3/2(土)は、2/28(木)の駅ハイ「大多喜」に続き、外房線に乗って、「御宿春の海とつるし雛めぐり(11km)」に行って来ました。最寄りの御宿駅へは9時43分に到着。 ご当地キャラ「エビアミーゴ」がお出迎え。
駅前で受付を済ませてスタート(9:45)。
勝浦方面に進み、須賀交差点手前右に曲がり、部田別橋梁 を通って、まず、最明寺〔天台宗。822(弘仁13)年創建。御宿という名の由来は、鎌倉時代に北条時頼が最明寺に宿泊し、それにまつわる歌「御宿せしそのときよりと人とはゞ網代の海に 夕影の松」が伝えられていることから〕へ(10:00)。墓苑前の紅梅が三分咲き。次に、妙音寺〔尾崎士郎(作家)が滞在。名作「人生劇場」創作の源とな った寺〕(10:02)に寄り、そこから、外房線の狭いガード下をくぐり、海岸に向かって歩きます。
黄色いジャンバーの交通整理員が要所ごとに道案内。御宿海岸〔約2kmに渡る県下海水浴場のメッカ〕に出る(10:05)と、風は冷たく強風。海岸線から外房の荒海が一望できます。波打ち際を避けて歩きますが、風が強く、ときおり靴に砂が入 って来て、歩きづらい。
童謡「月の沙漠」(加藤まさを)で有名になった、この地を記念したラクダに乗った旅人像の前へ。記念写真を撮っている家族連れが。
ハトちゃんは、うっかり行き過ぎて、清水川河口を大回りして、8分ぐらい歩いて、ようやく道路際に。
昨年は、その先の広場で、「海の花まつり」が開催されていましたが、今年は、2月24日(日)に終了とのこと。地元の旬野菜や魚介類、花の即売、するもん汁の無料配布などが行われていただけに、残念。
ポイントの月の沙漠記念館〔詩人、加藤まさをの作品をはじめ、ゆかりの文人、 画家の作品展示〕http://www.town.onjuku.chiba.jp/ は外観のみ(10:17)。
海岸通りの舗装道路は、歩きやすいのですが、思ったより距離が長く感じま す。海辺では、若者がサーフィンを楽しむ姿も...。船谷トンネルを抜けて、少 し上りのくねくねとした山道に。アップダウンが続く道路を約1km。
今年は、海洋生物研究所までの、往復約2kmがオプション になっていました が、小生は昨年の印象が良かったので先まで足を運ぶことに...。
途中で、先週の2/24(日)保田で会った、四街道市在住の中村さんとすれ違い、挨拶。
研究所手前右手に係員が立っていて道案内と資料配布。階段を降りて行くと、海岸の景勝地 が...。ドン・ロドリゴ上陸地(田尻海岸)〔1609(慶長14)年、フィリピン諸島総督ドン・ロドリゴと乗組員374 人が乗った船が、この地で座礁。村人が乗組員を救出・介護した〕に出ます(10:38)。曇っていましたが、そそり立つ岸壁と岩礁に打ち寄せる波が絶景。
ひとしきり眺めて、階段を上がって元の道へ。道の両側にある、海洋生物環境研究所へ(10: 40)。本館前 で、熱い伊勢えび汁が出て、冬場のウォークには持って来いのもてなし。ベンチで、前を歩いていた健脚の男性ウォーカーと話。
ハトちゃんは、ゆっくり建物内で写真やパネルなどを観て 、その後、反対側の飼育・研究施設内に入って、海洋環境研究・試験・調査、飼育水槽や海水供給設備や放射能測定などについて、研究員から説明を聞きました。
資料をもらって、来た道を戻る際には、研究所へ向かうウォーカーとすれ違い。
コースの合流地点から、右折して、急坂 を気合を入れて登って行くと頂上付近に高い塔が。メキシコ記念塔〔座礁したサンフランシスコ号の乗組員を救助したこと を記念し、1928(昭和3)年に建立。御宿とアカプルコとは姉妹都市〕へ(11:10)。周囲が公園になっていて、突端から、青い海と美しい海岸が一望できました。
帰りは、人ひとりが通れるぐらいの山道の階段を一気に下り、民家のそばに。途中、大宮神社の角に整理員がいて、左折すると、そこからは、ほぼ一直線で駅方面へ。道は車が通らず、歩きやすい。
途中にピンクの「つるし雛」の幟 があちらこちらにあり、店頭に雛が吊るされています。市内で、「第7回まちかど つるし雛めぐりスタンプ」を実施中。
国道128号に出て、左折してすぐのところの「おんじゅくや(つるし雛会場)商工会・商工会女性部主催」へ(11:27)。1階に色とりどりのきれいなつるし雛が所狭しと飾られていて...。製作体験コーナーもあり、2階では写真展も。
華やかな雰囲気で、かなりの人が来ていて、賑わっていました。鮮やかな雛人形などを観て、元気になりました。
国道128号線を蘇我方面に向かい、一つ目の信号を左折して直進 。少し歩いて 右折す ると、小さな赤の社の白山神社。左手に酒造「岩の井」〔1723(享保8)年創業。東京サミットにも献酒したことがある老舗〕(11:35)。「岩の井」の由来は、「岩瀬の井戸」を表現。
本宅は、数少ない茅葺屋根で、そこで利き酒と甘酒のサービス。店員さんともお話。先代の禎之氏(故人)は、戦前から海女を撮り続け、毎日新聞社主催の展覧会で、「総理大臣賞」を受賞した写真家でもあったとのこと。
その脇の「海女記念館」(無料)を教えてもらい、貴重な海女さんの記録写真を観て来ました。現在は、誰もやっていないそうです。
週末は、妻の実家で農作業のため、電車の接続が良い12時31分発の千葉行に乗ります。ここからは時間調整で、ゆっくりとしたペース。駅手前に御宿町公民館、横に歴史民俗資料館(11:50)。資料館に入館。御宿とゆかり の文人や歴史・民俗文化(農機具や海女が盛んだった頃の道具)、江戸~昭和時代の教科書「五倫文庫」などが展示、「スペイン・メキシコ展」が開催されていました。
資料館を出ると、ちょうど正午。時報に「月の沙漠」のメロディーが流れて来て、まさに「御宿」。前に 10mを越すフェニックスが立ち並び南国風。行き止まりに御宿駅が...。
ゴール(12:05)でスタンプラリーの押印をもらい、観光案内所で御宿のパンフをもらって、着替えて休憩。
駅ホームには、海女さんの坐像があります。電車内で軽食と水分補給し、千葉駅で乗り継ぎ、成田線の小見川駅へは、15時30分過ぎ。強風の影響で、15分遅れて到着。義兄の迎えで、妻の実家へと...。
3月最初の駅ハイは、「御宿の海と、桃の節句にちなみつるし雛」を観て、もうすぐ春の訪れを感じるウォークとなりました。また、2012年度のポイントが、目標の200ポイントを達成。
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