「ゆうほ21」で八ノ釜憩いの森から牧野庭園を歩く

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6月14日(火)曇り空の下、いつものように「京成船橋」駅に集まったメンバーは先生を含めて16人。西武池袋線で「大泉学園」駅に着いたのが11時。結構、スタート地点まで時間がかかりました。

駅で、トイレを済ませた後、いよいよスタート(11:10)。まず、北口300m付近の北野神社(11:14)へ。ここは、学問の神様、菅原道真を祭神としていて、境内にはムクロジ DSC03188.JPG(練馬の名木)の高木があり、実がこぼれて落ちていました。振ると、カタカタと音が鳴ります。記念に一つ拾って来ました。

次に、訪れたのが妙延寺(11:26)。日蓮宗のお寺。境内には趣きのある DSC03196.JPG山門。本堂は和風重層唐破風の鉄筋コンクリートの重厚な建物で、1965(昭和40)年の落成。また境内には樹齢400年という都保存樹指定の大イチョウが。

そこからしばらく歩いて、左折すると、東映大泉撮影所横の東映アニメーションギャラリー(11:45)に入りました。入口 DSC03199.JPGで手続きを済ませて、建物内にあるギャラリーに。廊下横の室内では、スタッフが製作のための仕事中。静かに入場すると、最近の「プリキュラ」「ワンピース」をはじめ、懐かしい「狼少年ケン」など、観ていて楽しくなる展示物がいっぱい。5mを超える「マジンガーZ」の巨大なモデルが部屋の中央に。世界一といわ DSC03201.JPGれる日本のアニメの原点がわかって、メンバーは指をさして「〇〇を見ていた」と、子どものような歓声が。ちょうど、12時になるので、隣の休憩室でアニメに囲まれ、長いソファーで昼食となりました。「今度は、孫を連れて来よう」といった話も出ました。

30分ほど休憩して、コースに戻り、東映大泉撮影所横を通ると、昼休みで社員が大勢出て来ました。かなり敷地が広いスタジオで、ヤクザ路線で有名になった「高倉健は死んだの?何歳?」とか青春映画の「本間千代子は可愛かった」「守屋浩を知っている」など、古い話になり、中高年一行は盛り上がりました。

今回のメインスポット「八ノ釜憩いの森」(12:39)の入口では、湧き水が出ていて、名前の由来も8 DSC03207.JPGヵ所の湧き水があったことから由来しています。雑木林の中を通って、白子川に沿って湧き水があり、ホタルを生育したり、鯉も泳いでいて、都内の川にしては、きれいな川だと感じました。

涼しい木立の中から、一転、環八道路の手前を歩く頃には、日差しが少し強くなってきて、汗ばむ状態。日傘をさすご婦人も。環八方面には向かわずに、びくに緑地内(12:45)から、遊水地、テニスグラウンドを眼下に見ながら、細い白子川沿いの道を進みます。

紫陽花をはじめ、いろいろの花が咲いているのを観ながら、「あれ、あれ」という人が。「そう、あれ」という返しに変に納得。年をとって来ると、日常よく出る言葉で、「あれでも通じてしまう」こともあって、       笑いが起こりました。みんな、思い当たる節があるんですね。

DSC03225.JPG外山橋を右折すると、前に教学院(13:00)が。1268年創建、真言宗智山派の古寺で、境内左手 DSC03219.JPG DSC03220.JPGに石造の閻魔・十王像。その向かいに珍しい石造の壇拏幢(だんだとう)(区登録文化財)があって、閻魔大王の善悪を審判する二つの首を模した杖がありました。

教学院を後にすること、1.3km(約20分)。のどの渇きを訴えていた

女性陣の要望に応えた神田先生が、小泉牧場 http://www.agriworld.or.jp/bokuzyo/gaiyo.html を紹介(13:30)。アイスクリームを食べることになり、立ち寄りました。ちょうど、校外授業の一環として、大泉小学校3年生の生徒さんが乳牛を DSC03228.JPG前に熱心に実体験・学習をしていました。二代目小泉興七さんの都心での酪農苦労話に聞き入りました。

今回の大震災での原発放射能について「臭いのあるものはその場はくさいけれど、無害。臭いの無いもの(放射能)は、将来に渡って、怖い危険(有害)」という話には、そのとおりだという感じでした。

その後、どの地方にもよくある名前の諏訪神社に立ち寄りました。境内には、稲荷神社もあり、稲荷大明神の赤いのぼりが多数あり。

さらに、歴史を訪ねて、寺社巡り。妙福寺(14:15)は、1282年創建され、千葉の下総中山法華経 DSC03235.JPG寺に対して「西の中山」と呼ばれていた日蓮宗の大寺。境内は広くて、境内には祖師堂、本堂、仁王門などがあり、祖師堂前には指をさして叫んでいる彫像が印象的。また、ちょうど植木職人が、さつきの剪定をしていました。

線路伝いに歩いて西武線の踏切(14:30)を渡って、名前が武蔵野市の井の頭(いのかしら)公園に似ている、大泉井頭(いがしら)公園(14:40)へ。湧き水があふれ出る?川と緑の美しさが特徴的な細長い公園です。コブシ、ソメイヨシノ、ケヤキ、トウカエデなど、豊かな樹木に囲まれています。 河岸遊歩道を進むと、白子川の水源池。 DSC03247.JPG生い茂ったマリモに似た藻や水草が生い茂り、湧き水も出ていました。公園内の、中でも、2本のマルバヤナギ(練 DSC03245.JPG 馬区文化財)の大木が、横に手を広げたように聳え立ち、1本の幹の根元には、子どもが座っていました。

最後のスポット「牧野記念庭園」(植物学者・故 牧野富太郎博士の自宅跡)(15:05)は、残念ながら火曜休園で中には入園できませんでしたが、園内には多数の植物が栽培され DSC03248.JPGていて、牧野博士のスケッチや標本、研究用具が展示されているそうです。別の機会に、入館したいと思います。

一つ一つのスポット間は、いつもより短いものの、ちょっと予定外の寄り道もあり、思っていた以上に時間がかかってしまいました。

アップダウンも無くて、歩行距離は7kmと楽でしたが、ゆっくりしたペースだったのでちょっと疲れました。その分、季節の花などを眺めて、いろいろな話題に花が咲きました。ハトちゃんが、自宅に着いたのは17時となり、あわてて、夕食の準備をする羽目に。

ゆうほ(友歩・遊歩)21」サークルでは、紅葉の石神井公園に続いて、練馬区の散策は2回目でしたが、新緑の中での寺社・公園めぐりと、小泉牧場での貴重な話や酪農の現状を知ることができた貴重なウォークでした。

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