12月5日(木)体調も戻り、ハトちゃんは2週間ぶりのウォーク。絶好の小春日和で微風。
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まず、JR飯田橋駅西口の駅ハイ臨時受付へ。10時スタート開始で15分前に到着。時刻ピッタリで2列目でスタート。待ちわびたウォーカーから 『JRは時刻どおり』という皮肉まで飛び出しました。
最初のポイントは、小石川後楽園。飯田橋駅東口前の長い歩道橋を渡って、仕事でよく来ていた「ハ ローワーク飯田橋」横を左折して小石川後楽園〔1629(寛永6)年、水戸徳川家の頼房の中屋敷として造ったもので、光圀の代に完成した。回遊式築山泉水庭園で、中国の風物も取り上げた中国趣味豊かで、「後楽園」は中国の范仲淹「岳陽楼記」から名づけられた。国の特別史跡・名勝の二重指定を受けている〕出入口へ。
入園して、紅葉の樹木と、池の後方に東京ドームが観える場所へ。「庭園 スタンプラリー」の4つ目を押印。
その後、コースマップにしたがい、スタート地点の飯田橋駅西口横に戻ることに...。続いて、日本武道館のある九段下方面へ。
20年前からあった「あおもり北彩館」〔青森県物産振興協会が運営;物産・観光などのアンテナショ ップ〕前を通って、東京大神宮〔 東京における伊勢神宮の遥拝殿として明治13年創建。昭和に入り、現在地に。戦後、「東京大神宮」 に改名〕へ。社殿の造りが、伊勢神宮に似ています。
その後、富士見小、九段中等教育学校、日本医科大学などの学園街を抜けて、靖国通り前から靖國神社の大鳥居へと。広い参道を歩いて行くと、見上げるほどの大村益次郎の高くそびえる銅像が...。左右の黄葉したイチョウ並木がだいぶ散ってはいたもの の秋を感じさせてきれいです。H大学富士見校舎の裏手にあたる靖國神社は、昼食時の休憩などによく利用したハトちゃんにとって、懐かしさが込 み上げて来ました。
境内は広くて、砂利道部分もあって、両脇の大イチョウの対称系の見事な黄葉、ぎんなんの実を拾う人も...。遊就館へ入館。玄関ホールには 、ゼロ戦や機関車、大砲など、他のフロアには、戦争資料や英霊のまごころを伝える遺書や遺品、甲冑・武具類が多数展示されています。
境内奥の拝殿には、来年の干支、馬の絵馬図が掲げられ、横から、母校のボアソナードタワーが観えました。
その後、定年前の勤務地、H大学九段校舎前を通過し、通い慣れた付近のビジネス・商店街を抜けて、最寄りの市ケ谷駅前へ。
外堀通り沿いに四ツ谷駅へと向かいます。左手下に野球グラウンドが見え、公園内の紅葉がまぶしく外濠に映えます。
四ツ谷駅前を過ぎて、直進すると、若葉東公園へ。前方に赤坂迎賓館(外国 の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れたときに、宿泊等の接遇を行う施設)の門の前からバロック様式の西洋風宮殿(モスグリーン色)を外から見物。1周すると約3kmにもなり、本館・主庭噴水池等が2009(平成21)年12月国宝に指定されました。信号脇に学習院初等科の校舎が見えます。
迎賓館、東宮御所の高い外壁に沿って、ゆるやかに下って上って安鎮坂を進みます。外壁だけで も1キロもある広い敷地。とところどころに、皇宮警察の警察官が立っていて警備中。隣接した奥に東宮御所(皇太子・妃の住居)や秋篠宮邸などのある赤坂御用地(皇室の御用地)があります。赤坂御用地は江戸時代、紀州徳川家の上屋敷(紀州藩赤坂藩邸)があったところで、明治維新後、政府に接収されて帝室(現在の皇室)に献上されたもの。
やっと権田橋交差点。コースは左折して、青山通りから外苑のいちょう並木を観るようになっていましたが、角にあった交番で道を聞いて、信号を直進して、直接、神宮外苑〔広い敷地には各種スポーツ施設や文化施設が点在〕へと向かいます
左に弧を描くようにして、神宮外苑のいちょう並木の正面の横断歩道前へ。周囲には、多くの観光客が...。 このところの冷え込みで、すっかり黄色く色づき、落葉が降り注いで、今が最盛期。時間的に逆光が残念。
「いちょう並木」の下で、撮影したり、オシャレなカフェのテラスで食事をする人、家族連れや学生さん、観光を楽しむ人々で 溢れていました。突 き 当たりの青山通 りまでゆっくり 黄色い絨毯の上を歩きながら、青山通りから樹高順に並んだ、左右対称の並木、遠近法の手法により、より雄大に観えました。異国の雰囲気が漂います。
噴水池周辺では、第17回いちょうまつりが開催されていて、各県の物産品、模擬 店が立ち並び、飲食をする客で賑わっていました。上空に飛行船が...。
その後、絵画館前まで行って聖徳記念絵 画館〔明治天皇・昭憲皇太后の業績を後世 に残すため、1926(大正15)年に竣工。縦3m、横2mの壁画〔日本画・洋画各40点〕が年代順に展示。歴史的光景を当時の一流画家により描写・展示〕を眺めました。サークルのウォークで以前入館したことがあるので、今回はパス。
続いて、国立競技場の外周を歩きます。2020年東京オリンピック、パラリンピックの大きな横断幕 が掲げられていました。
外苑橋前の交差点。神宮アイススケート場があり、千駄ヶ谷 駅前までここにも規模は小さいいちょう並木の黄葉が観られました。
コースマップどおりに、いったん、JR中央・総武線の駅横の高架下を通って、外苑西通りへと足を進めて、一つ目の信号で 『ちょっと待てよ。娘が以前、新宿御苑でデートして良かった』 と言われたことが脳裏をよぎりました。
マップを見ると、御苑の外壁に沿って回るコース。新宿門でぶつかるようになっています。せっかくなので、御苑内の観光とコース短縮の一石二鳥を選択。
近くの建物の事務所で新宿御苑の出入口が千駄ヶ谷駅近くに無いかを聞き、『駅まで戻った方が良いですよ』と。 駅前まで行って、交番で千駄ヶ谷門への道を教えてもらい、いざ、気持ちもあらたに御苑へと向かいました。
小生は、初めて千駄ヶ谷門を利用し、園内を散策。新宿御苑は、徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋 敷の一部がルーツといわれ、1906(明治39)年、皇室の庭園になり、1949(昭和24)年国民公園として一般開放された明治を代表する近代西洋庭園。
園内には、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、日本庭園がデザインされて池や広い芝生広場があり、広い芝生に、上・中・下の池や多 くの樹木や花壇、そして何といっても、紅葉が見事で、多くの観光客やカメラを持った人たちがカエデやハナノキ、メタセコイアなどを観賞。
小生も絶好のアングルと光を求めて、上級者の後ろからパチリ。その代表的作品は次のとおり。
名残り惜しい気持ちでしたが、 新宿門まで紅葉を楽しみながら、満足して御苑をあとにしました。
新宿高校横を通って、国道20号線甲州街道に出て、「ルミネ2」が見えるJR新宿駅の東南口でゴール(12:45)。晩秋の都内(飯田橋~新宿)約11kmの紅葉スポットめぐりを終えました。
本日は、欲張って山手線外回りで駒込駅へと向かい、元大名庭園の特別名勝「六義園」へと足を延ばしました。 というのも、「都立庭園スタンプラリー」の5個目の押印で、来年のカレンダーをもらうためと、六義園が駅から一番近く紅葉スポットとして有名だったので。
スタンプラリーの実施(10/26~12/8)をもう少し前に知っていれば、「旧岩崎邸庭園」の駅ハイ(10/30)で一足早く完成できたのに...。
逆に、六義園〔柳沢吉保が下屋敷に設計し、明治期に三菱財閥の創業者、岩崎 弥太郎氏の所有となり、その後、東京市に寄付されて一般公開。回遊式築山泉水庭園、国の特別名勝〕を訪れること に。
園内の大山水や手入れされた築山、東屋、茶屋などをめぐり、紅葉したもみじやナナカマド、寒咲きツツジなどを観賞することができて、「瓢箪から駒」。水鳥や鯉たちもいて、都会とは思えないほどのオアシスです。
今回は、そろそろ紅・黄葉が終わりに近づきつつある街並みを散策し、都内で有名な紅葉・黄葉スポットを十分に堪能できて、自己満足の写真が撮れたウォークとなりました。
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