桜が満開になった4日(日)に、花冷えでしたが、「アートフェア東京2010」http://www.artfairtokyo.com/ (東京国際フォーラム)に行ってきました。
本来は、前日に親友のY氏と一緒に行く予定でしたが、小生が体調を崩してドタキャンし、一緒に回れませんでした。ごめんなさい! 体調が回復したので、急遽、1年に1回の国内最大級の美術イベントの開催最終日で、まだ観たことが無かったので、都内まで足を運びました。
開場の10分前に、展示会場に着いたのですが、すでに大勢の人が受付に並んでいて、係員が整理をするほどでした。待ち時間に係員に聞いたところ、昨日だけでも15,000人を超える来場者があったとのこと。人気の秘密がうかがい知れました。
入場招待券を 1day パスポートに換えて、いざ、入場と相成りました。
今回は、全138ギャラリーが出展、延べ3000点ほどの美術作品が、飾られ、並べられているそうです。
会場内は、陶磁、絵画、彫刻、写真、工芸、その他の分野別に記号と番号で区切られたブースには、画家や関係者(スタッフ)の方々がいて、好きな作品の前では、熱心な説明に聞き入る人や、購入者も見られました。
作品のほとんどに、値段が提示されていて、購入可能にもなっています。美術品の価格は、根拠があるそうで、確かに有名作家の方でキャリアの長い方は高くなっていて、若手の方は比較的割安だといわれました。また、多くのギャラリーが参加して、バラエテェーに富んでいます。
小生は、いつも鑑賞するだけでしたので、余りにも昨品数が多く、見方によってどれもすばらしい作品なので、正直、目移りしてしまいました。
こんなにも、多くの作品を一同に観ていると、幸せな気分になり、無理して来館してきた甲斐がありました。多彩な感性に触れられたすばらしさを、満喫しました。
数多くのブースの中で、小生が特に気に入ったのが、B 03ブースの相模屋美術店の「川内真梨子展」の作品で、日本画と載金技法の融合による「曼珠沙華」という作品の精緻さには感嘆しました。
会場内唯一の和服を着ていた女性が、そこに立っていたので、声をかけると、「川内さん」本人で、技法の説明を聴き、感心しきりでした。若くて美人と話せるなんて、普段はありえないことなので、それもラッキーでした。
もう一つが、E16の「out of place」で、赤の色調(樹の翠の補色)で大樹の小枝等を見事なコントラストで描いていた作品に見とれてしまいました。担当の野村ヨシノリ氏(マネージャー)と話す機会に恵まれ、しばし雑談し、奈良へのお誘いも受けました。
HP は www.outofplace.jp/ です。
早く入場した関係で、それほど込んでいなかったので、約2時間ほどゆっくり、目の保養になりました。
2階から、会場全体をガラス越しに見ることができたので、上からの鳥瞰も壮観でした。
帰るついでに、二回目になりますが、同階の「相田みつを美術館」http://www.mitsuo.co.jp/museum/に、新聞店でもらった「無料鑑賞券」(ヨミの日)で入館して、感慨深い「人生の書」の深みを知り、また励まされました。
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