リフレッシュウォーク "日比谷公園から皇居東御苑を歩く"

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うす曇りで、チョッピリ肌寒い10/20(木)に、習志野市実花公民館主催の、第6回リフレッシュウォーキングが行われました。ハトちゃんは、昨年6月8日(火)に、所属のサークル「ゆうほ(友歩・遊歩21)」の初の市外ウォークで今回と同じコースを神田先生の案内で歩いています。今回の参加は、全員参加32名+5名(新任の館長も同行)で「東京駅~日比谷公園~皇居東御苑を歩く」。

JR船橋駅から総武線快速で、スタート地点の東京駅へ向かいました。

電車を降りる際、「ハンドバックを忘れていませんか?」と乗客から声をかけられるも、該当者は無く、何やら不吉な予感。そして、東京駅の地上に出る際、駅の清算等で後続の人たちとハグレてしまい、早くもトラブル。約10分のロス。待っている間、東京駅丸の内駅舎の復原工事を駅前から見ていました。

スタート後、薄日が射して来ました。赤レンガ造りの三菱一号館の復元された建物の横と広場を通っ DSC04932.JPG DSC04748.JPG DSC04760.JPGて、日比谷公園に。「法務省日本館」の予約時間の関係で、公園内は入口で説明を受けてショートカット。「別の機会に誰かさんと」と言われた先生の言葉に一同(笑)。外苑で、楠木正成銅像(騎馬姿)を観た後、しばらく歩いて、1991(平成3)年に復原された、赤レンガの「法務省旧本館http://www.moj.go.jp/housei/tosho-tenji/housei06_00004.html に入館し、警備が物々しい中、閲覧室へ。ここで、女性の担当者から、「司法の近代化」と「建築の近代化」について、日本の法務史料の展示や関係人物など貴重な説明を聞き、 DSC04763.JPG DSC04764.JPG見学しました。入館が初めての人たちは、資料や、復元室の格調の高さに見とれていました。

皇居の外堀周辺は、本日は皇后さまの77歳(喜寿)の誕生日。警備がいつもより厳重。お祝いで駆けつける車や正装の方たちの姿も。また、修学旅行と思われる生徒や、外国人観光客も歩いており、広大に敷き詰められた、砂利の道や、きれいに手入れされた松の大木が立ち並び、皇居前広場はかなりの広さで、都会の喧騒が嘘のようです。

重要文化財の桜田門前で、警視庁の建物、そして井伊大老が暗殺された場所を見て、その後、遠 DSC04782.JPG DSC04785.JPG DSC04784.JPG方から写真の絶景ポイントとなる「二重橋」を眺望し、本来の「二重橋といわれた鉄橋」も観て、いきさつを先生から聴きました。

大手門」から、皇居東御苑 http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html に入りました。1968(昭和43)年10月から一般公開され、月・金曜以外は入園可能。出入口のチェックも前回は札を持たされ DSC04797.JPG DSC04804.JPGて返還したのが、今回は人数を言って、退出門で同人数が出ればOK。これも「開かれた皇室」の一環でしょうか?。

大きな石垣は、何度か補修されたそうですが、それにしても江戸時代には今のように機械が無かったのに、当時の城郭建築の技術力がうかがい知れます。城の広さや各門の大きさ、鉄扉の厚さ、頑丈さなど、江戸幕府の権力の象徴がうかがい知れました。濠から、三つの櫓も観ることができました。

皇居東御苑内では、まず、入場無料の宮内庁「三の丸尚蔵館」で「幻の室内装飾―明治宮殿の再現を試みる展」で格調高い美術品を鑑賞。江戸城を偲ばせる史跡が、わずかに残っていたのと、天守閣に行くまで坂が多く、同心番所百人番所大番所と、建物も身分の違いから、立派になり、その違いにも、今回、初めて気づきました。坂を上ると、広大な「本丸跡」があります。

大芝生休憩所のベンチで、お弁当を広げ、しばし歓談と昼休憩。皇居内の中央部に、広々とした芝生があるのを知らない人がいました。寒桜が一本、咲いていました。昼食後、バス・ウォークの交通費を集めて、先生の案内で、浅野内匠頭で有名な「松の大廊下跡」を観ました。TVドラマや映画でも有名になった「大奥」跡を、小高くなった「天守閣跡(天主台)」から眺め、当時では一望できた「東京湾」を想像して、遠景を眺めました。香淳皇后の還暦を記念した、音楽堂「桃華楽堂」も向かって左手に観え、カラフルで、その横をあとで通りました。

DSC04829.JPG DSC04838.JPGその後、バラ園や珍しい模様の竹もあった竹林果樹古品種園などを観て、昭和天皇の武蔵野の樹林の面影を残した二の丸雑木林や、平成の小道を歩いて、二の丸庭園へ。

池には珍しい尾びれの長い錦鯉が泳いでおり、残念ながら菖蒲田の花は観れません DSC04842.JPGでしたが、各都道府県の木も植樹されていました。皆さん、結構、知らなくて、興味を持って、魅入っていました(ちなみに、地元千葉県はいぬまきで、ハトちゃんも忘れていました。また、明治時代に吹上御苑に建てられたご休所の諏訪の茶屋(銅 DSC04845.JPG葺きの屋根)も趣きがありました。最後に、坂を下って「平川門」から東御苑を退出。その横には、「不浄門」が。気象庁前の大きな像「和気清麻呂銅像」を観て、解散となりました。

東京メトロの「竹橋」駅から電車に乗って帰路に着きました。DSC04858.JPG

今回は、「歴史ウォーク」(歩行距離約6km)と呼べるもので、皇居を中心とした、東京(江戸)の再発見になりました。また、皇室についても関心が高まる良い機会となりました。それにしても、神田先生の案内は、博学で、バスガイドさん顔負けで、他の観光客も聞き入っていて大変良かったです。

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