昨日はお休みして、30日(火)、JR 駅からハイキングで「 東京駅復原駅舎と皇居外苑・江戸城史跡・北の丸公園散策コース(8.5km)」に行きました。
東京メトロで西船橋から日比谷駅へ、そこから数分でJR有楽町駅京橋口へ(10:03)。この近辺は、ハトちゃんがH大学勤務時に映画・宝塚をよく観に来ていた場所。それでも、「ビッグカメラ」が駅西口にできたりで、だいぶ様変わり。
スタート後、まず有楽町ガード下を見ながら進むと、ビルの陰に、小さな有楽 稲荷神社。見落としてキョロキョロしていると、後から来た男性ウォーカーが教えてくれました。
続いて右折して、晴海通りを進み、200mほど左に、日比谷公園。入口脇に心字池、園内の木々は秋の装い。日比谷門脇を通って、大噴水を見ようと勇んでいましたが、なぜか止まっていて、イベント後の片付けが...。日比谷公会堂、松本楼の建物を眺めながら、テニスコートを左手に見ながら、祝田門から晴海通りに出ます。
右折して内堀通りを...。祝田橋を渡ると、右側は皇居外苑の手入れの行き届い た松林が立ち並び、それと広い芝生。二重橋前の信号では、バスツアー客とガイドが並んで待っていました。また、修学旅行と思われる生徒や、外国人観光客も歩いており、広大に敷き詰められた、砂利の道など、皇居前広場はかなりの広さで、都会の喧騒が嘘のようです。
遠方から写真の絶景ポイントとなる「二重橋」を眺望しました。すると、女性ウォーカーに道を聞かれ、そこから一緒に話をしながらウォーク。
「大手門」から、皇居東御苑〔1968(昭和43)年10月から一般公開され、月・金曜以外は入園可能〕 http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html に入りました。入口で札をもらって、入苑。大きな石垣は、何度か補修されたそうですが、それにしても江戸時代には今のように機械が無かったのに、当時の城郭建 築の技術力は相当なもの。城の広さや各門の大きさ、鉄扉の厚さ、頑丈さなど、江戸幕府の権力の象徴がうかがい知れました。濠から、三つの櫓も観ることができました。
皇居東御苑内では、まず、入場無料の宮内庁「三の丸尚蔵館」で「描き継 ぐ日本美―円山派の伝統と発展」で江戸時代中期~明治期の京都画壇、円山派の絵画作品を鑑賞。写実的で独自の筆致や色彩のすばらしさに感動。先日、駅ハイ(in 恵比寿)で山種美術館で、円山派の流れをくむ竹内栖鳳を鑑賞したので、より身近に感じました。
昭和天皇の武蔵野の樹林の面影を残した二の丸雑木 林や、平成の小道を歩いて、二の丸庭園へ。
御苑内は、江戸城を偲ばせる史跡が、わずかに残っていたのと、天守閣に行くまで 坂が多く、同心番所、百人番所、大番所と、建物も身分の違いから、立派になることを気づきました。坂を上ると、広大な「本丸跡」があります。一番高い所より、一段低い所からの眺めがすばらしい。TVドラマや映画でも有名になった「大奥」跡を、小高くなった「天守閣跡(天主台)」から、当時では一望できた「東京湾」を想像して、遠景を眺めました。香淳皇后の還暦を記念した、音楽堂「桃華楽堂」も向かって左手に観え、カラフルでした。
天守台を下りて、大芝生の休憩所ベンチで、しばし休憩。皇居内の中央 部に、こんなに広々とした芝生があるんですネ。 その後、天主台の裏に回り、「北桔梗門」から東御苑を退出。
歩道橋を渡って、北の丸公園へ。北の丸公園内を散策。吉田茂の立像 、右手に「科学技術館」、左手に「東京国立近代美術館工芸館」〔建物は明治洋風レンガ造りで、旧 近衛師団司令部庁舎で国の重要文化財〕もありましたが、今回はパス。
公園内の紅葉も観られましたが、散策道の脇に赤い実 をつけた「ビラカンサ」が...。池と芝生には、保育園か幼稚園の遠足組が楽しんでいました。
公園を九段下方向に進むと、右手に日本武道館。コンサート前のグッズ販売の準備中。
ここは、H大学の入学式・学位授与式が挙行された所です。というのも、仕事で、毎年足を運んでいたからです。毎年の桜吹雪を思い出しました。田安門をくぐり、靖国通りに出て、東京メトロ「九段下」駅前の「昭和館」へ。名前のとおり、昭和の国民生活の歴史的資料、情報・映像、生活用品、また戦争を挟んでの暮らしが展示されています。ハトちゃんは懐かしさが込み上げて来ました。「東京オリンピック開催年の日本―変わりゆく昭和の風景」写真展も公開されていました。
目白通りの交差点に交番があり、右足かかとの豆がつぶれて痛いので、交番に寄っ て、カットバンをもらい御礼を...。九段会館〔現在、閉館中〕、千代田区役所〔チェックポイント、千代田区観光協会〕を通って、竹橋に。平川門を過ぎ、気象庁前の大 きな像「和気清麻呂銅像」が...。そこから内堀通りを進み、三井物産ビルを左折し、大手町方向へ。
平将門塚〔平安時代中期、天慶の乱で敗れた将門の首級が京都からこの地に落ちたといわれ、 怨霊の祟りがあったため、鎮魂で石塔婆を建立〕に参拝。
都道402号錦町有楽町線を進むと、改装なった赤レンガの2階建てで屋根がドームになっている、東京 駅丸の内駅舎が...。多くの観光客や通行人が、携帯やデジカメなどで写真を撮っていて、普段よりも賑わっていました。ただし、正面の東京オリンピック・パラリンピック招致のポスターが邪魔でした。駅舎内の10月からオープンした東京ステーションホテル1階 も見学。大きなシャンデリアが目を惹きました。 駅構内ドーム天井も素敵でした。
その後は、オフィス街を観ながら、ゴールの有楽町駅を目ざします。途中、三菱東京UFJ銀行の看板が4箇所も...。これは、合併前の各銀行支店の建物がそのままであったため。また、右側に赤レンガの三菱一号館(美術館)、左側に東京 国際フォーラムも観えました。
駅ゴールで、カードを機械にタッチ(12:38)して、朝降りた東京メトロ日比谷線「日比谷」駅へと向かいました。
帰りは、雲も多く、肌寒くなって来ましたが、雨には降られずに帰宅。
今回、ハトちゃんは、千代田区を中心に、深まり行く秋を感じながら、モダンな東京駅復原駅舎と江戸城、北の丸公園と欲張りなウォークとなりました。この地区は、美術館・博物館も多くて、美術館めぐりでも十分に楽しめるコースとなっています。
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