2010年4月アーカイブ

4月14日(水)、本日はだいぶ暖かな陽気になって来たので、いつものように、大久保駅近くへショッピング。その帰り道、颯爽とちゃリンコに乗っていたところ、途中の「サトウ薬店」の前で、たいてい朝の犬の散歩で出会う、店主のおばあさんに遭遇。

いつも挨拶をしているので、こちらから話しかけました。「だいぶ暖かくなって来ましたね。ワンちゃんは、お元気ですか」と。いつもニコニコと愛想の良い、佐藤さんと、しばし談笑しました。

いつも会うのですが、女性に年齢を聞くのも失礼だと思って、年齢は知らなかったのですが、聞いてみると、御年、80歳とのこと。いつも、可愛いワンちゃんを連れて毎朝元気に散歩されているので、お顔の血色もよく、とてもお若く見えます。近所の方にも、いつもニコニコと挨拶してくれます。

色々な話を聞くことができましたが、中でも、ご自身が、大久保にある「東邦大学薬学部(昭和28年卒)」だということで、当時、渋谷から往復6時間の道のりで勉強され、見事、卒業されたとのお話は感銘いたしました。たまたま、わが息子も「東邦大学薬学部」3年に在学しており、大先輩にあたっていたとは。いまでこそ、大学への進学は、当たり前のようですが、当時はすごいことだと思いました。

また、ご家族の方にも、東邦高校・大学関係者がおられるとのこと、「縁がある」ということでしょう。

我が家は、この地に平成10年12月に引っ越して来ましたが、佐藤さんは、長年、地元にお住まいなので、引っ越して来る前の、近所の様子についても詳しくて、とても参考になりました。

退職後、自由な時間が取れるようになったので、地元(地域)に根ざした活動をしたいという希望もあり、また「ひとつの発見」できたように思えました。

話をしたり、聞いたり、また見たり、体験したりすることは、自分の知らない世界に触れられて、「新たな発見」が喜びにつながればと。毎日、できるだけ外に出て「ブログのタイトル」にあるように、「ぶら~りカレンダー」をめくって行ければ、良いな~と。

物事、何をやるにも何らかの「きっかけ(動機)」があります。

仕事、趣味でも、ただ何となくやっているというのは、少ないのでは! 何かをはじめるときには、当然、未知のものに対する不安感もあることは、当然ですが、少しずつやっていく中で、何か自分にとって、有用な価値を見出して、ただ、漠然とやっているというより、そこに意味や価値感を自分なりに付けて、対応しているというのが、多くの実態だと思います。

例えば、仕事は、自分のため、生活のため、家族のためといった具合に、それぞれ目的を見つけて、その行為を通じて、価値観を構築しており、それが自身の満足度にも反映します。

ただし、自分だけ満足すれば良い、ということになってしまうと、家族や社会といった、共同体の利益を軽視することになってしまうので、できれば自分を通して、「社会」への共同参画を目指すのが、より「共同体」の構成員全体の利益にも、つながることと考えるべきでしょう。

昨今、日本全体にもよく見られますが、「自分さえ良ければ特に問題なし」といった風潮が頻出して、

「日本の将来はどうなってしまうのか」といった感があります。政治、経済、社会、小子化、高齢化社会などといった基本的問題も、確固たる信念に基づく「青写真」がなかなか見えて来ません。若い世代の期待も、少なくなりそうです。

そうはいっても、マクロ的な分野での問題は、当事者を中心に頑張ってもらうしかなく、小生はとりあえず身近な地域社会(住居地―習志野市)での振興のために、できることから始めています。

思い立ったときこそ、実践が必要であり、失敗はあまり恐れずに、その中で自分なりの価値を見つけて、進んで行ければと。無職の今、フリーの時間に、しがらみに縛られない、自分の知らない、あるいは理解が少ない事象に出会う機会を、多く持つように心がけ、"第二の人生" を生きたいと思います。

 

 

桜も散り始めているこの頃、例年だと日増しに暖かくなるのですが、今年は暖かさと寒さが1日置きという状況です。そのため、風邪がなかなか治りません。

小生も体調が良くなったと思うと、体のだるさが戻ったりして、いまいち、すっきりしません。

洋服もセーターを着たと思ったら、シャツになったりで本当に困っています。筋トレも新年度に入ったので頑張ろうと思っていたのに、やっと4月に入って、まだ4回と少なくなっています。

また、漢字検定の準1級チャレンジも、3月は毎日学習していたのですが、最近は、やったところの漢字がすっかり忘れていて、模擬テストも200点満点中、100~110点と大スランプです。

4月上旬で良かったのは、8日(木)に娘の専門学校の入学式に、都内の中野まで、妻と娘と三人で、満開の桜の下、出席し、保護者会に出られたことは感激しました。この前、高校に入学したと思ったのに、次の専門学校に進学。「光陰矢の如し」と言いますが、時の経つのが、早く感じられます。

片道約1時間半の通学は、自分で選んだ学校とはいえ、最初のうちは、しんどいのではと思います。

妻は、入学式の翌日から、娘のお弁当つくりも増えて、いつもより30分早く起きることになり、大変そうです。

小生のみ、家事専門で、昼間は留守番という生活スタイルになっています。

それと、3月の終わりから、毎年来る、鶯の鳴き声が、庭の外の樹で、朝、日中、夕方と「ホー・ホケキョ」とさえずって、すがすがしく感じられます。草木は青々としてきましたが、憎たらしいのは、芝生の雑草です。除草剤を今日買って来ました。

ブログを書き終えると、夕食の支度で、「今晩は何にしようか」と思案中です。

段々、暖かくなって来るでしょうが、暖かい日が続くように祈るばかりです。

 

桜が満開になった4日(日)に、花冷えでしたが、「アートフェア東京2010」http://www.artfairtokyo.com/ (東京国際フォーラム)に行ってきました。

本来は、前日に親友のY氏と一緒に行く予定でしたが、小生が体調を崩してドタキャンし、一緒に回れませんでした。ごめんなさい! 体調が回復したので、急遽、1年に1回の国内最大級の美術イベントの開催最終日で、まだ観たことが無かったので、都内まで足を運びました。

開場の10分前に、展示会場に着いたのですが、すでに大勢の人が受付に並んでいて、係員が整理をするほどでした。待ち時間に係員に聞いたところ、昨日だけでも15,000人を超える来場者があったとのこと。人気の秘密がうかがい知れました。

入場招待券を 1day パスポートに換えて、いざ、入場と相成りました。

今回は、全138ギャラリーが出展、延べ3000点ほどの美術作品が、飾られ、並べられているそうです。

会場内は、陶磁、絵画、彫刻、写真、工芸、その他の分野別に記号と番号で区切られたブースには、画家や関係者(スタッフ)の方々がいて、好きな作品の前では、熱心な説明に聞き入る人や、購入者も見られました。

作品のほとんどに、値段が提示されていて、購入可能にもなっています。美術品の価格は、根拠があるそうで、確かに有名作家の方でキャリアの長い方は高くなっていて、若手の方は比較的割安だといわれました。また、多くのギャラリーが参加して、バラエテェーに富んでいます。

小生は、いつも鑑賞するだけでしたので、余りにも昨品数が多く、見方によってどれもすばらしい作品なので、正直、目移りしてしまいました。

こんなにも、多くの作品を一同に観ていると、幸せな気分になり、無理して来館してきた甲斐がありました。多彩な感性に触れられたすばらしさを、満喫しました。

数多くのブースの中で、小生が特に気に入ったのが、B 03ブースの相模屋美術店の「川内真梨子展」の作品で、日本画と載金技法の融合による「曼珠沙華」という作品の精緻さには感嘆しました。

会場内唯一の和服を着ていた女性が、そこに立っていたので、声をかけると、「川内さん」本人で、技法の説明を聴き、感心しきりでした。若くて美人と話せるなんて、普段はありえないことなので、それもラッキーでした。

もう一つが、E16の「out of place」で、赤の色調(樹の翠の補色)で大樹の小枝等を見事なコントラストで描いていた作品に見とれてしまいました。担当の野村ヨシノリ氏(マネージャー)と話す機会に恵まれ、しばし雑談し、奈良へのお誘いも受けました。
 HP は www.outofplace.jp/ です。
 
早く入場した関係で、それほど込んでいなかったので、約2時間ほどゆっくり、目の保養になりました。

2階から、会場全体をガラス越しに見ることができたので、上からの鳥瞰も壮観でした。
 
帰るついでに、二回目になりますが、同階の「相田みつを美術館」http://www.mitsuo.co.jp/museum/に、新聞店でもらった「無料鑑賞券」(ヨミの日)で入館して、感慨深い「人生の書」の深みを知り、また励まされました。