朝晩めっきり寒くなリましたが、12/18(日)、寒空・晴天の下、ハトちゃんは、「JR 駅からハイキング(in 奥多摩)」10kmにチャレンジ。というのも、駅ハイはウォーキングばかりで、山登り(ハイキング)は2年前の正月参賀に高尾山に登った際、下りで古傷の右膝を痛めた苦い経験があったので、回避していました。
しかし、今回はこのコースが20日までの開催で、残り少なく、JRのホリデー快速に乗ると所要時間が短縮でき、参加ポイントが通常コースの2倍ということもあり、前日に 切符を買って、気合を入れました。
新宿発のホリデー快速は、思っていた以上に空いていて、ギリギリでも大丈夫。ほとんど、リュックを持ったハイカーたち。御嶽駅での下車が多く、ハトちゃんは終点の「奥多摩」駅へ。
久しぶりの駅前は、ほとんど変化無し。早速、奥多摩町観光案内所に寄って、会員番号と名前を記入し、今回のむかしみちコースマップをもらってスタート(9:20)。なお、このコース概要のブログ http://www3.plala.or.jp/sanpo/okutama.htm がありますのでご参照 くだ さい。約10kmといっても、アップダウンの多い山道コース。初めてなので、前を歩くウォーカーを見失わないように南氷川入口(9:22)に到着。
いきなり山道の急登が続きます。周囲の景色を眺めている余裕はありません。何とか前の男性の後に付いて、登り切ると少し平坦な道になります。一汗かいたところで空気は冷たく、手袋が役に立ちました。この道は、多摩川に沿っているのと、国道411号線(青梅街道)が側を走っているので、時折、車の音が聞こえる場所にも出会えます。川に沿って、縫うように歩きます。眼下に国道の弁天橋が見えて来ました。
槐木(さいかちぎ)集落にある休憩所で最初のトイレ休憩。そこから、ハトちゃんは足の調子が思うより軽かったので、ペースアップ。平坦な箇所では、一電車早く着いたグループも追い抜いて行きました。右側の崖には、落石防止用のネットがところどころ出て来ます。
途中、桧村のコンクリート階段を下ります。小中沢橋を渡る際、不動の上滝(落差7m)を観ながら先に進みます。ここから、しばらく、歩いて行くと右手石段上に、白髭神社の案 内が。石段を登り、神社に参拝(10:05)。石灰岩の大きい壁にくっつくように社殿が建っています。
その後、弁慶の腕抜き岩や耳神様〔耳の病気を癒すのに祈願〕などを通ります。いろは楓〔樹齢200年の巨木〕が3本あり、紅葉は、ほとんど終わっていました。
惣岳(そうがく)渓谷では、巨岩が多く観られ、しだくら吊橋を渡ります。続いて、馬の水飲み場、牛頭(ごず)観音や虫歯地蔵〔虫歯を癒すため〕、この辺は、山 奥の街道だったということもあり、病気や家畜、道祖神、不動尊、神社などが道すがら点在しています。日本画家の川合玉堂の歌碑を過ぎて、道所橋の吊り橋を渡り、くねくねと道を進むと、左手に水道局の鉄門が見えて来ました。
その先から、また登りの山道に入ります。前から、20人ほどのグループが降りて来て、待ちながら挨拶。途中、分岐点に案内板が無く、間違えやすいところがあり初めてのハトちゃんは後続のハイカーを待ちます。ちょうど、朝、付い て歩いていた64歳の男性と会って、同行することに。中山集落の中に浅間(せんげん)神社〔社殿は江戸中期の造営。富士山を木花咲耶姫(このはさくやひめ)と仰いで信仰〕があります(10:16)。間もなく、鉄板橋を渡って国道を横切り(10:35)、落石注意箇所を通って、タキノリ沢。小高い丘の上から、木々の間に小河内ダムが観えます(10:40)。少し道を登った上に、青目立不動尊。奥多摩湖を眺望でき るビューポイントを教えてもらって写真をパチリ(11:06)。
話を伺うと、駅ハイですでに160ポイント以上(うち100ポイントはすでに景品と交換)、この23日(祝)もハトちゃんと同じく「駅ハイ(in 秋津)」に参加の予定。来年3月まで、ビッシリのスケジュールで200ポイントを目指しているとのこと。さらに、むかしみちは4回目で、帰りのバスの時間まで知っていました。
小生も今年は頑張って、現在63ポイントですが、『上には上がいるものだ』と感心すると同時に、『やればできるんだ』という気持ちになりました。
写真を撮っている間、先に行ってもらい、ハトちゃんが追いかけることに。六ッ石山と奥多摩湖の案内板の向きが判り難く、またもや立ち往生。後続のハイカーと一緒に、急斜面の舗装 道路を下って行くと、途中で先ほどの男性に追いつき、聞いてみると、むかしみちの本線はやっぱり違う方の道で、たまたまハトちゃんが道を短縮したので追いつきました。水根出口(11:22)からは、15分ほどで湖畔に。
奥多摩湖が前方に観えて来て、ゴールの水と緑のふれあい館(11:31) まで案内され、スタンプを押印。二人ともかなりのハイペースで、通常3時間50分のコースを2時間20分で踏破。 かなりの健脚ぶり!
今後の健闘を誓って、別れた後、ハトちゃんはふれあい館内の見学。奥多摩湖のエメラルドグリーンの 湖面 と小河内ダムを眺めながら付近を散策。軽食と水分補給をして次のバスまでの30分間をゆっくり過ごしました。
帰りのバスでは、トンネルを何回か抜けて、山あいの景色を眺めながら約20分。JR青梅線「奥多摩」駅に到着し、受付の観光案内所でチェック。
始発電車を待つ間、駅前を散歩。すぐ近くのビジターセンターに寄り、「奥多摩の観光マップ」と「東京文化財ウィーク(東京都文化財ガイド)」をもらうことができました。
今回のハイクは、30~40代に奥多摩を歩いた記憶がよみがえり、かなりの自信になりました。また、少しずつでも、妻と一緒に山歩きをしたいという思いに駆られました。
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