「おりづる」上映会へ

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ハトちゃんは、10月4日(金)昼間は、肌寒い中、自宅で昨日に続き、庭木の剪定と草取り。その結果、45ℓ のゴミ袋が6個になり、明日の燃えるゴミに出すことに。

それでも、草を取り切れず、来週月曜に急ぎ終えて、芝刈りをしないと...。芝がだいぶ伸びてしまっているので。

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さて、18時から、千葉健生病院健康友の会大会議室で、8/7~9の原水禁世界大会に行ったメンバーを中心に、事務局長の呼びかけにより、第1回の集まり。

PICT0122.JPG 今回は、世界大会の「映像のひろば分科会」で上映された「おりづる」(被爆者認定集団訴訟の全記録)のDVDを購入して、みんなで鑑賞。

 

 

                             〔作品紹介〕

「おりづる」のチラシ6月15[1].jpg  2003年の春に、日本の被爆者が被爆してから60余年後に「私の病気を原爆症と認めてほしい」と、日本政府相手に全国の地方裁判所17箇所で訴訟を起しました。世にいう原爆症認定集団訴訟です。

  国は裁判で負け続け、高等裁判所まで含めると原告被爆者たちは29勝裁判史上過去に例のないことです。日本の裁判官たちは原告被爆者たちの主張を認めて、政府厚労省に対し、被爆者援護法にもとづいて幅広く原爆症と認めて必要な援護策を講ずるようにとの判決を下したのです。追いつめられた国は、原爆症認定基準の見直しを迫られ、一定の改善をしました。ですが、いまだ司法が下した判断には従わず、「原爆症と認めてほしい」との被爆者たちの声を無視し続けています。
 
   作品は、集団訴訟にいたる経過からその終結までを追いながら、原告被爆者たち、弁護士、証人となった医師や科学者、そして判決を書いたもと裁判官たちへのインタビューを丹念に重ね、ときに図入りの動画で次のようなテーマを平明に紹介して行きます。

 ★原告被爆者たちが集団訴訟に立ち上がらざるを得なかった背景。
 ★放射線の人体への影響。
 ★裁判所で、原告、弁護士、証人となった医師や科学者たちがとった方法。
 ★裁判官はなぜ、原告被爆者の主張を認めたのか。
 ★集団訴訟解決のために日本政府と日本被団協が結んだ「確認書」とは。
 ★政府は被爆者の救済になぜ消極的なのか。
 ★集団訴訟は、福島原発後に生きねばならぬ人々にとって、どんな意義があったのか。
 
  製作は、集団訴訟を支えた弁護士有志が中心となった原爆症認定集団訴訟の記録製作委員会。脚本と監督を、2011年の「原爆症認定集団訴訟の記録 にんげんをかえせ」の有原誠治。作品に挿入された曲は、集団訴訟の集会などでよく歌われた「折り鶴」(作詞作曲:梅原司平)。映像の中の合唱は、三多摩青年合唱団。
 2013年4月完成、7月に試写会で公開され、同時にDVDが販売。

                                   

 

いつも忙しい事務局長がレジメを作ってくれて、解説付き。

PICT0124 - コピー.JPG政府の原爆症認定が当初爆心地円内2km以内という基準と、放射線被害に限定されていて、黒い雨という内部被爆や、後に爆心地に入った人などの後遺症は認定されていなかった。放射線が体内に残って、細胞に傷がついて、後にがんが発病するケースを証明していく。

厚労省の基準はさらに厳しくなり、個人訴訟で勝ってもそれで終わってしまう。団体訴訟で国と闘って行くことを被団協が提案するが、訴訟は大変で、申請が却下されたことが、逆にバネになって、団結して勝利していく。

   訴訟は、実際の被爆体験や生活・身体状態を全面に出して勝訴

映像の中で、弁護士が集団訴訟の目的を

 1.国に認定基準を変えさせる

 2.訴訟を起こした全員の認定を勝ち取る

  3.被爆者の援護

 4.核兵器廃絶の根拠を明らかにする

2007年8月に安倍首相が基準の見直しを表明。翌年に福田首相が引継ぎ、基準を改定。2009年8月6日に麻生首相と被団協との間に、集団訴訟終結に関する確認書が交わされる。国は、1審勝訴への控訴を取り下げることになる。両者の検討委員会は継続して協議中。

しかし、国は、未だに内部被爆については認定しておらず、問題を残している。

 

今日、福島原発事故問題で、貯水タンクの海への流出が連日報道されていて、不安・心配な状況が続いているが、安倍首相の2020東京オリンピック招致でのスピーチを聞く限り、「~ブロックされている。政府が全面的に、責任を持って解決するので安心だ」 とは全く認識が PICT0128.JPGかけ離れている。

 

映画鑑賞後、各自、感想や意見を述べ合い、次回(11月8日)に、「はだしのゲン」を観る企画を承認して解散。

 

 

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このページは、hatochanが2013年10月 4日 21:09に書いたブログ記事です。

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