4月24日(日)に、「ゆうほ(友歩・遊歩)21」で昨年の11月9日(火)に行った「九品仏浄真寺から等々力渓谷コース」(7km)、ハトちゃんは義母の体調不良で行けなかった分を一人で歩きました。
五月晴れの絶好の行楽日和。JR総武線「幕張本郷」駅(8:21)を出発。東京メトロの「西船橋」(東西線)→「九段下」から半蔵門線に乗り換えて、「渋谷」へ。「渋谷」から東急東横線で「自由が丘」駅へと向かいました。途中、東横線の「中目黒」駅を通過。3歳から12歳(小学校6年生)まで10年ほど、住んでいたので、車窓から眼下の目黒川は見えたものの、駅周辺は広い道路やビルが立ち並んでいて、昔の面影はありません。引越し後、30年前に一度、電車を降りて、住んでいた周辺を歩いて以来、降りていないので、大きく変わったことと思われます。
さて、「自由が丘」(9:43)に着きましたが、結構、時間がかかりました。早速、ウォーキングマップを見ながら歩き始めました。銀行を曲がったのは良いのですが、東急東横線に沿って歩くところを、大井町線に。途中で気がつき、ちょうどパトロールのおまわりさんに聞いて、先の道から等々力通りに出ました。したがって、最初の「宮本三郎記念美術館」(世田谷区美術館分館) http://www.miyamotosaburo-annex.jp/index.htmを行き過ぎて、少々戻る羽目に。
10時を回っていたので、久しぶりに美術館で作品鑑賞。受付の方は、とても親切で、リュックサックを預かっていただきました。館内は2階が展示室、1階が講座室を配置。宮本氏の作品のモチーフでは裸婦が有名ですが、赤を中心に、多彩な配色で肉感的な女性像を画いていました。とくに「ヴィーナスの粧い」が幻想的で印象深い。また、「アフリカの貌」という展示も1階で開催中で、世田谷美術館が2011年7月1日より翌年3月末日まで改修工事により休館になるのを機に、本館で初めて、同時代のアフリカ美術を紹介していました。帰りには、今回の最終スポットの五島美術館休館を教えていただき助かりました。
次に、向かったのが、九品仏浄真寺。こんもりした森を目指して行くと、参道前に交番が。参道を進 むと参拝客がすれ違います。総門をくぐると、大木のイチョウやケヤキ、桜など、広い境内に各種の建物が点在し、仁王門、鐘楼の梵鐘、本堂など、威風堂々な雰囲気。下品堂、上品堂、中品堂、 三仏堂(3)、阿弥陀如来堂(3)で九品仏になるので、通称、九品仏と言われています。また、来迎会(お面かぶり)は無形文化財。また、奥沢城跡も見学。新緑がまぶしく、森林浴も十分できて気持ちがスッキリ。何度来ても良さそうな趣きのある寺院です。
一通り、境内を散策して、地区会館横を浄真寺の高い外壁に沿って歩いて左折すると、真っ直ぐな一本道が。駒八通りを横切り、さらに緩やかな上り下りを過ぎると、広い通りが目の前に。一本手前の道をマップどおりに進む。多摩堤通りを渡るとすぐに玉川神社(10:40)。境内は広くない。その先の満願寺(10:45)にも立ち寄りました。 境内は広く、本堂の造りも綺麗な扇形。本堂の左手奥に「一言地蔵」 (「心をこめて、一言祈願すると願いがかなう」)が。 外から見えるところに安置されていて、金色に輝く本体はまぶしく、ハトちゃんもあやかって、一言「〇〇〇...」とお願いして来ました。内緒です、ハイ。
満願寺を出て、左折すると、正面に城南信用金庫の建物が。人通りが増えて来ました。それもそのはず、「等々力」駅前(11:00)の踏切に。ちょうど踏切が降りて、電車が通過。踏切を渡ると、古風な建物。その先に、等々力渓谷の案内板が。日曜ということもあって、観光客も多数。恐る恐る急な階段を下りると、上部には赤い鉄橋が。下りると、空気がヒンヤリしています。矢沢川沿いに、10m以上の高木に 覆われた、深い渓谷と遊歩道。水は残念ながら、清流では無く、濁っていて流れも緩やか。まぁ、都区内の渓谷の限界でしょうか。途中、堰もあって、そこでは水辺で遊ぶ家族連れも。
風景を楽しみながら、ゆっくり遊歩道を進んで、橋下を通過後、等々力不動の標識が。途中、不動滝も見学。渓谷の上まで急階段を上って等々力不動に立ち寄りました。参拝後、元来た階段を下って、途中から、地上に出て、野毛大塚古墳を目指す。
公務員住宅に沿って歩いて行くと、玉川野毛町公園内に、こんもりした巨大な丘(古墳)(11:40)が見えて来ました。全長は82mで、 後円部の直径62m、高さ11mもあるといわれ、帆立貝式古墳で全国でも有名とのこと。
公園を過ぎると、環八通りと第三京浜道路の分岐点になり、いきなり、車の往来が激しくなり、かなり長い歩道橋を渡って、環八通りを進む。左折して400mぐらいで右折し、さらに同じくらい歩くと、上野毛自然公園 (12:00)の雑木林が見えて来ます。園内を先に進むと、奥からは崖の急斜面に何と、鉄の階段があり、そこを一段一段登って行くのが、かなりきつい感じ。あともう少しでゴールと思い、最後の力で踏ん張ります。上からの眺めは多摩川方面を見渡せます。ただし、今回は新緑が濃く、眺望はいま一つ。覚願寺の横に出ると、右手に上野毛自然公園の標識が。
通りに出て、真っ直ぐ進むと、左右には立派な門構えの豪邸が立ち並んでいます。前に一度、ブログに掲載した「五島美術館」の立派な建物が見えて来ました。入口に「休館中」の看板がありましたが、外壁に今回の地震だと思われる大きな亀裂がありました。
うらやましい豪邸を見ながら、東急大井町線が下を走る道路に沿って、最後は環八通りを渡ると、東急大井町線「上野毛」駅北口(12:18)に到着。
そこから、「二子玉川」に出て、東京メトロ半蔵門線直通の東急電車に乗って、「九段下」へ。そこからは行きと同じ経路で帰りました。
今回、ハトちゃんが感動したのは、九品仏浄真寺で、新緑の中に映えた境内の趣きはなかなかの物でした。今回は、距離の割には、後半が結構きついコースでしたが、最後に五島美術館の古美術の作品と、広い庭園が見られなかったのが、チョッピリ残念でした。
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