隣国、韓国・珍島沖で旅客船「セウォル号」が沈没した事故は、潜水士、ロボットによる船内での救助活動が本格化する中で、逮捕された船長ら3人に加え、航海士ら4人も逮捕されました。
事故の原因が刻々とわかるにつれ、船体の改造(5階部分の付設による重心の不安定)、積荷〔車・コンテナ)の重量オーバー、航行経験の浅い3等航海士の操縦、悪天候後の出航など、本来、考えられないことが重なって、事故の引き金になってしまいました。
修学旅行で利用した高校生が多いことも、非常に可愛そうな気持ちになります。前途有望な若い命が、多数、失われたことは、非常に残念です。
ご家族や親類の方々のお気持ちを察すると、胸がつまります。突然、暗闇に落とされた以上のショックだったと思います。それでも一縷の希望を持って生存を信じて、皆さん頑張っているんです。
そんな皆さんが、頭に来るのが、船長以下の行動や無指示ぶり。
「セウォル号」船長の姿勢・行動には、本当に航行で多くの命を預かっている責任者であったのか、情けなくなります。仕事場(船)で事故が起きたときは、最終責任者としての判断と責任があるはずなのに、まず、交信記録からも最終決断を求めても反問して、脱出指示をとらず、あげくの果てには、沈没する船に乗客を置いて事故現場から「一般人」として真っ先に救助されるという、あるまじき行為は「情けない」を通り越して「人殺し」と言われても仕方がないと、誰しも思ったに違いありません。
本当に「許せません!」。
管制センターとのやり取りで、救命ボートをすばやく降ろして、脱出指示を行えば、助かった人がだいぶ増えていたと思われます。
連日の報道で、遺体の発見により、行方不明者から死者が増えつつありますが、一日も早く救助・捜索活動のすべてが終わるように祈念しています。再び、悲惨な事故が起こらないように、可能性をゼロに近づけるべく、徹底的な原因究明を行い、今後の安全航行に存分に活かしていただきたいと、切に望んでいます。
「どうなってしまったのか?」 韓国船沈没事故報道に掻き消された感のある、マレーシア航空の飛行機事故?も、悲惨な結末で無いと良いのですが......。
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