10月29日(水)、植木屋さんが休みで、良い天気だったので 駅ハイで「 皇居外苑・江戸城史跡・北の丸公園散策コース(約8.4km)」に行って来ました。
東京メトロ東西線で西船橋から、茅場町で日比谷線に乗り換えて銀座駅へ。銀座駅からは地下道を通って数分でJR有楽町駅銀座口の臨時受付前へ。
スタートは、10時25分。このコースは、昨年と同じコース。
有楽町近辺は、ハトちゃんがH大学勤務時に映画・宝塚をよく観に来ていた場所。
スタート後、間もなくビルの陰に、小さな有楽稲荷神社。キョロキョロしている と、女性ウォーカーが親切に教えてくれました。周囲がビルに囲まれていて見落としがち。
続いて右折して、晴海通りを進み、200mほど左に、日比谷公園〔幕末までは松平肥前守などの屋敷地。明治36年に近代的な洋風公園として開園。ビジネス街のオアシ スとしても有名〕を横断して、 入口脇に心字池、園内の木々は秋の装い。日比谷門脇を通って、大噴水へ。ベンチで休息している人たちの姿が...。日比谷公会堂、松本楼の建物を眺めながら、管理事務所に立ち寄って、チラシをもらい、テニスコートを左手に見ながら、晴海通りを渡ります。
右折し、内堀通りに出ます。横断して祝田橋を渡ると、両側は皇居外苑〔1949(昭和24)年、旧皇室苑地の一部を開放したもの〕の手入れの行き届 い た松林が立ち並び、それと広い芝生。寝転んでくつろいでいる人たち。
空は雲一つ無い青天で、湿度が低く、ウォークには持って来いの一日。二重橋前の信号では、バスツアー外国人(主にアジア系)客とガイドさんの列。結構、 歩いている人が多いのですが、周囲が広いため、多いとは感じません。コンクリート道の両脇は、砂利が敷き詰められていて少し歩きづらい。皇居前広場はかなりの広さ。東京の中心地なのに、都会の喧騒が嘘のようです。
遠方から、絶景ポイントとなる「二重橋」を眺望しました。ただし、奥 に見える伏見櫓は2011.3.11 東日本大震災の修復工事中で、ネットで覆われていて、来年まで、観られないそうです。それでも観光客や記念写真を撮る人たちはひっきりなしに...。途中、市民ランナーが横を通り抜けて行きます。
「大手門」から、皇居東御苑〔1968(昭和 43)年10月から一般公開され、月・金曜以外は入園可 能〕 に入りました。大手門も修復中。入口で「入園札」をもらって、入園。大きな石垣は、何度か補修されたそうですが、それにしても江戸時代には今のように機械が無かったのに、当時の城郭建 築の技術力は相当なもの。城の広さや各門の大きさ、鉄扉の厚さ、頑丈さなど、江戸幕府の権力の象徴がうかがい知れました。濠から、三つの櫓も観ることができました。
皇居東御苑内では、まず、入場無料の宮内庁「三の丸尚蔵館」で、天皇陛下傘寿記念特別展 「天 皇陛下 昭和28年欧米14か国の旅~新たな感動と出会い~」を開催中。館前に は、黄色いツワブキの花が咲いていました。館内は狭くて混雑していました。
御苑内は、江戸城を偲ばせる史跡が残っているのと、天守台に行くまで 坂が多く、同心番所、百 人番所、大番所と、建物も身分の違いから、立派に なることを気づきました。坂を上ると、広大な「本丸跡」があります。
天守台に向かう手前は、芝生広場 が続き、きれいに手入 れされています。皇居内の中央部に、こんなに広々とした芝生があるんですネ。 桜が咲いていました。
大芝生からは、「大奥」跡や「赤穂浪士で浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた松ノ廊下跡」、 小高くなった「天守閣跡(天主台)」から、当時では一望できた「東京湾 」を想像して、遠景を眺めました。天主台の一番高いベンチのある場所より、一段低い位置からの眺めがすばらしい。
香淳皇后の還暦を記念した、音楽堂「桃華楽堂」も向かって左手に観え、色鮮 やかな特徴のある建物でした。
その後、天主台を下りて裏に回り、「北桔梗門」で入園札を返して東御苑とお別れ。
歩道橋を渡って、北の丸公園へ。歩道橋の上から紅葉した木越しに高速道を見ました。北の丸公園 〔旧近衛師団の駐屯地を1969(昭和44)年に森林公園として公開〕内を散策。右手に「科学技術館」、左手に「東京国立近代美術館工芸館」〔建物は明治洋風レンガ造りで、旧 近衛師団司令部庁舎で国の重要文化財〕もあります。
公園内の紅葉の時期にはまだ早い。数本が色づいているのみ。散 策道脇に、名札の付いた樹木が多数並んでいて、通行人を楽しませてくれます。池のまわりの芝生には、子どもと遊ぶ家族連れやグループが敷物を敷いて交流会など。
公園を九段下方向に進むと、右手に日本武道館。〔韓国男性グループ CNBL UE WAVE〕のコンサートがあるため、大勢の女性ファンでいっぱい。
田安門は修復が終わっていました。門をくぐり、靖国通りに出て、東京メトロ「九段下 」駅前の「昭和館」へ。名前のとおり、昭和の国民生活の歴史的資料、情報・映像、生活用品、また戦争を挟んでの暮らしが展示されています。また出入 口広場では、「昭和の東京をたずねる」の写真展、5階映像・音 響室前「絵画」を紹介していました。昭和世代のハトちゃんには白黒写真など、懐かしさが込み上げて来ました。
今回は、ここで駅ハイ終了(12:00)。後のコースポイントを知っていたのと、自宅の生垣の剪定をやりたかっ たので、ショートカット。九段坂前は、多くの通行人が行き交います。東京メトロ東西線「九段下」駅から帰宅の途に着きました(本日の歩行距離は約5.4km)。昨年に続き、千代田区を中心に、深まり行く秋を感じながら、皇居外苑、江戸城史跡、北の丸公園のウォークとなりました。千代田区は、美術館・博物館も多くて、美術館めぐりでも楽しめます。
また、最終勤務地が九段北だったので、ハトちゃんには懐かしさがこみ上げて来ました。
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