今にも降り出しそうな天気の中、西八王子の実家に泊まっていたハトちゃんは、早朝、思い切って駅ハイ「橋本 花めぐり、水辺、まちなかハイク(約13km)」に出発。6月26日は、亡父の13回忌命日にあたります。
案の定、横浜線を降りると、冷たい雨が降って来て、早くも傘をささざるを得ません。駅近くのビル3階に相模原観光協会があり、9時受付ながら、5分ほど早めのスタートにしてくれました。係員から、コース距離も長く、川原への斜面・階段は滑りやすいので注意するようにとのこと。
まず、エレベーターで階下に降りて左折。そのまま、しげ鮨の手前の俵万智の歌 碑を探すも、わからない。近くの会社ビルに飛び込んで聞いても、わからず。あきらめかけて、角にある石のあたりを見ると、細くて小さく何やら文字が?ありました。 何も案内も出ていないので、地元でも知らないはずです。とにかく見つけて写真を。
続いて、横浜線の踏切を渡って直進。県立相原高校があり、グラウンド脇の道を進みます。歩道は狭く、すれ違いがやっと。橋本こどもセンターを見て、こどもセンター前を右折。
大型ダンプが走っている国道16号線を横切って、西橋本2丁目の交差点を過ぎて、T字路を左折。
だいぶ雨が強くなって来て、水たまりが少しずつできています。
左折後は、ほぼ1本道で左手に Max Valu の広い駐車場と奥に店が。まだ開店前で、仕入れの車 のみ。
歩道は段々狭くなって来て、北清掃工場前の信号へ。奥に高い煙突が見えて来ました。
さがみはら北の丘センター脇を通って、裏手の相模原北公園〔敷地内の雑木林を利用して、全体が植物園のような雰囲気で、四季折々の花や野草、樹木などを楽しめる〕入口へと。雑木林のある郷土の森内を通って多目的広場手前にある公園の案内板を見て、お目当てのアジサイ園へと。
アジサイ園内の両側に雨露に濡れた白、紫、ピンク、青といった具合に、色分けされていて、今年これまでに観たアジサイの花群れでは秀逸で、見事というしかないほど感激しました。雨降りでも写真を撮りに来ていた方も、「来て良か った。今週が一番見頃でしょう」と。しばし、多彩な花を観賞し、トイレ休憩。
スタンプを押したので、ここで引き返すか迷いましたが、とりあえず、梅宗寺までは行こうと考え、再び園内を散策後、北公園南側から角の焼肉屋横を入って細い道を直進。
3番目のポイント 笹野家の長屋門は、右側に少し入ったところ。
元来た道を戻り、左に600mほど 行くと、百番観音梅宗寺〔曹洞宗巨福山梅宗寺が正式名称。相模原市登録有形民俗文化財の百番観音を祀っている〕へ。境内入口左手には、干支にちなんだ干支 守り本尊・千手観世音菩薩をはじめ八尊仏が鎮座しています。
境内をウロウロしていると、受付の女性が親切に観音堂を開けて、灯りをともしてくれたので、西国三十三番、坂東三十三番、秩父三十四番の百番観音が並んでいるお姿を拝見できました。また、雑談の中で、実家近くの都立二商卒業生で、西 八王子の台町や富士森公園の話題で盛り上がりました。帰りには、入口手前にある葉書の木(正式にはタラヨウ)という植物を見せてもらい、その木はペンや鉛筆を使わずに文字が書け、葉っぱに切手を貼れば手紙としてポストに投函できるということを教えてもらいました。
一人歩きと雨で憂鬱な気分も、会話で吹っ飛び、新たな気持ちでコース先へと向かいました。
大沢小学校、大沢公民館、大沢まちづくりセンター、相模原北消防署大沢分署を過ぎて右折し直進。県道48号に出て、右折して県道を進みます。中ノ郷のバス停から左折し間もなく裏手の道を入ると、大島中ノ郷のヤツボ〔昔の地域の人々の飲み水や洗い場になっていた小さい池〕へ。
その後、老人福祉センター市立渓松園横の入口から入ると、階段が続き「相模川自然の村公園」 まで歩いて行けるパノラマ散策路へ。雨模様で眺望はダメ。土の道は、雨で滑りやすく誰も歩いている形跡も無し。ウォーク好きなハトちゃんぐらいなもの。階段が斜めにあって、下がれど下がれどパノラマ花壇の中。やっと、古民家園〔1974(平成10)年、開園。移築・復原された「旧青柳寺庫裡」は江戸時代中期に建 てられたと推定され、土間の妻側に入口を設けた「妻入り」が特徴〕入園料は無料。藁葺屋根で保存状態が良い貴重な建物を見学。横で、雨の中、作業員が剪定作業と清掃を続けていました。
四季の小川を渡って、右手の芝生広場を過ぎると、正面に上大島キャンプ場〔約3万㎡の敷地で、 水遊びやキャンプができる〕があり、バーべキュー跡が。せっかく来たので、相模川の川岸へ。大きな石と、速い川の流れを見ることができました。
キャンプ場入口でもらった「市コミュニティーバスの時刻表・路線図」のしおりを見ると、もうすぐ駅まで行くバスがありました(日中は約1時間に1本)。
県・内水面試験場で仕事をしていた男性に聞くと、この先の最終ポイント「公共の宿 相模川清流の里」の玄関前がバスの始発とのこと。
約7分で、「公共の宿 清流の里」に到着。雨に濡れた衣服を着替え後、館内ロビーの水墨画【趣交会】ギャラリー鑑賞と、ソファーで軽食と飲み物を頬張りながら、バスを待ちました。
30分後に乗ったバス(11:35発)は、小生一人。途中、車窓から見て雨足が強まり、バスに乗って正解。駅ハイで歩いた中の郷や相模原北公園などを経由、北の丘センターからは、水泳に連れて来た保育園児と保母・父さんが多数乗って来て、バスの中は大混雑。25分ほどで、父が亡くなった相模原協同病院前。一つ先の橋本駅南口(終点)で降りました。
駅反対側の北口へまわり、観光協会があるビルへ。受付で名簿にゴールチェック。参加者の半分ぐらいがすでに終わっていて、ショートカットしたものと思われます。そういう自分も、最後のポイント「清流の里」後の約5.7km(90分)をバス利用で終えました。本日の歩行距離は7.3km。
駅に戻るまで、急に時雨のような激しい雨。もちろん、靴の中、ズボンの裾が水浸しになるほどでした。
帰りは、横浜線で八王子へ出て、中央線特別快速と、御茶の水から総武・中央線緩行を乗り継いで幕張本郷駅まで、途中、眠りながら帰りました。雨露に浮かぶアジサイが瞼に浮かんでとても良い夢心地に......。
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