ポツポツと雨が混じる曇り空の下、「ゆうほ(友歩・遊歩)21」月末ウォーク(9/28)は、13人のメンバー(先生含む)で。京成津田沼駅前広場に集合(9:30)。
冒頭、神田先生から、先週の連休に、福島・いわき市四ツ倉漁港へ民生委員として被災地見学へ。津波による被災現況と地震による原発事故の影響について、復興の進捗遅れと放射能の恐ろしさについて話がありました。また、メンバー全員にお饅頭をいただきました。
本日のコースは、『健康なまち歩きマップ』の⑦田園風景コース+先生のアレンジで、まず、習志野市役所方面に向かい、右側にハミングロードのアーケードがあり、菊田遊歩道に入ります(9:40)。遊歩道は、昔、川が流れていたそうで、その後、暗渠化して道に。さらに昨年、整備されて歩きやすくなりました。木立の中を涼風が流れます。盛夏にはセミの鳴き声でうるさかったのですが...。
まもなく、左手に鷺沼城址公園。入口に、「鷺沼ガス供給所」 というガス事業発祥の石碑が。急な木の階段を登ると標高約18mの八剣台と呼ばれる台地上の鷺沼城址公園内には、前方後円墳のA号墳、隣接するB号墳の石棺が保存されていました。 このあたりが6世紀後半頃~6世紀末頃まで、古墳群があったところで、鷺沼古墳といわれていま す。埴輪のレプリカもありました。園内に真っ赤な彼岸花(曼珠沙華)が咲きはじめていました(9:50)。
公園を回るようにして、その後、こどもセンター→慈眼寺 境内に入り、枯れた大イチョウの幹に根付いた樹木を観覧(9:58)→観音寺を経て、道路を横断して細い道に。坂を上った左手に、本堂が赤の扉で閉まっている無人の神社。
八劔(やつるぎ)神社では、習志野の名木100選「スダジイ」の 巨木、本堂の裏手に上り竜、下り竜の他、見事な彫刻が(10:08)。地元でも、なかなか知ってい る人は少なくて、今回初めての人は、貴重な文化遺産に感激。
住宅街を抜けて国道14号線手前の細い坂を上がると、田園風景。道端に、夏を惜しむように、向日葵がきれいに咲いていました。眼下に、廃墟工場の屋根が伊藤飛行機研究所 格納庫跡の名残りが。畑の真ん中に、山縣豊太郎飛行士殉空の地碑(10:25)が。伊藤音次郎の弟子で、民間 初の宙返り飛行に成功した飛行士で、練習中に墜落した場所に石碑が建っています。
民間航空機の歴史を知ることができました。鷺沼の 飛行場を卒業した女流飛行士には、NHKのテレビ小説「雲のじゅうたん」の主人公、小野間(稲葉)真琴もいたそうです。
今回は、先生の説明だけで碑には寄らずに、真っ直ぐ進み、幕張インター手前の 阿武松(おうのまつ)部屋(賭博事件で関係者が逮捕され、悪い方で有名になった)の前へ(10:32)。
外から看板と建物をちらっと見ただけで、左折し、田園地帯をひたすら進みま す。畑には、ブロッコリーやキャベツ、ネギ、落花生などが見られます。空気が爽やかで、「夏のウォーキング」だと木陰も無いのできついコースですが、今回は余裕。
ここから、先をどう行くのかメンバーは予想。やはり、スタート地点には戻らず、ハトちゃんはチャリンコを駅前の第一病院に駐輪したまま。トホホ...。後日、取りに行くことに。
電車の通過するのを眺めながら、橋桁が錆びて古くなった鷺沼東跨線橋(10:44)を渡りました。
橋の上から鷺沼小学校体育館後方に、東京スカイツリーが 観えるビュースポット。渡った後は、住宅街を抜けて直進すると、予想通り、習志野市梅林公園へ(10:55)。小雨でなかったら、さらに良かったのでしょうが、住宅街の中の小さな公園で、開花期には紅梅白梅、色とりどりの梅が咲いて見事です。
先生が一緒に歩いている人に、「同じ道を選らばない」「好奇心旺盛、いつも笑顔で歩いている」88歳の男性がいるそうです。また、女性の最高齢は84歳。
「ウォーキングではストレスをためない、続けることが大事だ」ということです。一応、ここで解散に(11:00)。メンバーの大半は京成大久保駅まで再び歩きます。
花咲地区は、迷路のようになっていて、ハトちゃんも何度か迷ったことが あるほど、道が狭く、家が密集しています。先生の案内で、最も近い道を通って、勤労会館横の整備中の道に出て、左手に勤労会館、中央公園(パークゴルフ場はプレイヤーで賑わっていました)が望めます。真っ直ぐ進んで、京成大久保駅南口ロータリー広場前へ〔歩行距離、7km〕(11:18)。
帰宅後、雨が強くなったので、午前中を有効に歩いた半日になりました。
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