ハトちゃんは、4月19日(金)、幕張本郷駅からJR宇都宮線小山駅の次 「小金井」駅へと。片道だけでも約2時間半かかるので、半分は車内で眠っていました。今年度初の栃木県ウォーク。日光街道14番目の宿場町の「小金井」駅に降り立ちました。天候は晴れで、小春日和。今回は、八重桜と天平文化の歴史探訪が目的。街は初めてだったので、期待大。約12kmをウォーク。JR宇都宮線は、地方線の割に意外と列車本数は多い。
駅前観光案内所の「オアシスポッポ館」で手続きをして、スタート(10:03)。駅前の広い道路を直進。
まず、左手に、日酸公園(10:11)。日本酸素工業の跡地に作られたのが名前の由来。鳩を手に掲げている女性像「悠久の翔」と旧型国電の救援車クモエ21001が置かれています。休み所には赤いツツジが咲いています。
次に、川沿いの道を右手に進むと、川のほとりに八重桜が数本。ソメイヨシノの大木の花がひらひらと花吹雪に...。案内標識の右手に進むと、畑 の先に、遊具が設置されている久保公園(10:20)。広々とした公園で、遠方に山々が望めます。
戻って、今度は「天平の花まつり」と書かれている幟に沿って、1km以上歩くと、左手に土地改良 の石碑と東屋のある姿亭が見える 御使者橋へとさしかかります。橋の左側が工事中で、右側を通って、橋を渡ります(10:32)。
100m先を左折して、車に注意しながら、歩道をひたすら直進。途中に、休憩できる「あかね亭」があり、桜並木が続きます(10:41)。
道沿いに、濃いピンクの八重桜が満開になって、枝にしなるようにぶら下がっていて、公園入口まで並木道。
公園内手前には、駐車場があちこちにあり、かなりの来園者の様子。また、下野(しもつけ)国分尼 寺跡の碑がありました(10:47)。 突き当たりに、天平の丘公園(10:49)。花まつりの真っ只中で、警官やガードマンが交通整理。多くの観光客で溢れ、公園内を進む につれてカラオケが流れて来たり、満開の花の下で花見や宴会を楽しむ人々が...。
園内には、450本の八重桜が満開から少し散り始めている状態。一面、ピンクに染まり、テンションが上がります。
小生も花見をしながら、園中央の本部へ。ここで、駅ハイのちょっぴりプレゼントの交換場所を聞くと、 係員がわからない。仕方なく、中間チェックポイントの民俗資料館(文化財保存施設)「夜明け前」へ行って聞きました(10:57)。民家の前に、「天平の大鍋」があり芋煮会で使うそうです。「いったい、何人分作れるのかな?」。
やっと引換場所を教えてもらい、本部向かい側の「かたかご亭」(農家の主婦が手伝っている出店)で、出来立ての熱々「手づくりまんじゅう」を1個いただきました(11:04)。
その後は、日本三大桜の淡墨桜や神代桜、滝桜などを観桜して大満足。
駅ハイ参加の中には、公園の花見と坊ちゃん列車を観て終了。発着所の「夜明け前」から駅へ戻るウォー カーもいましたが、ハトちゃんは、坊ち ゃん列車の白いチョークの書かれた線路?先に進みました。ちょうど、観光客を乗せた列車が通りかかり、石割桜(盛岡市役所前の桜と同種)や、林中の山桜の説明が...。コースの途中に万葉植物園があります。
オトカ塚古墳は、コースから離れていたのと、雑木林の中で確認できず。しかし、伝紫式部の墓の 石墓と案内板はしっかり確認(11:14)。
そこから、公園を抜けると右折。まさしく 広々とした田園地帯を一人旅。前後には誰も見えず、マップに沿って、進みます。やっと右手に、黄色い菜の花が一面に咲いている後方に、木々がこんもりした琵琶塚古墳前を通ります(11:26)。古墳の写真を撮るのに夢中になってしまい、標識を見ると、真っ直ぐな道に摩利支天塚古墳の矢印が...。標識を信じて200mぐらい歩くと、広い道路にぶつかり、横断すると台林寺。何かおかしいので、マップを見ると道を間違えていたことに気づき、あわてて戻ることに。
コース矢印が柱と地面のスレスレにあったため、ここは見落とす人が多いかも? それにしても標識を信じたのに。腹立たしい。
右手に摩利支天塚古墳が見え、川に向かっての道の両側には、芝桜がカラフルに咲いていて、展望は抜群。一本道を気持ちよくウォーク。
やっと一段高い土手のある道に出ました。コースは、先に橋を渡ってでしたが、小生は橋を渡らずに 左折して展望の良い右手に川が見える道を選択。姿川沿いに流山の江戸川には負けますが、菜の花が一面に咲いていて、「小さい流山」という感じ。ただし、川沿いの道は、日陰はもちろん無く、歩いているのは自分だけで、何とも橋と橋との距離が長く、遠くの景色を眺めながら、菜の花を観るぐらいしかありません。トホホ...。
かなり疲れて、やっと行きに通った御使者橋のたもとに(12:10)。
車に注意して、右折後、左側の道を進みます。畑の真ん中で左に曲がり、真 っ直ぐ歩くと、右手前方に野球場のナイター用の鉄塔が見えて来ました。矢印にしたがい、右折して公園内に...(12:20)。
公園出入口近くにあるトイレに寄って、園内を進みます。球場といっても観客席など無いグラウンドにナイター設備。ちょっと贅沢な感じ。グラウンドを囲むように八重桜が咲いていました。出口の傍に国分寺B&G海洋センターも。
公園を抜けると、「保健福祉センターゆうゆう館・天平の湯」〔自由に入館して休憩できる。大浴 場、レストランや売店などの施設あり〕では、特典で200円で入浴できるといった特典もありましたが、電車時間がかかるため、あえてパス(12:25)。
下野市立国分寺中学、小学校の見える場所まで歩くと、急に地下道(道路 の横断用)があらわれ、階段を降りると、両側に子どもたちの壁画(切り絵)が掲げられていましたが、だいぶ痛んで剥げたり、イタズラがあったりで管理の悪さが目立ちました(12:31)。
ゆるやかなスロープを上がると、住宅街の横に遊歩道があり、森の先に公園があり、右折します。方向的に慈眼寺と金井神社が右手にあり、出入口を探して、壁伝いに裏道から、まず金井神社 〔小金井宿の総鎮守〕へ参拝(12:40)。
横 から慈眼寺〔真言宗の寺。1196(建久7)年に新田義兼により建立。徳川将軍家日光社参時の昼食所。千手観音堂。鐘楼堂が江戸時代の建築〕への出入口があり、境内に入ると、境内は広く、なかなか趣きがあります(12:42)。結局、参道は国道側から入れました。
最後は、国道4号線に出て右に曲がって、マクドナルドのほんの先の「小金井一里塚」のある場所へ(12:50)。2本の高木エノキとクヌギの生えている場所が、一段高い塚になっていて、そこでちょっと休憩。
昼食がまだだったので、手前の「マグドナルド」へ。電車の上り時刻を聞くと、店長が携帯でわざわざ調べて教えてくれました。 「ありがとう」
昼食後、コーヒーが飲みかけでしたが、早い電車に乗るべく、大あわてでゴールの「オアシスポッポ館」へ飛び込んで、手続きを...。
小金井駅階段を駆け上がり、KIOSKで「ロゴ入り付箋紙」を受け取り、改札を抜け階段を降りると、ちょうど電車が入線(13:16)。湘南新宿ライナーで赤羽経由→京浜東北線で 秋葉原→中央・総武線で幕張本郷(15:28)に到着。
関東地方の中央に位置し、日光街道の宿場町として栄え、古くは下野国分寺・尼寺があった「小金井」の町並み、歴史、ロマンそして風薫る八重桜をはじめとする各種のサクラ・花が咲き誇る天平公園。千葉からは遠方でしたが、思い出に残る駅ハイになりました。
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