1月10日(火)の「ゆうほ21」新春ウォークは、当初の予定の駒場公園から明治神宮までが、公園が祝日の翌日で休園で、急遽、案内人の神田先生から 「田園調布から多摩川べりの公園を歩く(7km)」 に変更になりました。
京成船橋駅構内に9時30分に集まったのは、先生を含め22名。まずは新年の挨拶と忘年会の御礼。「京成押上」から都営三田線で「三田」まで行き、東急線に乗り換え「白金高輪」経由「田園調布」まで、改札を出ることなく、一本で最寄り駅まで行けました。さすがに、先生は都内でも道に明るいし、便利な情報を持っています。
駅構内でトイレを済ませ、いざスタート(11:08)。天候は晴れですが、やはり空気が冷たい。早速、駅を出て、復元されたモダンな駅舎(関東の駅百選)を過ぎると、右手に「田園調布の由来」の碑と広場が。先生の説明にメンバーが耳を傾けます。
田園調布というと、都内でも高級 住宅街で通っていますが、歩いてみると、まさにそれが良くわかります。坂の両側には、広い敷地に豪邸が立ち並び、立派な門構えや車は外車のベンツやボルボなど。2台ある家も少なくありません。みんな興味津々で庭などを覗き込み、もっぱら自分達と違う人たちの話(たとえば、御用聞きでの買物など)。「自分達ではありえない」世界を勝手に想像して、大いに盛り上がっていました。歩いてみると、上り下りの坂が至る所に。実は、このあと、悲惨なことになる前兆かも?
何しろここに辿り着くまで、電車の時間がかかったので、昼食までの前半は、大田区立宝来公園で池にいるカモや梅林を観て(11:15)、その後、宝莱山古墳や古墳群のある区立多摩川台公園(入口が石垣の鉄扉)の高台から多摩川が見下ろせる地点まで(11:21~ 35)。まだ3分の1程度の歩行距離です。途中、玄関脇に成っていた黄色い果実は何か?分かりません。
正午までは少し早かったのですが、昼食タイム。昼食場所の東屋からはあまり多摩 川の展望がききません。古木の桜の枝が邪魔しています。思い思いのお弁当に箸を走らせてしばし歓談&休憩(11:40~12:30)。4世紀後半~5世紀にできた古墳の説明がある碑文・石碑の前で、この地が亀甲山古墳(かめのこやまこふん)(国史蹟の前方後円墳)や多くの古墳群が大小あった ことを知りました。昼食後、元気を取り戻し、水生植物園の木道を渡って、先へ...。
少し歩くと、ビュースポットで、多摩川越しに新川崎など川崎のビル群や、河川敷のスポーツ施設や丸子橋が観え、東急東横線の走っているのも観えました。
次に、東急多摩川線多摩川駅の傍にある田園調布せせらぎ公園〔ラケット クラブ跡地にできた、新しく平成20年にオープンした公園〕へ(12:40)。多目的広場や草っぱら、滝に湧水の池と雑木林の自然が残る公園を一回り。同じところに戻って来たのに、なぜか理解できない方向音痴の人が...。
さらに、急な階段を上って多摩川浅間神社〔 神社の敷地が古墳になっている〕(12:55)。一段高いところに本殿があり、たけくらべと彫られた身長大の石が。昼食時の自己紹介で の旧姓 「樋口」が残っていて、誰かが「樋口一葉の碑?」と。結局、身長を測る石だとわかり、大笑い。ここからの眺望は一番。多摩川全体を見渡せて、多摩川八景にもなっています。ここで、ゆっくり遠方を眺めて風景を楽しみました。
浅間神社に新年初の参拝後、下りてから東急多摩川線に沿って六郷用水〔狛江市から取水し矢口で南北に分流する、17kmほどの用水路〕が続きま す(13:12)。ふるさとに恵みを与える川 三十選にもなっていて、大田区から手づくり郷土賞。浅瀬の清流には、鯉や錦鯉が泳いでいたり、カワニナが生息とのこと。小さな魚も泳いでいて、ときどき、見つけては歓声が上がります。
女性人は、やきいもの臭いから、八百屋さんの赤いのぼりを見て、買うかどう か、心揺らぐ人も...。
車もほとんど通らず、閑静な遊歩道をゆっくり進みます。途中、水車や滝も...。また、マンホールの蓋に「六郷用水物語」の愛らしいデザインが。
途中、密蔵院〔真言宗智山派の寺、庚申堂に青面金剛力像が安置されている〕に参拝 (13:26)。今回のコースは、道が分かりやすく歩きやすいのですが、時おり、アップダウンがあり、距離の割には、思っていた以上にきつくて、上着を脱ぐ人も。前の方のウォーカーと後ろの差が広がって来ました。
鵜の木松山公園〔南に広がる松山の丘とつながり、公園として5年前にオープン。井戸跡や埋蔵文化財の「鵜の木一丁目古墳群」が保存展示されている〕へ(13:40)。井 戸跡を見学し、中を覗きます。公園高台からは街並みがよく眺められました。ここで用事のある人が4人帰り、そこから下り上りして歩いて行くと、昭和のくらし博物館〔1951(昭和26)年に建てられた家を 博物館として公開〕(13:56)。入館料が500円と割高なためパス。外観の建物、塀、ポストなどを眺めて、昭和レトロの話に。参考として、東京メトロ「九段下」駅傍の「昭和館」でも当時の生活品や暮らしぶり、歴史・経済社会情勢が分かります。
博物館先を左折して、真っ直ぐ進むと、久ヶ原商店街に。やっと人通りが多くなり、ゴールの「久ヶ原」駅が。踏切を渡り。東急池上線の「久ヶ原」駅へ(14:07)。ここで一応の解散。みんな船橋・習志野方面なので、結局、先に帰ったウォーカーを除き、池上線でJR品川駅へ。電車の中で、カラオケの定番「池上線」の曲メロディーがちぐはぐ。ここで、カラオケの好きなハトちゃんが「♪いけがみせ~んの...♪」と口ずさみ、他の人も思い出して納得(笑)。
4つ目の品川駅構内で、先生他、先に帰る組を除いた12名は、駅構内のecute品川は天井が吹き抜けで採光が入って明るい。2階の和風レストラン「wanofu品川(店名は和風 にひっかけてつけたとのこと)」(14:47~15:35)でお茶してケーキセット等を注文して、疲れを癒し、帰りにはアナゴ弁当をお土産にして夕食にする賢い人もいました。
1時間ほど四方山話に終始して、そろって総武線快速で船橋・津田沼方面へ帰宅しました。
今回、昼食後、中村会長から、今後の活動人数を締め切り、全員で24名で活動することになりました。少人数で、長く付き合うためには、このくらいがちょうど良いのと、「ゆうほ(友歩・遊歩)21」のサークル名の趣旨からも21世紀創設と21名程度で運営するのがベストとのことでした。
今後も、神田先生には案内人で大変でしょうが、みんな、ずーっと楽しいウォーキングを続けていければと願っています。
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