「JRウォーク」で 手賀沼湖畔と我孫子文学散歩

| コメント(0) | トラックバック(0)

6月12日(日)が締切のJR 駅からハイキング「手賀沼の自然とふれあう我孫子文学散歩」に、急遽、雨模様を心配して、6月10日(金)に繰り上げて行って来ました。

「幕張本郷」駅から総武線、武蔵野線、常磐線を乗り継ぎ、「我孫子」駅に9時20分過ぎに到着。駅前で、同じ考えを持って本日来た、中年の夫婦とひと言二言言葉を交わしました。スタート・ゴールの我孫子インフォメーションセンター(アビシルベ)で、カード受付の手続きを済ませて、ちょうど30分にスタート。建物は白を基調 DSC03088.JPGにして、大きくⅰの文字が目立ちます。駅前のロータリーを抜けて、広い道路を左折。平日のせいか、人通りが思っていたより少ない。大光寺ひかり幼稚園の看板があり、そこから細い道に。道なりに進むと、右手に嘉納治五郎別荘跡(9:44)の案内板が。庭は無料で見学ができます。

ちょうど、庭掃除をしていた方がいて、現在の家主は別人であるが、見ると、立派な建物が。天神坂を下って行くと、手賀沼湖畔の広い道路が見えて来ます。階段を降りて左折。大正煎餅の前の横断歩道を渡ると、車の往来が少ない道になって、道なりに進みます。角に、白樺文学館等の標識がありました。

閑静な道沿いに、文人の史跡があり、まず右側に、白樺文学館http://www.shirakaba.ne.jp/ (9:50)があり、ハトちゃんは障害者手帳で無料にて入館。白樺派(大正デモクラシー時代の新文芸活動)が、 DSC03093.JPG手賀沼のほとりで育まれ、発展したことを紹介。雑誌『白樺』原本、復刻本や白樺文人の貴重な原稿、書簡、書、色紙などが展示されていました。

また、すぐ先の左手石段を登ると、志賀直哉邸跡(9:55)として、緑地木立 DSC03097.JPGの中に書斎を復元、旧居見取り図などが展示されていました。

その先の道を進んだのですが、ハトちゃんは、7月以降のJRハイキング申し込みが、本日からなのをうっかり忘れていたので、公衆電話を探すべく大通りに出ました。すると、懐かしい看板が目につきました。十円饅頭の「和ふ庵」で、早速、店内に入り、大好きな黒糖饅頭を20個買いました。本八幡にあった本店には、通勤電車を降りてわざわざ立ち寄って買っていたのですが、残念ながら昨年6月閉店。その味を忘れていましたが、ひょんなことから、今回、ラッキーにも巡り会いました(「ひょうたんからコマ」) 。

電話をかけるも話し中で役に立ちませんでした。結局、帰宅後にパソコンで入力しました。いつもはダメなのに、夏のウォーキングは中高年が多いためか、暑さを避けたのか、間に合いました。

また、コースに戻って、700mほど先で、門の入口に旧村川別荘(10:11)の案内が。敷地内は庭園風で、階段を上って行くと、西洋史の大家、村川堅固の離れ屋と朝鮮風な新館。観光ボランティアガイドもいて、説明をしてくれます。

階段を上って出口を右に行くと、裏手に子之神大黒天。帰りは境内からの急な階段を降りて、元の道に。150mも道なりに行くと、目の前に広い道路と交差点が。横断歩道を渡り、今度は湖畔に沿ったバス道路を進みます。右手は、車の往来が激しくなります。アスファルトの照り返しがしんどい。

やっと、鳥の博物館 http://www.bird-mus.abiko.chiba.jp/ (10:25)に到着。ここも手帳で無料になりました。3階のデッキから、手賀沼が DSC03107.JPG眺望できました。館内では、手賀沼の四季の鳥や自然、鳥の剥製など貴重な資料を展示。ここが、ハイキングのチェックポイントなので、カードを機械 DSC03110.JPGに通しました。

天候はは曇り。単調な道の連続と蒸し暑さでペースはゆっくりでしたが、汗が出てきました。しばらくすると、水生植物園の看板と、アヤメまつりののばり旗が。寄り道をして水生植物園(10:45)の中に入ると、まず黄色い花菖蒲、そして紫 色とその数約1万5千本、カメラで花を撮る人や散策の観光客が思い思いに観賞していました。地図を見ると、後でここに戻って来ることになるのですが、つい、花が好きなハトちゃんは誘われて先に観賞。

その後、コースに戻り、高野山桃山公園(10:55)に。アスレチックを思わせる階段を上って、高台まで行きましたが、広い芝生と手賀沼が一望できただけで、趣きが無いので、すぐ引き返し、またバス通りに。

手賀沼周辺案内図看板(11:03)を見つけて、湖畔の遊歩道に出ました。ここから折り返しのコー DSC03121.JPGスとなり、遊歩道の左側に見える手賀沼では、へら鮒釣りや、遊歩道のウォーキング、サイクリングを楽しむ人々、鳥の鳴き声にも出くわしました。

DSC03124.JPG水生植物園親水広場「水の館」(沼にある噴水の河童3匹の像 が印象的。ジャブジャブ池、水の広 場があり。建物内では、プラネタリウムも無料で楽しめます。

DSC03129.JPGここで、小生は道を間違えて、手賀大橋を渡り、途中でおかしいと気づき、引き返しました。一人で歩く時は、注意しないと方向音痴になる危険性も。

橋の下をくぐり、我孫子高校を過ぎて、また遊歩道を進みます。このあたりは護岸工事で整備中(11:41)。1.5kmほどで公園広場に出ました。手賀沼公園で、あと2km。貸しボートやレンタサイクルでの散策も楽しめます。手賀沼ふれあいラインの右側を歩いて、第2チェックポイントのあびこ農産物直売所(12:02)へ。その後は静かな裏道を過ぎてなだらかな坂を上がって、我孫子駅前まで。やっと、ゴール(12:30)にたどり着いて、受付の人に今回のコース(約10km)のすばらしさを話して、アンケートに記入後、駅前広場で小休止。

DSC03140.JPG初夏といっても、今日は強い日差しの下でのウォーキングではなかったのが幸いでした。駅前ロータリーには、我孫子にゆかりの文士記念碑がありました。文士が集まる静かなたたずまいと、自然に恵まれた湖畔は、大変有意義なウォーキングとなりました。そして、もう一度、歩いて観たい場所にもなりました。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://uboatdata.sakura.ne.jp/movable_type/mt-tb.cgi/553

コメントする