫の「潮来笠♪」が流れていて、歌碑や「潮来の伊太郎(旅姿)ブロンズ像」も聳え立つ。潮来 の伊太郎はどうも実在の人物ではないらしい。それでも園内は紫、白、黄などの見事に咲き誇るアヤメが観賞できて、カメラで撮る人たちがいっぱい。
前川には、観光客を乗せる手漕ぎ舟とエンジン搭載の観光船が数隻。女性船頭もいて、櫓を漕ぐ姿が格好良い。
あやめを十分に観賞後、本来のウォークに切り替え、路地を直進すると、右手に大門河岸公園。「大門」では無く、狭くて「小門」の方がふさわしい感じ。脇を通って、横断歩道が無くて、交通量の多い道を渡って、真っ直ぐ進むと長勝寺〔臨済宗の寺で源頼朝が1185年創建。
水戸藩主の水戸光圀が再建。庭には松尾芭蕉の句牌も ある。頼朝の菩提の為に寄進したといわれている銅鐘は国指定重要文化財で、山門、仏殿も県指定の文化財として珍重されている〕へ。
趣きのある山門から、長い境内を歩いて唐様の本堂を参拝。御神木のボダイジュも見上げるほどで寺の説明ガイドさんもいて、境内の荘厳さは、伝統的な美しさを再確認できました。
いったん、来た道を戻って、途中、あやめ橋から前川水門橋にかけて、前川園のアヤメの観賞できる場所があり、あやめの碑があります。
北利根川岸に出ると、水郷の土浦からの高速船乗り場があり、乗降客の姿が...。前川水 門橋を渡って川岸通りの階段を降りると、カニやナマズのモニュメントがある「恋愛の噴水 WAⅰWAⅰファンタジア」。恋愛成就といわれる新スポット。「幸せをよぶ鍵」がぶら下がっていました。兼子先輩と撮った、鋸山駅ハイゴール「恋人の聖地モニュメント」の写真を思い出して、遠藤副長が苦笑い。人集めでしょうが、潮来には似合いません。
北利根川の土手に上がり、川の雄大さを実感。鹿島線のガード下をくぐると、茨城県トライアスロン発祥の地の碑があります。小生は傘をさしなが ら歩 きにくい状態。そんな中、先頭を行く局長は、多少の雨でも傘をささずに、ハイペースで突き進みます。また、小生に向かって、「トレーナーを着ていて、とろいなぁ~?」と親父ギャグを飛ばす余裕。
そういえば、今日履いて来たシューズは紫色で、あやめに合わせて来たのか? 意気込みが違います。
小生が、途中で苦しくなったので、「ショートカットしましょうか?」と聞いても、「主催者のコースどおり」と言って、頑なにコースどおりに前進。
やっと、矢印があり左折。今度は、平地に水田地帯が広がります。交通量の多い県道101号(潮来 佐原)線へ。右折すると、歩道に、サルビアやパンジーなどの低草花をきれいに配置した花壇が続きます。横を大型ダンプなどがスピードを上げて走っています。
間もなく、反対側へ横断。この直線が結構、長い。しかし、排 気ガスが多いこの道路をコースにするよりも、遠回りでも田園の中を通るウォークの方が良いという意見に一同賛成。隙間のあるガードレールには、カラーであやめや嫁入り舟のデザインが重ねて観えます。また、ハス池もありまし た。コース途中、大州で県道50号(水戸神栖)線にぶつかり、左手に大六天神社があり、T字路を右手に進みます。
歩き疲れて来た頃、やっと左折の案内で、民家の横を通って、田園地帯 の真ん中を歩く気持ちの良い道に...。風が爽やかになって、歩きやすく、「やはり、田舎はこうでなくっちゃ」 ひたすら歩く...。前後に全く人影は見えず。代わりに、野生の雉(きじ)を2羽、局長が発見。
広い道路が見えて来て、左手に中間ポイントの道の駅の建物が望めるようになり、力が沸いて来ました。
上の車道に出るため、階段を上り、左折して福島橋を渡ると、左下方に「温泉足湯」の看板、次に 「道の駅 いたこ」へ(11:55)。地元の新鮮野菜や魚、特産品などを売っていて、駐車場に車が結構、止まっています。
ここで、名物のどら焼「虹どら」のプレゼントと、チェックスタンプを押印。トイレ休憩後、3人で、ひと通りお店を観て回りました。地元名産のワカサギの佃煮も試食、購入。売り場のオバちゃんがおまけを付けてくれたり、話をしたり...。昼食時間でしたが、駅へ戻ってからということになり、折り返して戻ることに。福島橋手前の階段を降りて、前川水路沿いの道を引き返します。
右手に、灌漑用の水路が続き、左は田んぼ。一段高い所に水路があり、 高い草に遮られて、舟のエンジン音は聞こえますが、舟は見えません。水路沿いを直進。
折り返してからは、すっかり雨もあがり、陽射しも出て来て、暑い感じ。
谷境橋に、釣り人が...。その後は、コースに沿って、大洲閘門堤を左折して、いったん川と離れる舗 装道を進みます。小さな水門を右折して、垣根のマキが3mもある民家沿いを歩くと、ブロック塀をくねくねと上るヘビが...。後で、駅近くの高架沿いを歩いていた際には、車で引かれたヘビの 死骸にも遭遇。大洲 分校跡(更地で二宮金次郎の銅像が元学校の証明)、目立たない吉祥山真成院を通って、前川橋で再び水路沿いの道を進みます。
このあたりは、水面が低く、土手との高低差が余り無い。とき どき、エンジン付きの観光船が通り、橋の上から、眺めを楽しみます。
川岸に沿って、紫陽花やあやめが咲いている場所もあり、ウォークしながら観賞。
辻大橋を渡り、硯宮神社の前にある愛友酒造に立ち寄ることに。ちょうど観光バスの団体客待ちで 店員さんが駅ハイの旗の前で出迎え。酒蔵で冷たい仕込みの水と冷たい樽酒を1杯ごちそうになり、ナイスタイミング。その場で樽酒をビンに詰めてもらい千円。酒好きの局長は大満足。何でも帰りにも成田で新勝寺へ先輩2人で参拝時にも、蔵元で地酒を買って有意義だったというメールが後で来ていました。 酒蔵前では、結構、車を見かけました。
その後は、水路沿いの道に戻って、潮来駅を目指して歩いて7分ほど。次の 電車を待つ間に、手打そば屋で、ビールで乾杯し、蕎麦ランチセットを注文。帰りの電車に遅れると1時間待ちになるので、食事後大急ぎで、駅前の観光案内所でゴール。小生は、ビールのせいか、トイレに直行。先輩たちが待っているホームへと駆け上がると、電車(14:27発)が入って来て、急いで乗り込みました。
電車の中で、来月の駅ハイや急死した同職場・同年代の「緑(ロク)ちゃん」の話題に。「本日は、6月でロク(6)ちゃん?の追悼ウォーク」にも...。
時間に余裕があった兼子局長に付き合って、成田から直通がある遠藤副長も、途中下車して新勝寺へ。京成線に乗り換えるハトちゃんと、観光案内所前でお別れ。
「嫁入り舟」は観られなかったものの、雨が心配でしたが、最も歴史ある「水郷潮来あやめ まつり」と「水郷散策」ができたのは大収穫で、強行した甲斐がありました。
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