9月27日(土)、当月最後の駅ハイは、「八高線全線80周年記念 里山の折原と昭和レトロの寄居をめぐる(約10.6km)」に参加。
かなりの遠出でしたが、ハトちゃんは、意を決して、家を6時前に出発。
八高線は東京都内のJR線では最後まで非電化のまま残されていましたが、1996(平成8)年3月に埼玉県日高市の高麗川駅より南側が電化されました。幕張本郷駅から八王子まで、中央・総武線 で、その後、八王子から八高線に乗ってみたくて、初めて高麗川から先に乗換えて高崎行に乗車。新車両は、車内がきれいで4人がけボックス型で、クッションがやわらかくて座りごこちが楽でした。
本日は秋晴れの行楽日和。
スタートの八高線「折原」駅は、ほとんど駅ハイ参加者が降りて、600m先の折原いこい館でスタート(9:35)。駅名標のミニチュアと切符は、鉄道ファンには、貴重なプレゼント。スタート直後トイレがほとんど無いとのことなので、入館してトイレを借ります。
〔コース〕
折原駅→折原いこい館→平倉観光ぶどう館→實聞寺(たわし地蔵)→増善寺→里の駅 アグリン館→鉢形城公園→鉢形城歴史館→深沢川→搦手橋→正喜橋→玉淀水天宮→寄居観光案内所→ゴール 寄居駅
前のウォーカーに続いて、里山風景が続く道を1.3kmほど進んで、最初のポイント平倉観光ぶどう 館へ。途中、ぶどう館手前に分岐があって、ぶどう館に寄らずに先を行くウォーカーも。ハトちゃんは、コースどおり。ぶどう棚があるぶどう園で、巨鋒などを販売していました。
左側に車山(標高226m)の雑木林を観ながら、裾野を 回るように進みます。實聞寺坂を上って間もなく右手に地蔵脇にたわしが供えられている 實聞寺へ。お地蔵さんの汚れをたわしで洗ったところ、おばあさんの病が治ったところから評判になって、あちこちから地蔵に祈願し、治った御礼にたわしを持って来る習慣になったといわれます。
続いて、折原小学校では運動会で黄色い声援。500m先の増善寺〔安土桃山時代に開創。明治期 には寺子屋が開かれていた〕へ。
東国坂を下ったところを右折して、寄居運動公園の横を通って、ほぼ中間地点の「里 の駅 アグリン館」へ。ここで梅ジュースを1杯ごちそうになりました。梅の香りで疲れがとれた感がします。レストランの他、ジュース、菓子類、町内のお奨め品が販売されています。
続いて、鉢形城跡のある鉢形城公園〔鉢形城は、1476(文明8)年、関東管領であった山内上杉氏の家臣長尾景春が築城したと伝 えられている。後に、北条氏邦が 整備拡充し、現在の大きさとな りました。戦国時代の代表的な城郭跡。国指定史跡。城の中心部は、荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築かれていて、天然の要害。この地は、交通の要所に当たり、上州や信州方面を望む重要な地点でした。100名城の一つ〕へ。
アップダウンがある広い芝生の公園で、城本丸跡だけでなく、堀や土塁が多く残っていて、本曲輪や二の曲輪を確認。復原も進行中とのこと。
鉢形城歴史館は本日、駅ハイ参加者に限り無料。入館すると、公園の外観、北条氏や戦国時代か らの史料、武将ゆかりの品が展示されていました。
深沢川に沿って歩いて行き、搦手 橋を渡って、交差点を左折してすぐ直進すると、幅広の正喜橋から荒川を望めます。結構な高さがあります。
橋を渡って、すぐ右折して荒川沿いの道を 進みます。途中、宮沢賢治の歌碑もありました。
その先、左手に玉水水天宮〔当地周辺が玉のように美しい水の淀みから玉淀と命名されて埼玉県名勝に指 定されたとき、、周辺調査をしたところ、水神が発掘されたことから、水神を神体として創 建したといわれる〕がありました。
数人のウォーカーが下りていたので、小生も帰りの電車時刻に合わせて荒川の川原に下りて、周囲の奇岩、絶景を眺めました。
水天宮からは約1km、15分ほどで寄居駅前観光案内所に立ち 寄って、観光案内パンフをもらいました。
なお、地元で収穫された新鮮野菜、お土産なども販売。隣りで、朝生みたての卵(小玉12個100円)が安かったので購入して持ち帰りました。
寄居駅は、寄居七福神めぐりやハイキングなどで何度か来たことがあり、スタート地点の町役場と総合体育館は馴染みの風景。帰りも全通80周年の八高線(11:55寄居発)を経由して、最寄りの幕張本郷駅まで3時間20分の長丁場。
単線なので、途中の停車時間もあり、ゆっくりと家路に向かいました。
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