ハトちゃんは4月6日(土)、駅ハイ(in 佐原) 約10kmにチャレンジ。先週に続き、成田線の小見川(妻の実家)近辺でのウォーク。
まず、成田線香取駅へ到着(8:10)。天気予報の爆弾低気圧の影響からか、いつもより少ない50人ほどが電車を降りただけ。受付は10分後の8時20分。並んでいると、四街道市のNさんに出会いました。
一緒に歩くことに...。駅ハイいつもの矢印は、 本日は縦長の看板。大きいが慣 れていないので、調子が狂う感じ。駅前から最初、いきなりの小高い丘への登り。鳥居をくぐって、その先のこんもりした丘に神道山古墳があり、前方後円墳や円墳の表示に古墳を確認。下る道は、案内矢印が無く、道も細く暗い所もあり、コースを外れやすい。二人のウォークで助かりました。
続いて、香取交差点を横断して直進。
裏手の山道から、香取神宮〔式内社(名神大社)、下総国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。関東地方を中心として全国に約400社ある香取神社の総本社で、鹿嶋市の鹿島神宮、神栖市の息栖神社とともに東国三社の一社。宮中の四方拝で遥拝される。初詣には50万人以上が参拝する〕
の境内へ。右手に曲がると、すぐ社殿。しかし、塗装・修復工事のため 、工事用のシートに覆われていて、参拝は遠慮。桜並木もほんの少しだけ残っているだけ。砂利道の参道は歩かず、楼門、総門を見て 、舗装道路を下り、参道前へ。八重桜だけが満開。
その後は、参道を歩くも、多くの商店は早朝でまだ閉店中。2,3の店が開店していて声がかかります。
途中の駐車場脇でトイレ休憩。
出入口を過ぎて、国道51号線を佐原方面へひたすら歩きます。歩道の無い所もあり、走る車に注意しながら、同じような風景が続きます。
旧佐原二中(廃校)を過ぎて、左折すると、田園風景が続きます。ところどころに、水を引いた苗代が 点在。香取神宮から次の観福寺までは4.2kmもあり、いささか長い。途中、小野川にかかる新部(にっぺ)橋を渡り、さらに1kmほど歩きます。
広い道に出て、観福寺への案内にしたがって左折すると、間もなく寺への出入口が...。観福寺〔真言 宗豊山の古刹。日本厄除三大師の一つ。890年の開山とされている。本尊は聖観世音菩薩〕
境内に入り、古刹の雰囲気を二人で感心し、本堂、観音堂、薬師堂などの諸堂を眺め、また風格のある鐘楼をはじめ、伊能忠敬の墓にも墓参。重要文化財の釈迦如来など。その他、伊能頴敬(国文学者)、楫取魚彦などの墓があります。
観福寺参拝後は、県道佐原八日市場線を佐原方面へ。途中の佐原学校給食センターで迷いそうになると、地元の方が駅ハイのコースを知っててビックリ。与倉屋大地蔵を 右折すると、小野川に沿って、垂れ下がった柳越しに国選定の重要文化財にもなっている建造物群保存地区へ。古い商家の町並みが立ち並びます。
その先に、山車を引いている光景が見えたので、急いでまわって、写真におさめてから、「小江戸佐原まつり会場」へ。まだ屋台等は準備中で、もう一度、小野川のほとりに...。
「さわら雛舟」に乗る化粧をした女性や娘さんが、桶橋(農業用水の落ちる音から ジャージャー橋ともいわれている)の上で集まっていて華やかな雰囲気。その横を通って、伊能忠敬旧宅へ。残念ながら、3.11の大震災で壊れて修復中。シートで建物は覆われ、かすかに旧宅を覗いただけ。
桶橋手前の伊能忠敬記念館を教えてもらい、本日の特 典で無料なので 入館。豪商の当主として商才を発揮した前半生と、隠居して日本地図作成に捧げた後半生を紹介。関係資料は国宝に指定されています。入口正面には、当時の日本大地図と測量道具の展示を間近に観ることができました。現在の地図との整合性があるのは、精密な道具の無い江戸時代に、いかに苦労されたか計り知れません。
11時からさっぱ舟に乗る「雛舟」のスタートということでしたが、エンジンが付いた 船では、風情が半減。結局、先を急ぐことに...。
忠敬橋を越えて、コースどおりに歩きます。途中、造り醤油屋さん「正上」で甘露煮を特典でいただきました。
中橋手前を右折して、門が無く普通のビルと間違えそうな千葉明陽高校を過ぎて右 折すると、大きな木が聳える八坂神社の境内一角にある山車会館へ。ここも無料の特典。
入館すると、大きな山車2台とビデオシアターもあり、2階のガラス越しにも山車が眺められます。絢爛豪華な山車が観られ、祭りの熱気と、本物の迫力を体感できました。神社にも参拝。
八坂神社の角を右折して進むと、町並み交流館の隣りに、赤レンガの三菱館(三菱銀行佐原支店旧本館)〔1914(大正3)年建築で、英国から輸入したレンガを使った洋館〕が建っていて、その前でN氏をパチリ。元の忠敬橋へ戻ると、時間も経過したので、川沿いにカメラを構える人や人通りも多くなって来ました。
そのまま、コースどおりに左右を観ながら、駅方面へ。途中の交差点で、駅の表示が出ていたので、右手の道を進みます。進行方向に向かい、車は一方通行で駅方向へ。昔は栄えていたそうですが、今はひっそり。駅への道を確認して、マップを見ると、東薫酒造に寄るのと、青空市の場所に気がつかず、ガッカリ。
急ぐ余り、コースを外れて、駅へ近道してしまいました。それでも、「七転び八起き」で、諏訪神社の鳥居と青空市でつきたての「きなこ餅」だけはしっかりゲット。ご好意で、おまけにもう一つもらいました。伊能忠敬像を観るのは、次回にまわします。
最後が、道を間違えて佐原駅(ゴール11:00)でしたが、11時12分発の下りに間に合って、3つ先の小見川駅で義兄と合流。
昼食後、雨を心配しつつも畑仕事に精を出しました。夜半から明け方は、低気圧による大雨と強風はハンパではありませんでした。
利根川下流入江に位置する「水の郷 佐原」は、舟運で栄えた商都・交易都市で自然と文化に恵まれています。今回も町の名所や寺社・史跡を見学できたことや、小野川ほとりの風情のある商家群は必見。昔にタイムスリップしたようになり、ノスタルジアを感じました。小江戸というと、「川越」をイメージして来ましたが、千葉にもあったんですね。
義母が入院していた昨年までは、佐原中央病院の往復で、町を眺める余裕もありませんでしたが、また、佐原の大祭(夏祭り)の時にぜひ来たいものです。
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