石橋山の戦いに敗れ逃れた源頼朝が、安房の竜島海岸に上陸し、再起を図ったという史実にちなみ、「河津桜」に『頼朝桜』の愛称をつけ、日本一の桜の名所とすべく、植栽に取り組んでいる。町内各所に14,000本を植栽。その中で、保田川沿いに600本。「桜まつり」は3月10日まで。
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さて2/24(日)ハトちゃんは、内房線に乗り、駅ハイ 「鋸南・頼朝桜ハイキング(約7.8km)」(新規コース)に行って来ました。
千葉駅6時57分発館山行に乗ると、佐貫町を過ぎる頃に、青空と東京湾の波 間に浮かぶ船の上方に、真っ白い富士山が車窓から一望できました。
「保田」駅には、今年「江月水仙ロード」に続き2回目。受付時間は9時でしたが、電車の到着時刻(8:26)に合わせてくれて順次スタート(8:30)。おかげで10時29分発の電車に間に合いそうです。快晴ですが気温が低い。風は弱くウォー ク日和。 今回は、保田川沿いの3.5kmに植えられた『頼朝桜』を観ながらのウォーク。係員の話では、「今年は寒さが厳しく、1部咲き」とのこと。
スタート時に、昨日に続き、船橋の中川さんとお会いし、一緒に歩きます...。
新規コースということで、いつもより案内矢印の間隔を短く設定。道に迷うことは、ほとんどありま せん。先月の水仙ロードで終点近くにあった、保田神社へ(8:33)。境内が公園広場風で鳥居と本殿だけで、神社としての風格はありません。横目に見ながら、保田川にかかる権現橋を渡ります。橋を渡った川岸の両側に『頼朝桜まつり』の幟が立っていますが、桜(河津桜)はいまだ蕾のまま(8:38)。途中に、駅のホームからよく見える、山の中腹に見える「足立区自然の家」http://www.hoyojo.jp/adachi-kyonan/ の標識がありました。
後ろから時速6kmぐらいのスピードで、短パンにハイソックス姿がト レードマークの男性ウォーカーが抜いて行きました。
天王橋まで進んで、橋を渡って、鋸南町保健福祉センター前を右折し(8:45)、田園風景を見ながら、富津館山道路(高速道)の鋸南保田IC 手前を右折し 、高速道に平行して歩き、いったん高架下をくぐります。
今度は、高速道の手前の道を左に沿いながら、ゆっくりと下って行きます。
すると、右手眼下にビニールハウスが立ち並ぶカーネーションを栽培している、カーネ ーション団地を見て、長狭街道に出ます(8:57)。右折して、団地の間を抜ける道を...。菜の花が黄色い絨毯になっているところも...。
八幡橋手前の鶴ヶ浜八幡神社を過ぎて(9:00)、再び保田川沿いの散策道を歩きます。このあたりの桜の木は、まだ植えて間もないのか、高 さが低く、小ぶりです。2、30年後ぐらいには、立派な桜並木になり、さらに花見の名所になることと思います。木に10輪ほどピンクの花びらが咲いた枝を見つけるのがやっと。むしろ、そ の下に白く可憐な水仙が咲き誇って、香りが漂って来るのがせめてもの救い。
陽射しは、日増しに強くなっているので、あと2週間もすれば満開になるでしょう。ホームページで開花状況を調べて、もう一度観に来たい(期待?)ですね。
中橋を渡り、折り返す頃に、だいぶ早いペースなので、少しずつペースを落とします。後続の男性ウォーカーと一緒になり、時折、声をかけたり...。
貴船神社の看板は、見過ごしてしまいましたが、観桜コースを折り返し(9:10)。帰りは中橋付近で、長狭街道を3人で話しながら一緒に歩くことに...。途中の花屋さんで、中川さんが花を購入。
カーネーション団地で、往路と合流。後続のウォーカーを大勢見か けます。高速道 を横切り、「旅の駅直売所 ファミリーファーム」店前に、観光客が並んでいたので、聞いてみると 「苺狩り」希望だそうです。トイレ休憩(9:31)。
保田小学校横を右折し、「チースの里(花摘み園)」(9:34)。 ハウスを覗くと、金魚草やストックを栽培していて、今が最盛期。中川さんの話では、前回の水仙ロードで寄り道して買いに来た時はダメだったそうです。
のどかな丘陵地帯に梅や水仙が咲く、元名花街道(9:40) 。いかにも温暖な南房総という感じ。花街道の看板を左折し、川に沿って歩き、土木遺産となっている 汐止橋〔近くを流れる「元名川」に架かる石積み 上路アーチ橋〕を渡って、内房線のガード下をくぐります(9:50)。
ガード手前の道は、前方に見える鋸山の登山道に通ずる道だと 、 以前から登山も趣味の中川さんに教えてもらいました。遠方、青い空にくっきりと、鋸山ロープウェーの山頂駅舎が観えます。
帰りの電車には、十分に間に合うタイム。線路に沿った道を 駅まで進みゴール(9:54)。きょなん町内循環バス「青バス」が停車中。
駅前の受付で、スタンプラリーのスタンプと、特典(パン ジー一鉢と、暖かい「かじめ汁(地元金谷の海でとれるねばりの強い海藻)」を一杯ごちそうになり、地方ならではのサービス。地元千葉のウォークは、コレだからまた出かけてしまうんです〔写真は、中川さん(左)と途中から同行したウォーカー〕。
ホームの待合室で、いつも見かける短パンのウォーカーの話をしていると、向かい側に、本人がいて、途中で名乗り出てビックリ。着替えていたので、全くわからず。当人がいるとは知らずに話したので、決まりが悪くなりました。
帰りは、4人掛けの座席が空いていて、同行の四街道市在住の男性から、千葉駅まで駅ハイ参加状況をはじめ、新幹線と在来線との本数調整(車両型式にも詳しい)やスキー場やホテル・地方の現状など、四方山話を聞くことができました。
観桜は気象状況のため残念でしたが、南房総の一足早い春の訪れを感じた一日でした。
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