6月22日(土)、朝から曇り空ながら時々晴れ間が見えてまずまず。「南房総 あじさい寺ハイキング(南三原~千倉)約12.8km」へ。
今回は、ゆっくりと自宅を出ます。千葉駅8時21分発の内房線。館山から南三原(みなみはら)へ。
南三原駅に着いて、手続きを済ませてスタート(10:41) 。 千葉県の駅ハ イでお世話になっている男性係員に会い、言葉を交わす。 まずは、国道128号線を渡って、自生院の境内を抜けると、紫、青のあじさいが並んで咲いている道に。林を抜けると、両脇がかなり穂が伸びてきた水田地帯。一直線に進むと、丸山川に。
川沿いの遊歩道に、石のベンチや風車が並んでいて、その脇を通過。
川内橋に出て、橋を渡って右折し、間も なく左 手に大きな風車が見えて来ます。風車方向に入っていくと道の駅ローズマリー公園。広い駐車場と、洋館。正面に教会風な建物があり、中は 観光コミュ二ティーセンターでチラシなどが置いてあります。また、「はなまる市場」で地元の農産物や、地のものを生かした加工品などを販売。隣接されたシェークスピア・カントリー・パークは、中世のイギリス建築を復元。
道の駅に寄っていた間に、数人に抜かれて、少々急ぎ足に。人家の路地、内房線の梅ノ木踏切を過ぎて前の2人連れのウォーカーを抜くと、声をかけられ、見ると車内で、房総の寺社を巡って御朱印状を集めている元気な男性ウォーカー。「頑張ってください」と挨拶して、先へ。
途中に、広場風になっている三嶋神社・稲荷神社があり参拝。真っ直ぐ八幡神社方面へ。神社手 前の安馬青年館でクロモジ茶のサービス。独特な味の茶葉で、すっきり感があってとても美味しい。青年館前に鉢植えの木があって、地元の方から記念に数枚の葉が付いている枝をいただき、よく見ると、確かに葉に黒い斑点が。
続いて、正面に、急階段が見える八幡神社へと。源頼朝と因縁 のある 神社で、本殿の欄間に三代伊八の彫刻が観れました。
山道を過ぎて、再び、交通量が多い国道128号線に出て、加茂交差点で渡って右に進んで行くと、一つ目の横断歩道左手に、神社の石鳥居 と長い参道が見えていて、コース案内に沿って左折すると、正面に莫越山神 社〔全国 で4社のみの清酒製造が許可されていて、猿田彦の舞が見られる〕。スダジイの古木も横たわっていました。
神社の裏手から降りて行き、南房総らしいソテツの葉を切って いる風景が見られ、右手に加茂縄文資料館と、加茂遺跡〔日本最古の丸木舟(県指定文化財)が出土され、他に土器なども展示〕。
車の少ない道を回って行くと、観光客がだいぶ来ている、房州のあじさい寺で有名な日運寺〔1246(文永元)年に真言宗から日蓮宗に改宗した寺〕へ。
参道の両脇に色とりどりのあじさい(約2万株)がお出迎え。しかし、気候が暖かなせいか、手前は花の見頃を過ぎて、色褪せているものも。
仁王門や本堂に続く両脇には、見頃のあじさい。丘陵を取り込んだ境内にピンクや紫、青、白の花が色を競い合っています。参詣者や花撮影の観光客も多数。こ こで、駅ハイの係 員たちが車で先回りしていて、遭遇。ちょうど正午のチャイムが聞こえて来ました。
ここからが一番しんどいコース。竹薮からウグイスの鳴き声も聞こえて来ます。国道を渡って、道は舗装道路ながら、ア ップダウンが続き、前後に人影が見えないせいか、長く感じます。やっと、左手に、水面が続く真野堰が見えて来て、橋を越えます。
右手の山道に入って上りになり、道なりに進んで行きます。矢印が無いため、ちょっと不安な分岐点もあり、正直、真野寺が随分と遠くて、ショートカットしたくなりました。この間、約2.6kmですが、アップダウンの分、時間がかかりました。
真野集会所のある広い道路に出ると、右手前方からウォーカーたちが数人下りて来て、真野大黒 〔大黒天像は関東地方で残る古像としては最大級〕の看板も見えて来たので、気合を入れ直して、真野寺〔725年、行基菩薩によって開山。本堂欄間に初代伊八の彫刻がある〕へと向かいました。道の両側に白いあじさいも咲いていました。
約3千株のあじさいが山の両脇に咲き誇り、一回りして堪能。外出して、色とりどりのあじさいの花を観賞すると、梅雨時期のストレス発散効果があるそうです。
ここで、前の電車組のウォーカーに追いつき、十数 人に出会いま した。トンネルを抜けて、道なりに進むと、左手に用水池が見えて、その端を歩いて行くと、左手にまたも鳥居があり、大きな木に囲まれ 急階段が見える熊野神社〔備前焼の狛犬が神殿を守る〕へ。鳥居下で参拝し、先へと。意外と真野寺への道で体力と時間を使って、いささかバテ気味。
そこからは、前のウォーカーに付いて、瀬戸交差点、尾登踏切を 渡って最後のポイント 下立松原神社〔鳥居の無い神社で、頼朝公の馬洗場とされる頼朝伝説が伝わる〕へ。
駅へ出る道を行き過ぎたところで、後ろの女性ウォーカーに「おじさん、こっちよ!」と言われ、戻ることに...。
駅へ着くと、ゴール受付でいつもの親切な係員にコースの報告。約3時間かかって千倉駅でゴール。アップダウンがある(特に、寺社は階段が多かった)コースで、来年は表記を変更した方が良いのではという提言を。
それにしても13時45分発の千倉発に乗って予定通り。週末の畑作業で成田線小見川へと、千葉駅で乗換えたまでは良かったものの、大雨で成田線が成田駅で不通。待合室で待つこと1時間。何とか次の電車が来たものの、徐行運転など30分遅れて、結局、18時に小見川駅へ着いて、迎えの義兄に迷惑をかけてしまう結果に。
千倉というと、今年も3月に訪れましたが、早春の南房総は暖かく、お花いっぱいで感激しましたが、梅雨期の田舎道を歩きながらのあじさい寺社めぐりも、かなり楽しめました。
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