「ピース・フェスティバル CHIBA2014」に参加

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8月24日(日)、JR千葉駅東口下車徒歩10分の千葉市文化センター・アートホールへと。核兵器廃絶をめざす千葉県平和事業実行委員会主催、後援は千葉県、千葉市教育委員会、被団協、各新聞社千葉支局など

「いま、力をひとつに ピース・フェスティバルCHIBA2014 」 和太鼓観賞と講演。

千葉市街を歩いて行くと、中央公園からパルコ付近まで、フリーマーケット開かれ、かなりの人 出。

「ピース・フェスティバル」(午後1時半~4時)の会場内に入るとDSC08693.JPG、知り合いのDSC08695.JPG千葉健生病院健康友の会の会長、副会長をはじめ、友の会メンバー、事務局の方々も、10数人来ていました。

DSC08723.JPG受付横では原爆展が開かれていて、パネルに熱心に見入る人たちも...。

 

まず、主催者側を代表して、青木 茂 氏 (実行委員長・原爆被爆者友愛会会長)のご挨拶。「ピース・フェスティバルは21団体が実行 委員会を作って13回目を迎え、核兵器廃絶と平和、憲法などのテーマで、実施して来ました。被爆者は、広島・長崎の原爆、戦争の悲惨さを体が続く限り伝えていく責務があり、昨今の安倍政権は、戦争への道へ突き進もうとしています。若い人たちに戦争の苦しみを味あわせてはいけません。核兵器の恐ろしさを知ってもらい、核兵器廃絶を一日でも早く実現しよう」と。開演後は撮影禁止のため写真無し。

 

その後、司会進行により、太鼓演奏 KOGMIX(八千代高校和太鼓部「鼓組」のOBで編成)
       代 表:三浦祐輝さん
       曲 目 「伊豆の音」にはじまり、「花火」「ヒロシマ(今回のために、三浦さんが作曲して世

            界初披露)」。  

そろいの法被で和太鼓と篠笛を使って、強弱をつけた演出とダイナミックな演奏に魅了されました。

その後は、浦安市在住の益田 敏夫さん(広島被爆者)の被爆の実相話男女高校生3名の原水禁世界大会の感想や核兵器廃絶と平和への取り組みの訴えがあり、最後に「ノーモア広島、ノーモア長崎、ノーモア福島、ノーモア被爆者」の力強いシュプレヒコールがありました。

休憩時には、署名と募金のお願い

 

再開後は、講 演:「千葉の夏・核の冬」  アーサー・ビナード氏(詩人)

―まず、「基地が日本の中にある」のではなく、「基地の中に日本がある」という話。沖縄に行くと、基地が間近にあって感じる。実は千葉も同じ状況下ということ気づいている日本人は少ない。日本に来て25回目の夏。日本に来る前、イタリアで ロダリー作『ダンデライオン』という絵本の翻訳をやって、衝撃を受け、本当のことが自分なりに理解できた。

(中略)戦時中、敵にめがけた砲撃で、「キン・コン・カン」という音が鳴って、兵隊たちは喜んで「平和が訪れ、お祭り騒ぎになる」と。その一方で、上官たちは最後に逃げて行く光景が大事。

つまり、平和になると困る人間がいて、戦争がなくなると、利権が無くなるということ。

ビナード氏は『平和は過激で革命』だと。「過度な平和運動」をやれば、本当の平和になるかも知れないと。『実現すると、輝かしい世界のはじまり』。

日本に来て、1990年夏、湾岸戦争「勃発」と書かれた日本語が解らず、辞書で調べて解ったが、結局、米政府の手先だったフセインブッシュにはめられたシナリオ通りで、決して勃発したのでは無い。英語のbreak outもおかしい表現。

百姓一揆ならありうるが、戦争は勃発しない。武器調達や戦車など、事前に準備されているのでもわかる。

オスプレイは、決して現在の問題では無い」。開発は30年前にさかのぼる。オスプレイの本州、九州などへの負担軽減は、「庇を貸して母屋を盗られる」ということわざを忘れないように...。戦争はどこまでも続くので、実質は負担増になる。

8月6日の広島平和記念式典では43年ぶりに雨。雨がっぱをした松井広島市長の平和宣言では「~焼けつく陽射しの中~」という、使い古しの原稿を読んで驚き。本当に平和を願うのならば、雨が絶好の好機で「黒い雨」で通すと平和を本気で取り組む姿勢が見れたのに、政府の筋書き通り。安倍首相は、コピペで論外。

オバマ大統領の「チェンジ」政策は、「チェ」で終わってしまい、医療保険制度が唯一の成果だが、TPPでそれも吹っ飛んでしまう。大統領が広島に来てほしいと言うが、逆に来たら、広島の価値が下がってしまう。

沖縄辺野古新基地問題も、本質を見抜いているか? 米軍追従の政策を安倍政権が進めていて、報道では「普天間基地の代わりとしての辺野古移設」という表現は、おかしい。比較すると、普天間は米軍にとってはお荷物で、面積も狭く滑走路も1本で、使い勝手が悪い。辺野古の新基地は、広くて海上にあるので発着が容易でV字滑走路は、結局、2本作ることのごまかし。

すべてペンタゴン米国防総省)の21世紀戦争政策の手の内。

ここで詩を読み、『移せないもの、辺野古のジュゴンサンゴ海草をどこに持って行くのか?かけがえのないものをどうするのか?』

新基地のためのボーリング掘削工事の反対運動も少数ではダメで、多くの平和を願う人たちが多数集まれば、政府も対応に苦慮する。

辺野古は、原爆投下された前日と同じ状況。今、辺野古を止めなければ、千葉もいずれ踏み潰される。このままでは、歯止めが利かない。

『皆さん、今、過度な平和運動で、本気で立ち上がろう!』 と呼びかけました。

詩人という、何か優しいイメージとは違って、シャレもまじえて、流暢な日本語で熱弁。講演時間を30分もオーバー。

 

歴史的経緯、戦略を深く掘り下げた洞察力から、現在の政治、経済、社会問題平和運動に欠けている点を指摘した話、ハトちゃんは、衝撃を覚えました。

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このページは、hatochanが2014年8月25日 14:39に書いたブログ記事です。

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