ただいま、受験生は最後の受験勉強の追い込みで、本人のみならず、家族の皆さんも大変な時期にさしかかっていることと思います。センター試験も終わり、いよいよ競馬でいう、4コーナーを回ったところです。これまでの苦労も、あと一息のところで、「天と地」との差が付いてしまう結果になりかねません。
小生は、大学事務職員を33年勤めたせいか、この時期になると、入試関係の仕事の繁忙が思い出されます。入試監督でも、受験生と対峙しました。退職前には、平成生まれの受験生に、月日の経つ速さを痛感しました。
自分が受けた経験からは、例えば国公立と私立の併願は、科目数の関係や、得意科目といった関係から、できれば、総合的に得点できるかどうかで、私立一本に絞った方が、集中して学習できるということです。
また、受験校を仮に3校とすると、志望校の日程を見て、できれば連日受験は疲れるので避けることと、まず、最初の受験校は、偏差値の低い、確実に合格できる学校を選ぶべきです。最初に、問題が易しく感じればしめたもので、次にも余裕が生まれて、比較的楽に受験に臨めて、結果もそれなりに付いて来ます。
小生は一浪して入学したのですが、とくに現役の人は、試験に呑まれるケースが見られます。個人差はあるものの、試験恐怖症や、ふだんの実力を発揮できない人もいます。「平常心」でいることは、無理でしょうが、まず、平均60点程度の合格ラインを目指して、確実な問題から解いて、ケアレスミスを少なくすることです。解っていても、間違えてしまう、独特な雰囲気があることを知っておくべきです。
近年、マークシート方式の試験が多いのですが、問題の文章の引っ掛けに注意して、あてずっぽうには頼らないこと。もし正解に、残った2つから選択する場合は、始めに直感的に正解と思った方がだいたい当たっていることが多いのが経験的に言えます。換えて失敗する場合が多い。
いずれにしても、受験は誰しも人生で1回以上、通り抜けてきた道。栄冠目指して、健康に注意して、悔いの無い「受験勉強」にしてください。
そうすれば、自分が親になったときに、きっと適切なアドバイスができることでしょう!
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