ウォーキングには絶好の日和、4/17(水)、晴天・微風の下、ハトちゃんは、「JR 駅ハイ(in 奥多摩むかしみち)」10kmに5回目のチャレンジ。前回(2012.12.6)は、大学の先輩二人と珍道中。
前日、八王子の実家へ野菜を届けて宿泊。実家の最寄り駅、JR西八王子駅から八高線で拝島経由で青梅線の終点奥多摩駅へ。途中の青梅から奥多摩行きの隣席で会った女性ハイカーが偶然、むかしみちの逆コースのガイドマップを見て話していたので、声をかけると、アルプスの山々に登った談義に熱く盛り上がってしまいました。駅に降りると、駅前はリュックを背負っているハイカーが目立ちます。
早速、奥多摩町観光案内所に寄って、会員番号と名前を記入し、むかしみちコースマップをもらって、ついでに奥多摩湖に向かうバスの二人にマップを届けて、小生もスタート(9:40)。
今回は、花を中心に写真を撮りながらというコンセンサスで...。約10kmとい っても、アップダウンの多いハイキングコース。4回目なので、道に迷うことはありません。前後に参加者の姿は見えません。むかしみち(旧青梅街道)の南氷川入口(9:42)に到着。
いきなり山道の急登(羽黒坂)が始まります。 左側に可憐なシャガの花。早速、右手には古社羽黒三田神社の鳥居が。左手は多摩川と芽吹いた新緑の景色が望めます。間もなくダム建設トロッコ跡の線路が。崖の斜面に、鮮やかな黄色のヤマブキが咲いています。
登り切ると少し平坦な道になり、ストライドが延びるようになりま す。木陰は空気がヒンヤリしていますが、木洩れ陽がさす道は森林浴が満喫できます。多摩川に沿っているのと、国道411号線(青梅街道)がそばを走っているので、時折、車の音が聞こえます。川に沿って、縫うように歩きます。眼下に国道の弁天橋が見えて来ます。
槐木(さいかちぎ)集落にある休憩所で最初のトイレ休憩 (9:55)。その先に 水道 工事が行われていて作業中。そこから、ハトちゃんは先週の土曜に平地ウォークで足の調子が良かったので、ペースアップ。右側の岩崖には、落石防止用のネットがところどころにあって、その間からヤマブキが咲いています。
途中、桧村のコンクリート階段を上がると、民家の前にシバザクラと可 愛らしいム スカリが...(10:07)。途中、左折して急階段を下ります。小中沢橋のトイレ休憩所で、前の女性ハイカーを追い抜きました。橋を渡る際、小中沢にかかる不動の上滝(落差7m)を観ながら先に進みます。
歩いて間もなく行くと右手石段上に、白髭神社が...(10:26)。石 灰岩の大きい壁にくっつくように社殿が建っています。毎回、参拝しているので、参道に続く石段を登らず、下から見上げるだけ。
その後、弁慶の腕抜き岩や耳神様〔耳の病気を癒すのに祈願〕などを通ります。い ろは楓〔樹齢200年の巨木〕が3本、新緑がまぶしい(10:31)。ここで、急に腹の調子がおかしくなりました。
汗をかきかき?やっとの思いで惣岳公衆トイレへ(10:40)。何と か無事に済みました。民家はところどころにあるものの、公衆トイレが山道の何箇所に設置されていて、また矢印、観光標識がしっかり整備されているので、安心して歩けます。
惣岳(そうがく)渓谷では、巨岩が多く観られ、しだくら吊橋の横を通ります(10:43)。眼下に多摩 川の深い渓谷が続いています。その先の馬の水飲み場、牛頭(ごず)観音や虫歯地蔵〔虫歯を癒すため〕を過ぎて行きます。この辺は、山奥の街道だったということもあり、病気や家畜、道祖神、不動尊、神社などが道すがら点在しています。日本画家の川合玉堂の歌碑を過ぎて、道所橋の吊り 橋横を通り、くねくねとした道を進むと、途中で落ち葉をガードレール下へ捨てている作業員の姿がありました。
白いウツギの花が斜面に咲い ていてうっとり。また開けた場所に、植えられたロータリークラブのミツバツツジが。左手に水道局の鉄門が見えて来ました。上から水墨画のような濃淡の緑や薄紅色の山々を眺めることができ、手前に伐採した木材が積まれていました(11:06)。
いったん、舗装道路に出て、その先から、また登りの山道に入ります。途中に、ス イセンや道端にタン ポポの群生が一面に。初めて中山集落で木の鳥居がある浅間 (せんげん)神社〔社殿は江戸中期の造営。富士山を木花咲耶姫(このはさくやひめ)と仰いで信仰〕を参拝(11:24)。下る道は落ち葉のじゅうたんを踏みしめてフワフワ。間もなく、錆びた鉄板橋を渡って国道を横切り、落石注意箇所を通って、タキノリ沢へ。前回はここから国道へ降りてしまいましたが、今回はマップどおりに進みます。
途中の登りで、上から降りて来た、電車で一緒になった女性二人組に出会い、挨拶。小生がコース の2/3くらいの地点に来たことにビックリ。「気をつけて」と声をかけて別れました。15人ほどのグループが降りて来て、待ちながら挨拶。小高い丘の上から、小河内ダムが観えて来ます(10:40)。少し道を登った上に、青目立不動尊(11:36)。その先の民家の八重桜の向こうに奥多摩湖を眺望できるビューポイントがあります。
以前、六ッ石山と奥多摩湖の案内板の向きが 判りにくくて間違って、急斜 面の舗装道路を下ってしまったのを反省。今回は間違えずに山道を進んで行くと、初めて水根観音に出会いました(11:44)。結局は、舗装道路の急坂に合流するんですが、大きく回り道するので、15分ぐらいかかります。水根出口から湖畔に。奥多摩湖が前方に観えて来ました。
奥多摩湖のエメラルドグリーンの湖面 と小河内ダムを眺めながら付近を散策。気温が低いのか、ま だ湖畔手前に桜も若干観られました。本日は水曜なので、ゴールの「小河内ダム展望塔」まで往復1kmを歩き、シバザクラが咲き誇る「水と緑のふれあい館」前にあるバス停(12:14) から 奥多摩駅へ戻ることに。今回はかなりのハイペースで、通常3時間50分のコースを2時間20分で踏破。 我ながら、かなりの健脚ぶり!
帰りのバスでは、トンネルを何回か抜けて、山あいの景色を眺めながら約20分。JR青梅線「奥多摩」駅に到着し、受付の観光案内所でチェック。帰りは、疲れたのか、眠ってしまい青梅駅で、折り返しの電車をあわてて降りて、1本後の電車に乗る破目に...。
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