翌15日(日)読売新聞朝刊京葉版に、鋸南の水仙についての記事が掲載されていました。
〔水仙は、日本の自生種ではなく、地中海沿岸の原産でヨーロッパから中国にわたり、日本に渡来。水仙の名は、「水の仙人」と呼ばれたことから来ている。ギリシャ神話では、美少年ナルキッソスが泉に映る自分の姿にうっとりして命を失い、その後、ほとりに咲いたのが水仙という伝説。そこから、花言葉がナルシシズム(自己愛)に〕
日本の水仙三大群生地として、福井県の海岸、淡路島と並ぶ南房総の鋸南町。水仙を観に1/14(土)、「JR ウォーク(10km)」でスタートの安房勝山駅まで。JR 「千葉」駅7時45分発の内房線に乗ると、ふだん、ローカルな電車に乗らなかったせいか、特急列車優 先と単線のため、途中で何度か5分以上の停車。のんびりな旅になりました。途中、佐貫町駅過ぎから右車窓に広い海が見えて感激。
ちょうど鋸南町では12月中旬から1月末まで、「水仙まつり」を開催中。昨年は、一つ手前の保田駅から妻、妻の友達と5人で「をくづれ水仙郷から佐久間ダム」へ→町内循環バスで赤伏→徒歩で江月水仙ロード→ばんや(食事処)→保田駅へのコース。初の水仙ロードの観光は、とても素敵な印象でした。
9時35分に「安房勝山」駅に到着。リュックを背負った人たちは、意外と少ない。今年、ハトちゃんは単独で駅ハイのコースに沿って歩き、駅前にある観光案内所で受付を済ませスタート(9:38)。
例年開催されているコースなので、案内標識、それに道路に白く大きく矢印が 書かれていて、道に迷うことはほとんど無い状態。佐久間川に沿って、のんびりとあたりの風景を観ながら、橋をいくつか渡ります。晴れて風は無いのですが、外気は冷たく、帽子、マスク、手袋を着けて寒さ対策。
最初のポイントである天寧寺まで約2km弱。道を入ったところに寺の門柱と 本殿(9:58)。先が長いので一礼してすぐに出発。川に沿っている道なので蛇行しているが、歩きやすい。
間もなく前方に、富津館山道路の高架にぶつかり(10:04)、 その下をくぐって一本道を進みます。途中に田舎の田園らしく、サイロと牛舎があり、牛が数頭寝そべっています(10:16)。
阿弥陀堂のあたりでは、墓地を確認。大橋を渡ると、民家があって、その横を通り過ぎると、ソテツが植えられている丘に出ます。左に曲がって急な上り坂になります。尾根に抜けるまで30分ぐら い。結構、きつくて上って行くと暑くなって来ました。心臓に不安を抱えるハトちゃんはペースダウン。上りきったところが江月見返り峠。実は道祖神の先にもう一段の登り。江月 山頂までさらに登り一辺倒で汗ビッショリ(10:43)。何とか運動靴でも OKでした。
ここで後ろから来た健脚の男性ウォーカー〔リュックにバッチがいっぱい〕に抜かれましたが、付いて行き、途中で自分から声をかけて話したところ、当然でしたが、ゴールド会員で小生の77ポイントを上回る87ポイント。大変、きさくで優しい Kさんと、江月水仙ロード(10:50)に入ってからも同行させていただき、貴重な話をうかがいました。
見返り峠からの下りでは、約3kmにわたり、山の斜面や道の両脇に水仙群がちょうど満開で、ゆっ くりしたペースで降りました。地蔵堂を覗き、一緒に、左右に見られる「水仙」か ら漂う、甘い香りを嗅ぎながら、水仙の咲き誇る花群に感激。途中には、観光客目当ての地元の売店が点在。「水仙10本 200円」という表示があり、市販より安いので、買って行く客も...。
江月水仙ロードは、駅から近くて歩きやすいこともありますが、昨年に比べ、すれ違う観光客もまば ら。「水仙ひろば」(10:54)あたりがちょっと賑わっていた程度。「巨人デーデ ッポの足跡」を経て、江月コミュニティーセンターでチェックスタンプを押印(11:00)。
風も無く、暖かい陽射しの中、水仙群を観ながら梅の花もところどころに咲き始め、冬でもこの地域が暖かいことがわかります。斜面に降りて、花を観賞す る人も...。
途中、写真の絶景スポットや、富士山を見れるスポットもあり、写真家気分に浸って歩けます。
七面川沿いに水仙ロードを下って行き、富津館山道路の高架下を通ると間もなく、Kさんとは、「ばんや(食事処)」への近道と、保田神社、保田駅へ行けるT字路(11:15)でお別れしました。
一人、保田漁協直営の「ばんや」へ(11:30)。 以前、来たときも満杯で、必ず順番を待たされるのですが、今回は一人ということもあり、待ち時間を聞い てパス。40分の巡回送迎バスに乗り、保田駅に到着。観光案内所で参加 者名簿にチェックしてゴール。缶バッチと水仙の球根をもらいました。しかし、今年の企画「駅ハイビンゴ」の用紙を忘れて困ったのですが、明日、妻たちが同じく水仙を観に保田に来るのでスタンプ押印を頼もうと...。
12時29分発の電車で帰宅したので、家に着くと妻に「早かったのね」と言われてしまいました。もし、「ばんや」に寄らずに同行の Kさんと歩いて駅まで行けば、一本前の11時45分の電車に間に合っていたのに。残念!
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