雨が降りしきる10月5日(土)、ハトちゃんは駅ハイ今年度後半のスタートを切り、「緑と水辺のまち、さいたま市南区(約9.5km)」に。
今回は通常より、比較的に近距離の場所で、総武線、武蔵野線経由して、「武蔵浦和」駅に到着(9:16)。駅に着くと、強い雨が降っていました。コースは初の地域で、駅員さんや係員が多くいて、スタート受付。「雨で滑りやすいので足元に注意して、頑張ってください」と声をかけられる。
西口前をスタートして、多くのウォーカーの後に続いて、まず最初のポイントへ向か う。
通りの下水溝の水があふれて、歩道から車道まで。ウォーカーも水溜りをよけて歩くが、車が傍を通行すると、水がバァーと飛び散って身体にかかってしまう人も...。
間もなく、廣田寺観音堂(沼影観音堂)〔1507(永正4)年の古文書に記載がある仏堂で、境内に イヌマキの古木(天然記念物)がある〕へ。
境内には、案内ボランティアが観音堂の説明をしてくれる。また、厨子(市指定文化財)は入母屋造りの唐様形式で江戸時代初期の作とのこと。
今回は、初のイベントなので、地元が力を入れていて、コースの矢印や要所での交通案内人も配備 している念の入れよう。右折して浦和大里小を過ぎて左折して、埼京線の高架下を通って、今度は花と緑の散歩道へと。ここで、前のウォーカーの団体さんは、雨のせいか、駅へと戻って行く。「とりあえず、ポイントだけ」という考えのようである。
ハトちゃんは、せっかく来たので先へ。埼京線に沿って散歩道を進んで、一番観たかった別所沼公園をめざす。途中、公園までの距離標識があり、目標に向かって歩ける。緑道の両脇には、桜や花ミズキ、アジサイなどが植わっていて、四季折々、散歩を楽しめる。
やっと前方に、樹木に囲まれた沼が観えて来る。歩道橋を昇降して、公園内へ。別所沼の起源は、 約100万年といわれていて、大蛇の伝説もある。ヒアシンスハウスは、昭和初期の詩人である立原道造が週末住宅としてスケッチするが死去し、2004(平成16)年に市と協働で、市民や文人、建築家が竣工。
沼の水は、意外ときれいで樹木の並木が沼面に映って、幻想的な光景。紅葉にはちょっと早かったが、写真スポットはいくらでもある感じ。テントの前に人だかり。甘酒とゆで卵のサービス。
続いて、公園を右手に回って、埼玉大附属中を右手に観て国道17号線に出る。
右折して、しばらく交通量が多い道の歩道を進む。
途中から左手に曲がり岸町小の前を右折して、白幡緑道へ。少し歩 いて行くと、葦(ヨシ)の生い茂る白幡沼〔水田灌漑用の溜池〕が現れる。葦の生い茂っ ていない方には、睡蓮の白い花が咲いていて、風情がある。ここでは、近くに工場のあるロッテから菓子のサービス。
コースの案内人の指示にしたがい、醫王寺〔真言宗豊山派 の寺、境内に2mを超える板石塔婆(市指定文化財)がある〕へ。入口の山門の2階には、鐘楼があって、鐘楼門を兼ねる。これは全国でも5ヵ所しかないという珍しい造り。
その先角には、睦神社〔六辻地区にあった神社(八幡神 社、阿夫利神社、諏訪神社、稲荷神社、三峰神社、八雲神社、富士神社)を合祀しているので、6つの社殿がある。入口で消防車が停まっていて消防士が休憩中。社殿前には、ロープが1本張られている。
その後、左折、右折を繰り返し、県道の角に鎮守の森の根岸神明社(本 殿は1間社流造りで江戸時代後期の建物。隣にある稲荷神社は見世物造り)がある。
直進して、大きな建物(さいたま市文化センター)が見えて来て、回り込むように歩いて、正面横に出る。本来のコースは右折して、文化センターの館内へと進むのを、ハトちゃんは前の人たちに釣られて付いて行き左へ。
実は、駅ハイ参加者だと思っていたのは、ただのリュックを背負った住民たち。「南浦和」駅へと向かうグループ。後の祭り。途中までは、マップをマメに見ていたのにシマッタ!
途中で気がついたが、雨が降っていたのと、元に戻るのも癪なので、そのまま駅西口へ(10:54)。
西口のバスロータリーで、道を聞いた方が地元の親切なおばちゃんで、ご主人が本日駅ハイに参加 中とのこと。道に迷ったことを話して、とりあえずコーヒー無料サービスの浦和弁天公園までの道を教えてもらい東口へ。
「公園に寄って、今日は帰ります」と話して、駅前で別れる。
駅のエスカレーターを上がって、駅改札口を横目に見ながら、公園のある東口へ。
弁天公園は、駅前ロータリーの先を右折すると、間もなく前方に。地元商店会などによる物産展が開かれていて、暖かいコーヒーのサービスも...。コースどおりにたどり着いたウォーカーが続々と...。
コーヒーを振舞ってくれた係員のおばちゃんと、本日の感想と雨で参加者が少ないことの嘆き節♪
当初は、公園から駅へと戻り、帰る予定でしたが、時間を見るとまだ11時過ぎ。今週末は、町内会役員会議のため、妻の実家の農作業は妻と交代。
文化センターの飲料水サービスと大道芸披露やコースで抜けたポイント2ヵ所を観ないで終わるのは残念と気が変わり、逆コースを歩くことに......。
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公園、駅へと向かう正規コースのウォーカーたちと鉢合わせ。行きの途中で抜いた特徴のある若い男性とも出会い、向こうがキョトンとした表情に。中には、自分が間違ったと勘違いして止まるウォーカーも。反対から観ると、皆さんの歩いている姿はさまざま。2人以上で話しながらのウォークも目立つ。
公園前からは、少し行くと公園内に日本サッカー発祥の地である(少年とマ スコットキャラがサ ッ カーをしている)銅像が...。また路上で浦和レッズのサポ ーターから記念シールをいただく。当日は夜のスポーツニュースで、レッズがダービーマッチを制して4-0で完勝。団地の中を通り抜けて一直線。左折して欄干が薄紫色の長い陸橋を渡る。西口方面へ...。さらに、商店街の脇を直進すると、角に黄色いブレーカーの若い男性案内人。
右折して、しばらく真っ直ぐ。やっと左手に森が...。文蔵神明社〔本殿は江戸時代の神明造り。境内 に稲荷神社、白山神社、御嶽神社、不動尊、大山阿夫理標石などがある。
境内に、幹まわり3.16mのカヤ(樹齢約400年)の大木は圧巻。他にも大小の樹木があって、四季折々の景観を楽しめる。
神明社の前には、用水路が続いていて、その脇が遊歩道になっている。六辻水辺公園〔全長240 0mで面積17000㎡の細長い公園。もともと、用水路で利水していた箇所を整備。 「せせらぎゾーン」をはじめ四つのゾーンに分けられ、東屋やベンチも途中設置されている〕
車道の脇に歩道、用水路、人家といった具合に分離されていて、風景を楽しみながら、ゆっくりと歩くことができる。途中、骨だけの恐竜の遊具がある根岸東児童公園も発見。
公園の表示案内板のある場所から、右に曲がって、文化センターへは4分ほ ど。
やっと、文化センター前のテントで、冷たいスポーツドリンクを1杯ごちそうになり、入口前でのピエ ロ姿の風船で動物を作る大道芸を観覧。その後、館内の受付嬢に資料をもらい、立ち話。よさこい踊りはちょうどお仕舞い(11:57)。
帰りは、だいぶ歩いた分、マップの道を理解できたので、最初に間違えたコースで西口への近道を...。2回も歩くと、余裕で周りの景色も確認できる。
駅手前に、こんもりした丘と森が...。何かと思って上ってみると、大谷場氷川神社で、神社境内は広 くないが、赤鳥居の前の両脇に、右手に、立っている雉 子と左手に座っている雉子が鎮座しているのが目を惹く。
「南浦和駅」西口から改札口へ。武蔵野線は10分間隔で来るのと、座れるので帰りはずいぶん楽でした。
今回の反省点は、マップをよく見ること。スタート時点の雨のせいで早々に帰宅したウォーカーもいたが、とりあえずハトちゃんは、途中、間違えたものの完歩して、緑と水辺のまち、寺社・公園めぐりを満喫したウォークでした。間違えた分、約1.5km増えて、本日は11kmの歩行距離に。
駅員さんや関係者が、初めてのコースで力を入れていて、大変、サービスも暖かく、来年こそは、晴れになって、多くのウォーカーが良い印象を持ってほしいと...。
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